そのあと-06-02




唐突に始まってしまった姉妹の共同生活。

それはなにより佐和子にとり驚愕の連続であった。
これまでも山中の別荘で数日間、一緒に過ごしてはいたのだが、そこにはロクに物が無く、だから気付きも
しなかったのだろうが、いかなる魂胆か、このアパートにはなぜか所謂サニタリー用品がそろっていたのだ。

そして、その身を案じ、先に入浴を勧めたアキ子がバスルームから出て来た時のスタイル。

タオルで頭髪を覆い、バスタオルは胸元から下を覆うその入浴後の定番の格好、だが、それはもはやどうやって
見ても、元男の子の姿態には見えぬのだ。
覆ったバスタオルの上からも見て取れるボディラインは佐和子や真由美ほどでは無いが、メリハリのきいた、
盛り上がった胸元に括れたウェスト、張り出したヒップと8の字ラインをくっきり表す明らかな女性体型。

更に湯上がりに上気したピンクの頬を含め、全身の艶やかな感じは実に健康的に火照っているのが良く判り、
姉である佐和子ですら、思わず見とれるほどであった。

そして、その姉の視線に気付いたアキ子は、その華奢な身体をくねらせながら小さく呟くのだが、、、、
「あぁ、、お姉様、、そんなに、見ないで、、、アキ子、、恥ずかしい、、、」
その姿態を少女化されてからも、もはや数え切れぬ程に交わり合い、裸身さえ見せ合っているにも拘わらず、
頬を染めて恥じらうその姿は、まさに少女そのものであった。

更に、その頬染めた美少女は、佐和子の傍らにあるボックスを示しながら声を掛ける。
「、、、あ、、あの、お姉様、、それ、、取って戴けますか?」
「、、、、え、、えぇ、、いいわよ、、はぃ、、、、ねぇ、、何?、、これ?」
アキ子に見惚れていた佐和子が、ドギマギしながらそれを渡しつつ、自分の狼狽を隠すかの様に問いかける。

するとそのアキ子の回答は、佐和子の思いもよらぬものであった。
「、、あ、、これは、、あ、の、、メイクセット、、です、、、」
「、、、?、、、えっ?、、、だって、、、」

アキ子の意表をついた答えに思わず問い直す佐和子。
もちろん、佐和子とて年頃の少女である。
人並みにメイクはするのだが、正直なところあまり熱心ではないのが実際であった。
そんな佐和子にとって、就寝前にメイクをするというのは、聞いた事はあるのだが、実際にする人がいるとは、
それがまさか、自分の妹、、いや、弟だとは想像の外にあることであった、、、

そんな戸惑う佐和子の視線の先、恥じ入るかの様に弁解をするアキ子。
「、、え、、えぇ、、その、寝る前にも、そのスキンケアは必要だからって、、だから、、そ、の、、」
そう、それもまた、和美達に拉致されている間、強制少女化の過程で、厳しく命じられた事の1つであった。

その弛まない手入れの結果、もとから少年らしからぬ奇麗な素肌をしていた昭夫の素肌は、触る感触は
触れた指先が蕩けそうな程にシットリ感に溢れた肌理細かい極上のものとなっていたのである。

そして、その変化の過程は、昭夫の内心にも驚くべき変化をもたらしている。
日々変わって行く自分の素肌の変わり様に、いつしかそれを受け入れている自分、、、、
『だれだって、ザラザラの素肌よりスベスベの素肌の方が好きよねぇ、、、』
そんな由佳達の嘲笑まじりの説得に、思わず同意してしまった昭夫は、次第に自分の素肌が美肌となっていく
過程にのめり込み、遂にはそれをせずにはいられなくなってしまったのだ。

そして、呆然と佐和子が見つめる中、受け取ったボックス内の化粧セットを、何の躊躇も無く手にとって、
準備したアキ子は小さなリビングに置かれたテーブルにつくと、驚く程自然にそれを開き、
なんと顔だけでなく、全身の手入れを始めたのだ。

その化粧水やら乳液やら、そして佐和子は使った事すら無いローションやらオイル、更には聞いたことすら
無いメーカーのサプリまでも、その使い方も実に手慣れた仕草で手入れをしていくアキ子であり、
それは正直、あまりそちらに熱心でなかった佐和子より、遥かに手慣れている感じであったのだ。

いったいこの一カ月の間、昭夫、いや、アキ子に何があったのか、とその美少女を呆然と見つめ続ける佐和子。
そんな姉に向け、ごく自然に入浴を勧めるアキ子は、まさに産まれながらの少女そのものであった。

「、、、、、お姉様、、御風呂、、どうぞ、、サッパリしますわ、、、」
どこまでも物腰柔らかく、丁寧な口調で女言葉を自然に口にするアキ子。
「、、、えぇ、、そ、う、ね、、、」

そうして、釈然としないまま、入浴を終えた佐和子であったが、未だリビングではバスタオル一枚のアキ子が
佇んでいた。

いくら陽気が良いとはいっても、いつまでもそんな格好では風邪を引いてしまう。
そう思い、声を掛け様とした佐和子に先んじて、アキ子が口を開いた。

「、、あ、、あの、、お姉様、、お、、お着替え、、貸して戴けますか?」
その提案に思わず絶句する佐和子。

そんなのだ、、、、、突然に連れてこられたこのアパート。
どういう意図かは不明だが、なぜか佐和子の衣装はほぼ完璧に自宅から運ばれているのだが、昭夫の物は
何一つ見当たらなかったのである。

何一つ、そう、つまり、下着すら無い事に気づいた姉妹は、思わず、耳まで真っ赤になって恥じらい合う。
『、、そ、、そんな、、で、も、、だって、、、、あぁ、、どうすれば、、、』
まさか、弟へ自分の下着を貸す等と言う、変態じみた行為をするとは思わなかった佐和子が絶句する間にも、
「クシュンッ!!」
とばかりに可愛いクシャミをしてしまうアキ子。

このままではホントにアキ子が風邪を引いてしまう、、、、、
『、、しかたない、わ、、しかたないのよ、、アキ子の為、、アキ子の為なんだから、、、』
そう自分に言い聞かせた佐和子は、タンスから愛用のショーツ、そして予備のパジャマを取り出して手渡す。
「、、ご、、ごめんなさい、気付かなくて、、はぃ、どうぞ、、、、」
懸命に何でもない風を装いながらも、実の弟にパジャマどころか下着まで貸すのだから、佐和子の笑顔が
強ばるのは仕方が無い。

そして、恥じらいながらそれを受け取り、着替える為に洗面所へ向かうアキ子がそれを纏って戻るのだが、、、
その女性用パジャマを着用したアキ子のあまりの自然さに、やはり絶句してしまう佐和子であった。

そんな佐和子の視線の先、姉のパジャマに身を包んだ美少女は、恥ずかしそうに身体をよじりながら呟く。
「、、、あ、、あんまり、、見ないで、、お姉様、、アキ子、恥ずかしい、、、」
その可憐な仕草は、実の姉である佐和子でさえ、見ているだけで何か妖しいモノを覚える程である。
だが、そのモジモジするポーズで両手が不自然に前を抑えているのに気付いた佐和子は、その妖しいトキメキを
抑える事が出来なかった。

「、、、、、うふふ、アキ子ったら、、、なんで、そこ、抑えてるの、、、、、、」
それは口にした自分が驚くほどの口調であったが、自ら口にしたその言葉は佐和子自身に妖しい感情を
更にかき立ててしまう。

「、、、ねぇ、、その可愛いお手々、ちょっとどかしてくれないかしら、、、、」
「、、、、、えっ!?、、、、そ、そんな、、だって、、、、、、、、、、、、、、は、、、は、ぃ、、」
敬愛する姉からの突然のその手の台詞に一瞬たじろぐアキ子。
そこを剥き出しにしたら、、、、、、

しかしこの一カ月の間に受けた調教、、いや、、洗脳に等しい行為はアキ子の持っていた潜在的なマゾ属性を
完全に開花させ、例え相手が誰であれ、その恥辱の命令に逆らう事など出来なくなっていたのだ。

「、、、、、、あぁ、、恥ずかしい、、お姉様、、見ないで、、見ないで下さい、、、」
その部分から両手を離したアキ子は、思わず手のひらで自身の顔を覆ってしまう。
すると、その剥き出しになったパジャマの股間は、少女にはありえないほどの盛り上がりを見せていたのだ。

いや、盛り上がりどころではない、、、、そのまさにペットボトル並に整形された極太のモノは、驚くべき
事に、その先端をパジャマの腰の部分からハミ出す程であったのだ。
『、、ス、スゴい、なんて、大きさ、なの、、、』
何度見ても、その目を疑うばかりの巨大な魁偉の凄まじさに息を飲む佐和子、、、、
しかも、それが自身のパジャマを着ている華奢で可憐な美少女の股間から飛び出していると言う事実。

そして、そんな無様な自分を思えば思うほど、すっかりマゾに調教されたその美少女のモノは激しく
イキリ勃ち、先端の鈴口からはピュルピュルと先走りが溢れる程であった。

そんなアキ子に、自分の妖しい感情を抑える事が出来なくなった佐和子は、その母譲りの典雅な美貌に
悪戯っぽい笑みを浮かべると、こう囁いた。
「、、、うふふふ、、、アキ子ったら、、そんなに可愛いのに、、こんなに、シちゃって、、、シたいの?」
敬愛する姉の口から飛び出した、その手の台詞。
それは当の佐和子ですら気付かなかった、自らの内にあるS属性の現れであった。

そして、完全にM属性を開花させたアキ子は、そんな自分を嬲るかの様な姉の台詞にいよいよ興奮していく。
「、、、、あぁ、、姉様、、佐和子お姉様、、、、アキ子、、アキ子、、シたい、です、、シたいですぅ、、」
明らか自分に酔っている感じでウットリと囁くアキ子。
するとそれと同じく、新たな自分を発見した佐和子もまた、自身に酔いしれてアキ子に囁く。

「、、、うふふふ、、でも、、今日はだぁーーめぇっ、、だって、明日から新しいお仕事なのよ、、
 それに今日はもぅ、御風呂入っちゃったしぃ、、」
「、、、あぁ、、そ、そんな、、そんなぁ、、、アキ子、、アキ子、、このままじゃ、、あぁぁ、、」
姉の攣れない台詞に、まさにその身を狂わさんばかりにして訴えるアキ子。

そんな妹の媚態に近寄った佐和子は、その背後からペロンとばかりにおもむろにパジャマの下とショーツを
引き下ろしてしまった。
その途端、ブルンッとばかり現れた巨大な魁偉。
そして、そのままアキ子を洗面所へ連れて行くと、そのほっそりとした両手を握り、アキ子の胸元と股間へ
誘い、やんわりと宛てがう。

「なら、ほら、こうして、自分でスればいぃわ、、ほら、鏡を見て、、あんなに可愛い女の子がいるわよ。」
その姉の言葉に従って、正面を見たアキ子は、そこに自身がいるにも拘わらず、その可憐な美少女に思わず
見とれてしまう。

そして、欲望の命ずるまま、ヤワヤワと小振りではあるが、形の良い美乳を揉み回し、巨大な魁偉を夢中で
シごくアキ子が、多量の精を洗面台に放ったのはそのすぐ後であった。

まさに自分をオカズに手コキでイッたアキ子が荒い息を整える傍ら、佐和子は自ら発見した新しい感覚に
戸惑いながら、アキ子に命じるのだった。

「うふふ、すごく、いっぱいダしたわねぇ、、さぁ、スッキリしたでしょうから、お休みしましょ。」
「あ、あと、お部屋が狭いからお布団は隣通しでも、エッチはダメよ、、、シたかったら、そぉやって
 1人でヌく事、、、判ったかしら、、、アキ子ちゃん。」
「、、、、は、、は、ぃ、、お姉様、、、、」

和美達に拉致され、改造された一カ月間、しばしば命じられていた禁欲に比べれば、自慰が許されている
だけ、ましである。
だが、なにより、今のアキ子は、自身が暗黙の内に認めてしまった上位者からの命令に、逆らう事など
とても考えられぬほど、被虐の感覚が心の奥底にまで刻み込まれてしまっているのであった。

そうした仲良く就寝する姉妹であったが、ぐっすりと寝入る姉の傍ら、横たわる妹は内心の欲情を
押さえ切れずに、枕元に置かれたティッシュボックスから何枚かのティッシュを抜き取り、布団の中に
配置すると、モゾモゾと淫らな1人遊びを続けている。

やがて何度か放出し、ようやく煩悩の炎が静まったのか静かな寝息をたて始めるアキ子であった。






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