第四章 知らされた真実 01 

その寄り道を経て、帰宅した景子であったが、その姿は先程からは一転し、見た感じでは全くいつもと
変わらずにいるように見える。

だが、その瞳の奥底で燃え上がり続ける妖しい光り以外は、、、、、
しかし、もはや愛しくも逞しい『男性』との愛の生活で満たされている佳代の濁った瞳では、そんな事まで
見抜ける筈もなかった。

そして、また、夕食の後、景子に(形ばかりの)謝罪をし、褥へとかおると共に向かう佳代。
それが最後の平穏(?)な交わりになる共に気付かずに、、、、、、、

やがて、いつもの様に、もはや躊躇う事さえ無くなった、淫らな悶え声が邸内を満たしていく。
だが、その嬌声を聞きながら、その端正な美貌をまさに能面の如き無表情な顔で凍らせながら、景子は
寝室ではなく、一人リビングにいた。

そして、はしたない位に絶頂を告げる佳代の黄色い声が途切れたと同時に、すっくと立ち上がり、
2階に向かった景子は、ゆっくりとその若夫婦の寝室の扉を開き、ゆっくりと中へ入っていく。



「はぁ、はぁっ、はぁっ、、あぁん、、かおるぅ、ス、テキ、よぉ、、はぁぁ〜〜、、、、」
今、自分の目の前、寝室のベッドの上、見るからに寝乱れた姿で横たわる全裸の熟女がいた、、、、、、
その女性は、整った知性的な美貌を持ち、本当の年齢など信じられぬ程に若々しい、恵まれた身体、そして
なによりも、思いやりに満ち、身寄りのいなくなった自分を心底から案じてくれた女性であった。

そして、自分は、その女性の子供と導かれるかの様に出会い、愛を育み、やがて結婚、、、、
名実ともにその女性、、、かつて憧憬の眼差しで仰ぎ見た美貌の熟女の娘となる筈であったのだ、、、、、

だが、今、そこにいるのは、、、ムッとする青臭い精臭の満ちた寝室に相応しい、房事の跡もそのままな
まるでそこらの商売女の仕事後の様な狂態をそのまま残す、まさに年若い男の身体の虜にされ、卑猥な性交の
悦びに、その身全てを捧げている無様な年増女でしかなかった、、、、、、

そう、、、かつて義母と呼んだ女性の正体がそれであったのだ、、、、、、

淫らな肉の悦びを求めるだけの為に、事もあろうに自分の産んだ実の息子とさえ交わる変態女、春川佳代。
そして、自分の過失のせいで、まさに償い切れぬ過ちをしたと思い、事もあろうにそんな『変態女』に
屈服してしまった自分、、、、、、

だが、、、、知らされた事実は、あまりにも衝撃的な内容であった、、、、、
その過失、、、その全てが偽りのものであったのだ、、、、、、
いったぃ、、いったぃ、この数週間、、自分の堪えてきた事、、は、、、なにの為だったのだ、、、、

許せない、、、、絶対に許せなかった、、、、、、、

その暗い決意を胸に、かつて自分が安らぎの場所と思っていたベッドに横たわる佳代を冷たく見下ろす景子。
激しい絶頂からようやく少しずつ回復してきた佳代は、そんな景子の変貌にも気付かず、ようやく落ち着きを
見せ始めた荒い息の合間に、やっと顔を上げ、傍らの人影に気付いた。

すると、、、、、
「、、、、お義母様、、、お楽しみのところ申し訳ありませんが、少し、お話がございます。」
「!?!?、、え、、☆★☆★☆★ッッッ!!!」
その慇懃無礼な口調で告げる景子に向け、返事をしかけた佳代へいきなりスタンガンを当てる景子。
すると、その強烈な電撃で、まさに疲労困憊であった身体とは思えぬ程に、激しい痙攣を起こした佳代は、
景子がスイッチを切ると同時に自分までスイッチを切られたかの様に、ぐったりとベッドの上で完全に、
その身体を弛緩させてしまう。

そして、そんな惨劇にも気付かず、傍らに横たわるかおるに、佳代の振りで声を掛けた景子は、その熟女の
身体を別室へと運び込んでしまった。
「あぁ、かおるさん、私、汗かいたのでシャワーを浴びてきます。お疲れでしょ、先に休んでて下さいな。」
「?、、、え!?、、う、ん、、、、じゃぁ、、、、う、、ん、、、」
なぜだか、突然にそんな事を言う『景子』に、多少の違和感を覚えたかおるであるが、なんであろう、、、、
妙に逆らってはいけない様な雰囲気を感じ、素直に従ってしまったのだ、、、その後の母の運命も知らず、、、



そして、別室へと佳代を運び込んだ景子の動きは素早かった。
グッタリと弛緩する佳代を大きなひじ掛けソファへ乗せ、これでもかと言う位に極端なMの字開脚をさせる。
更には、そのポーズで全身を厳重に拘束し、最後にその弛緩した口元にボールギャグをねじ込み塞いでしまう。

電撃で身体の自由はきかぬものの、次第に意識がはっきりしてきた佳代は、その自分に向けて電撃やら拘束
やらを、まさにテキパキと行っている人物が、かのアラフォーコンビではない、景子である事に気付くと、
思わず驚愕の眼差しを向け、塞がれた口元からくぐっもったウメキ声を上げずにはいられなかった。
「んむぅう〜〜〜〜〜っ、、んぐぅ〜〜〜〜〜っっ!!」
『!?、、な、、なに、景子さん、、ど、うしたの、ま、また、、あの2人の、命令なの、、そうなの?』

そう、、、命じられたとはいえ、決して自ら望んでなった関係ではない自分と息子、、、、、、
だが、今になって突然に、景子が自分を攻撃する事の突然さに、不自然さを覚えた佳代が、その理由を
かのアラフォーコンビに求めたのは、やはりごく普通であったのかもしれない。

しかし、、まるでそんな佳代の心の言葉が聞こえでもするかの様に、あっさりとその疑問に答える景子。
「あら『景子』さん、どうしたの?そんな驚いたお顔して、あぁっ言っときますが、これ命令じゃありません。
 間違いなく、私自身の意識ですわ、エッチな新妻の『景子』さん、、、、、」

そう告げた景子の声、そしてそう言いながら自分を見つめるその瞳に、なにやらただならぬものを感じる佳代。
なによりも、自分に向け『景子』とは、いったい何のつもりなのだ、、、、
景子は自分、私は佳代であり、『景子』の振りをしているのは、ほんのしばしの間だけであり、
なによりも、あのコンビに命じられた、仕方なくやっている事など、景子も承知(?)していた筈ではないか。

しかし、そんな佳代の疑問に全く答える気が無いのか、突然にノートパソコンを取り出した景子が、PCを
操作、みればなにやら動画ファイルを再生するらしい。

そして、再生が始まった画面を拡大し、無言のまま佳代の目の前に突き付ける景子。
訝しむ佳代の目の前で始まった再生画面を、仕方なく見つめる佳代であった。

見れば、それは自分の家の庭、そして駐車場を映している画面ではないか。
これにいったい何の意味が、、、、これを見せて、いったい何が言いたいのか、、、、

すると、画面奥から、他でもない自分が現れたではないか。そして、写っている自分はなにか大荷物を抱え、
フラフラと危なっかしく歩いている。
すると、足元が見えぬのか、つい、不自然に置いてあった植木鉢を蹴って割ってしまう自分。
なぜだか、音声が伴わない画像だけの動画なので、よくは判らぬがそれに気付いた画面内の自分が、慌てて
その思いの外飛び散った破片を片付け始めている。

そして、それを片付け終えた自分は、そのまま荷物を持って移動してしまうのだが、そこで意図的に画面は
ある部分をズームして拡大していく。
すると、佳代は気付かなかったのだが、そこには、画面を通してもはっきりと判る位に鋭い破片、
それもその尖った部分を上にした形のものが、駐車場の出口側に片付け忘れていたのが映し出されたのだ。

それから、再び、駐車場全景の様子へと画面は縮小され、そんな全体の画像の端から現れたのはかおる、そして
景子であった。

だが、かおるは全く目も耳も問題なく、声は聞こえぬが、明るく景子と笑い合いながら車へと乗り込んでいく。
そう、、、それはつまり、、、この映像が、あの事故の、、、、あの全てを変えてしまった忌まわしい事故の
そのまさに直前のものであった事を意味している、、、、、

そう、その直前にあった『こと』、、、、、、、、、
当の本人すら忘れていた『こと』、、、、、、、、、

だが、、、その、、、、真の意味に気付いた佳代は、次第に身体に震えが始まるのを抑える事が出来なかった。
当初は、懸命にそれを取り繕おうとして、なんとか成功していた様ではあるのだが、やはりその心の底からの
恐怖に、生来が内向的な性格である佳代が堪える続ける事など出来はしないのであった。

更に、その端正な美貌は、先程までの房事による興奮で真っ赤になっていたものであったが、それが
あっと言う間に、蒼白、どころか血色を失い、土気色にすら見える有り様ではないか。

そんな佳代の様子を見るだけで、もはや真意は明らかなのではあるのだが、最後に念のため(?)あえて
言葉による確認を行う景子。
そう、、、それは景子が、かつて『お義母様』と呼び尊敬し、憧れた女性への最後の情け(?)だったのかも
しれない。

「お義母様、、、『最後』に一つだけお聞きしますわ、、、、、、、、、、割りましたか?」
その余分な単語を省いた、ただの一言の質問に、思わず弾かれた様に景子を見つめてしまう佳代。

しかし、その答えがもたらすあまりにも重大な結果に、そしてなによりも見つめた景子の自分を見る瞳の
冷たさに、思わず固まってしまう。
そう、、、、、ここでご普通の世間擦れした大人であれば、夢中になって否定するであろう。
人によっては、『あんなのでっち上げの捏造だ』位は強弁さえするであろう。

だが、、、、、やはり根っからの(元)箱入り娘であり、ろくに社会の揉まれた事の無い佳代にとり、
そんな反応はとても出来ない選択であり、つい、力無く瞳を逸らし、再び顔を背けてしまうと言う、あまりに
ある意味判り易い答えを示してしまったのである。

そう、、そして、それは景子にとっても、重大な選択、ある意味『賭け』だったのだ。
その知らされた『ある事実』。
だがそれは確かにただの『映像』であり、『画面の中の出来事』に過ぎない。
ここで、もし、佳代が言下に否定したならば、確かにそれ以上の追求は難しい。

そして、、、、なにより、、、『義母』とさえ呼んだ人なのだ、、、、、
『あんな事』が事実だなど、、、信じたくなかった、、、、むしろ、、『事実』だとしても、、、騙されて
いたかった、、、、、、、、、

しかし、そのあまりにも素直な佳代の反応が、その全てをなによりも能弁に語っていた、、、、、、、
そして、それを見た時、間違いなく、景子は自分の中で何かが大きく壊れる音を聞いてしまった。
更に、やはり同じ自分の中で、新たな何かが目覚めつつあることも、、、、、、、、、、

そして、一つ、大きな、本当に大きなため息をつく景子。
「、、、、、はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ、、、、、、」
その、まさに何かを吐き出すかの様な長いため息をついた景子は、それを終えた後、再び佳代に声を掛けるの
だが、それはまさに『冷徹』を具現化した様な冷たい言葉であり、それは項垂れた佳代が、思わず景子を
見つめ直す程のものであったのだ。

「ごめんなさいね、『景子』さん、私、あの日、植木鉢を落とした事、すっかり忘れてましたのよ。」
「でも『景子』さんってホント、偉いわっ、あの本当の原因が私の落とした植木鉢のせいなのに、それを自分の
 運転のせいだからって、かおるに尽くしてくれるなんて。」
「そぉねぇ、、もし、私だったら、、、私がその立場だったら、、、、、、」

そう言いながら佳代に近付いた景子は、ソファに拘束されたその目前に立ち、何事かを堪える様な素振りを
見せていたのだが、、、、、、
「私だったら、、、だったら、、、、、」
そして、眼下で拘束されたまま、未だ震えて脅える佳代を見て、内心のなにかが一気に爆発したかの様に
激高する景子は、いきなり素早いスィングでの平手打ちで佳代の頬を張り飛ばしてしまったのだ。

スパァーーーーーーンッ!!

その勢いは、それを受けた顔がほぼ真横を向く程の勢いであり、一瞬その衝撃、なによりも生まれて始めての
そんな直接的な暴力に、意識が空白となってしまう佳代。

更に、続けざまに、文字どおりの往復ビンタをお見舞いすると、その行動に、タガが外れてしまったのか、
それまでのまさに慇懃無礼を絵に書いた様な芝居染みた態度もかなぐり捨て、一気にまくし立てる景子。

「、、よ、よくも、騙して、騙して、私がどれだけ、惨めな、よくも、、泥棒猫はどっちよぉっ!!」
遂に激高し、一際大きく張り飛ばしつつ、まさにそれまで鬱憤を爆発させるかの様に大絶叫する景子であった。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、、、、、、、あら、、ごめんなさいね、、『景子』さん、、、つい、、
 でも、、、『景子』さんは、良い人だから、、自分がした罪の償いをちゃんとする人なのよね、、、、、」

その直接的な暴力で、多少感情のはけ口となったのか、少しは落ち着いた景子は、また元の不気味な位の
慇懃無礼な態度にもどり、あくまでも佳代を景子と見なして発言を続ける。

「うふ、でも、それだったらかおるさんの為に、『アソコ』をもっと鍛えて、気持ち良くさせて上げられる
 様にならないといけないわよねぇ、、、、、だから、私、良い考えがあるのよ、、、、」
そして、どこからか、唐突に生卵と大きなクリップを取り出した景子は、何物かの取り憑かれたかの様な
眼差しで、佳代の股間にしゃがみこむ。

「、、、、だから、、『ココ』、、、特訓しましょ、、、『景子』さん、、、、、」

ニュルン、、、、パッチィ〜ンッ x2
なんと、いきなり、佳代の割れ目に無理やりその卵を押し込むと、左右の陰唇をつまみ上げ、思い切り
それを塞いでクリップで挟み込んでしまったのである。

『★☆★☆★☆ッッッッ!!ギャァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!』
目の前に火花が散るとは、まさにこのことであろう、、、、、、、、
突然に陰部を襲う激痛に、魂消る様な悲鳴を上げる佳代であったが、あいにくギャグの為、それは言葉にならず
僅かにくぐもった声が外に漏れるだけ。

「ンンンン〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!ンギィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
「うふ、良く飲み込めました、じゃぁもぅ夜も遅いし、私もお休みしますね、、『景子』さん、、、
 あぁ、あと、、明日の朝、ソレ、割れてないと、、うふ、ちょっと残念なコトになりますわよ。」
『じゃぁ、お休みなさい、景子さん。』
なんと、そう言いながら、その部屋を退去する景子の顔には笑顔さえ浮かんでいるではないか。

陰部の強烈な痛みに、もはや恥も外聞も無く、ポロポロと大粒の涙を流すしかない佳代は、ただ、その立ち去る
景子の後ろ姿に、届かぬ哀訴の悲鳴を上げるしかなかった。

『そ、そんな、割るなんて、、外して、お願い、景子さん、、そんな、待って、行かないで、、うそ、、
 お願い、、ねぇ、、待って、待ってぇ〜っ!!!!』

しかし、無情にもあっさりと立ち去った景子が扉を閉めると、そこには煌々と光る照明の下、無残な素っ裸で
ソファにMの字開脚させられ、更には陰部に卵まで押し込まれてクリップ責めにさせられている自分しか
いない。

その絶望的な状況に、ただ、悲鳴を上げる事しか出来ぬ哀れな佳代であった。



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