4-16
少女たちのパシリとして、心身共に調教が進むマサミ。
もしかしたら、今暫くはそんな日々が続いたのかもしれない。
だが、転機は意外にも早く訪れた。
いつもの様に、もはや日課となったエロ衣装での羞恥プレイの為、マサミが少女たちと街を徘徊していると、そこに
偶然(?)にも車で通りかかる京子がいきなり声を掛けて来たのだ。
「あら、お久しぶり、マサミさん、、、どぅ、、お元気してる?」
すると、その突然現れたグループの最上位者の発言に、少女たちも緊張の面持ちで最敬礼しながら、自らの成果を見せるべく
哀れな(元)熟女を披露するのであった。
「あっ!!、京子さんっ、お久しぶりですっ!!、はぃ!!、そりゃもぅ、しっかり仕込んでますから、おぃ、マサミ、
ちゃんと挨拶しなっ、、こんどヘタ打ったら、、、判ってんだろうね、、、、、、」
年端もいかぬ少女たちからの呼び捨ての命令も、もはや数え切れぬほどにされているマサミは、かつての威厳ある
元理事長とは別人の様な怯えた瞳で、周囲を伺いながらも、おずおずと挨拶を始めるのだった。
「お、お久しぶりです、、京子お姉さま、、、マサミは、、このお姉様達の教育の御陰で、」
「、?、、、ん?!、、、!!!、、あんた、ちょっと顔よく見せて?」
取るに足らぬ整形美女の挨拶など、もはや真面に聞く気すらない京子は、その折檻に怯えて懸命に言葉を綴るマサミの言葉を
あっさりと遮り、突然にマサミにそう声を掛ける。
そのあまりに唐突な内容の命令に訝しむマサミであるが、それを聞いた周囲の少女たちは一様に悪戯っぽそうな表情を浮かべて、
互いに視線を交わし合う。
そして、その理由はマサミの顔をまじまじと見つめた京子の次の言葉でようやく明らかになった。
「、、、、、!!!!、、、なによ、あんた、すっかりおバさん顔に戻ってるじゃないのよっ!!」
「、、、あ〜〜ぁっ、、、京子姐さん、、、バラしちゃぁ、まずぃっすよぉ、、、せっかくウチらがここまでこいつに
老けた事、気付かせない様に色々苦労してきたのにぃ、、、」
『キャハハハハッッッ!!!』
一斉に笑い出す京子も含めた周囲の女性たち。
だが、その主役たるマサミは一瞬、言われた言葉の意味が判らずただ痴呆の様にポカンとしたままであった。
『おバさん顔』『老けた』、、、、
『、、、な、何、、、何を言ってるの、、、、、そんな、、訳、、、ないじゃなぃ、、、、私は、、、、???』
そう、、、決して望んだ訳ではないのだが、今の自分は極端な全身美容整形と皮膚再生の手術を受け、いまや30代どころか、
20代で通る程の容姿となっているのだ。
こうして、見下ろす自分の腕や手元、更には自らの足元すら見えぬ程に巨大にされてしまった乳房の谷間もそんな徴候などは
微塵も見られない。
しかし、、、、顔、、は、、、、、、そ、ぅ、、思えば、、、過酷な調教生活の中、その全てを支配されているマサミは
まるでいつぞやの整形の時の様に、久しく自分の顔を鏡などで確認してはいなかったのだ。
『、、、、!!!、、、ま、、、ま、さか、、、、そ、、、そんな、、、、』
最悪な位の不吉な予感に襲われてしまうマサミ。
だが、確かめずにはいられぬのもまた、哀しい『女の性』であったのかもしれない。
おそるおそる、京子の乗る車の窓ガラスを覗き込んだマサミ、、、、、、、
「、、、、?、、???、、、!?!?!?、、!!!、、あ、あぁ、、、、そ、、、そんな、、、そんなぁ、、、、」
そこに写る過酷な現実を目の当たりにしたマサミは、もはやそこが天下の往来であることすら忘れ、惨めに腰でも抜かしたかの
様に路上へとへたり込んでしまうしかなかった。
そう、、、そこ、ガラスに写った我が顔は、ゴミ屋敷での過酷な生活で、せっかくの若返りがすっかり劣化してしまった
老け顔のおバさんであったのだ。
「あわわわわわっっっ、、、ひっ、、ひぃ〜〜〜〜っっ、、、い、、イヤよ、、こんなの、、いやぁ〜〜〜っっ!!」
現実を受け入れられず無様にも両手で顔面を覆い、ただ惨めに悲鳴を上げる事しか出来ない哀れなマサミ。
そんな哀れな整形(元)熟女に冷たく解説を下す京子。
「まぁ、しようがないわよねぇ、、、あなたも日頃のスキンケアとかの大切さ、知ってるでしょ、それもしないで
たぁ〜だ、アヘアヘ毎日悶え泣いてるだけじゃ、あっというまにおバさん、まっしぐらよ。」
だが、その冷静な指摘も、哀れなマサミの心を抉るだけであり、もはや場所もわきまえず無様に泣き崩れるしかないマサミ。
だが、その反抗のそぶりのカケラも見せぬ無様な姿は、京子をはじめとする周囲の女性たちの心理に何がしかの納得を
与えた様であり、意外な助け舟が京子から出されたのはその時であった。
「ふぅ〜〜〜ん、、、あんた、すっかり可愛らしくなったじゃないの、、、、、、どぉ、、改めて聞くけど、、、
捨男の『お嫁さん』にならない?」
「それに、あんたは知らないと思うけど、あの子、ホントは好きな女には優しいわよ、、ちょっと『激しい』けど、、、、」
一番大事な箇所を『ちょっと』の一言でスルーした京子は、次に女性ならではの泣き所を責める。
「それに、やっぱり『女』は『生身の男』に抱かれるのが一番の若返り、アンチエイジングよ、あなただって十分知ってるでしょ。」
その言葉に、かつて学園で味わされた似たような経験を思い出さずにはいられないマサミであった。
そう、、あの時も、一時的に若い男子との狂おしいまでもの絶頂を伴った激しい性交の後、一時的にそれを絶たれて見る間に
劣化してしまった自分の素肌が、再び性行為を開始すると共に、まさにウソの様に復活したのだった。
そんな些細な事までもが、京子に知られていると言う驚愕の事実より、今のマサミにはその失われた『若さ』を取り戻したいと言う
希望、いや欲望しかもはや意識に無かった。
だが、それでも、あの無限に続くかの様な、悶絶絶頂地獄の苦しさは未だマサミの身体に刻み込まれており、『嫁』の選択を
素直に選ぶには躊躇わざるを得ない。
だが、その揺れる心理の隙間を狙うかの様に、妖しい笑みと共にマサミへ告げる京子である。
「うふふふ、心配してるのね、大丈夫よ、この間は初対面だったから、捨男もちょっとはしゃいだけど、もう平気。」
「それに、さっきも言ったでしょ、あの子ホントは優しいのよ、だからあなたが素直に可愛らしく
『私をあなたのお嫁さんにして下さい』って言えばもぅ、イチコロよ、、、って、、、コラ、そこの小ギャル、笑わない。」
身体は整形効果でムッチリダイナマイトエロボディでありながら、かつての美貌も美容整形が劣化して、すっかりおバさん顔の
マサミにおよそ似合わぬその台詞に、思わず失笑する少女たちを軽く睨む京子。
だが、再び若さを取り戻せるならば、とその甘い囁きの誘惑に負けてしまったのか、おずおずと京子に尋ねるマサミ。
しかし、もはや、その卑屈に媚びを売るかの如き様相からは、かつての凛としてセレブな(元)熟女としての面影など
カケラも残されてはいなかった。
「、、ほ、、本当で、しょうか、、、本当に、か、、可愛く、、すれば、、、酷いことは、、、、」
すると、それを聞いた京子もまた、内心で失笑しながらも大真面目で受け答えし、今後の方針を確定してしまう。
「えぇ、ほんと、ほんと、じゃぁそれで良いわね。だったら、さっそく素直に私やその子達に挨拶してご覧。」
あっさりと決定してしまったマサミの『嫁入り』とそのどさくさに紛れて、その本性を探るかの様な事を言う京子。
だが、そのさりげない言葉にもあっけないくらいに期待通りの言動をするマサミは、もはや心身共に惨めな性奴隷への
道を歩み始めた様であった。
そう、白昼の天下の往来、周囲にはごく普通の人々も行き交う中、もはや何の躊躇いもなく直接アスファルトの上に平伏、
無様極まりない土下座を行い、恭しく京子だけでなく、子供の様な少女たちにもマサミは丁寧に挨拶をし始めたのだ。
「こ、この度は、私の様なものを捨男様の、よ、嫁に選んで下さり、、、か、、感謝の言葉もございません、、、
マサミは、、、誠心誠意、、す、捨男様に、、尽くしますので、、、、どうか、、、宜しくお願い致します。」
「み、、皆様の、、、ご指導の御陰で、、、マサミは、、お、お嫁に行くことが、出来ます、、、
ほ、、本当に、ありがとうございました、、、、」
その、惨めな奴隷宣言の様な挨拶と平伏、それの全てが周囲の少女たちが一斉に取り出した携帯でバシャバシャと撮影されていく。
それは、興味本位で周囲にいつの間にか発生していた野次馬達にも伝染し、いつしか無制限な撮影大会の様相を呈してきたのだが、
寛大な京子達は、それらを咎め様ともせず、その無様なマサミの言動は、数え切れぬ人々の記録媒体の中に保存されていく。
だが、その無数のフラッシュを浴びるマサミの表情は、もはやどこか陶然とした面持ちであり、その瞳に浮かぶのも
妖しい自虐の悦びの色であるのは言うまでも無い事であった。
『、、、あぁ、、、こんな、場所で、、こんな無様なことを、、して、、、、、、それを、、撮影されてる、、、、
大勢の人に、、、、見られちゃうのね、、、、、いぃわ、、、もぅ、、どうでも、、良いの、、、、
見れば良いのよ、、、こんな、、惨めな私、、、無様なマサミを、、、、』
そして、マサミの新たな日々がまた始まろうとしていた・
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