04−02  


あれから、、そう、、あの悪夢の様な日から既に数日、、、、、

ほぼ、毎日、太朗の家に寄っては夢中で『ゲーム』をし続ける二朗。
いつしか快楽に溺れてはいるものの、その悦びが覚めた時には、毎日注がれ続ける新鮮な大量の生ハメ中出しの精液での
近親妊娠の恐怖に脅える美咲。

『このままでは、、、このままでは、、ホントに、息子の子供を妊娠させられてしまう、、、』
そんな人倫に反する結果に脅える美咲は、連日の淫行が何日か続いた後、破滅を覚悟で太朗に直訴した。

「、、、お、お願いよ、、こんなコト、こんなコト、決して許されないわ、、もし、、もし、も、ホントに、、、」
蒼白になりながら、太朗のマンションで哀願する美咲。
だが、当然、それこそが目的であり、その、禁断の妊娠に脅える美貌の未亡人の姿を、屈折した感情で眺め
胸踊らせる太朗が、何を言うかは明らかであろう。

「えぇ〜〜、そんなぁ、あんなに二朗が楽しみにしてるんだから、『妊娠』したら産めば良いだけじゃなぃの。」
「!!!!!、、そ、そんなコト、出来る訳無いでしょっ!!、そ、、それに、私は、誰とも、、誰とも、結婚だって、、、」
意図的にあっさりと、その禁忌を犯す行為へ平然と促す太朗の言葉に、思わず激高して反論する美咲。

そして、その美咲の反論の際の意外な言葉の意味を察した(?)太朗は、それを敢えて明言してしまう。
「?、!?、あぁっ、そぉかぁ、そぅだよねぇ、二朗はあくまでも『ゲーム』をしてるだけだもんねぇ、、、」
「それなのに、結婚もしていないママが『偶然』にもお腹が大きくなって来たら、そりゃ、不自然だよねぇ。」
その、あからさまな嘲笑の意味を込めた露骨な表現に、思わず真っ赤になって、更に口ごもってしまう美咲。

「、、、、そ、そぅよ、そんな、そんなコトに、なったら、、、いったぃ、、なんて、説明を、すれば、、、」
だが、そんな途方に暮れる美咲の戸惑いを、一気に解決(?)してしまう提案を太朗が提示したのである。

「あぁ、だったら、簡単だよ、美咲さんと二朗が『リアル』でもエッチをしてしまえば良いのさ。」
「、、、、?、、、えっ!?、、、、??」
そんな、あまりにあっさりと、言い放つ太朗の言葉に、その真意を掴みかねる美咲であるが、更に露骨に、
より、判り易い言葉に言い直された表現で再び言われると、反射的に言い返してしまう。

「だから、美咲さんが家で、ホントに二朗を誘うのさ、『ねぇ、二朗、ママと赤ちゃん作りましょ』って。」
「!?、!!、、そ、そんなコト、言える訳ないでしょぉっ!!」
しかし、そんな自らの思いつきに喜ぶ太朗は、更にトンでもないコトを口にする。

「そぉだぁ、そりゃ、良いやぁ、うんっ、よし、美里先輩にも電話して協力してもらぉぅっと、
 『ねぇ、二朗、ママとエッチしてよっ、ママに赤ちゃん産んでもらいましょぅよぉ』ってさ、えぇっと先輩の家の電話は、、」
そう、恐るべきコトを言いながら、取り出した携帯を操作し始める太朗。

そのあまりに突然な太朗の行動に、思わず呆然とする美咲をよそに、まさに喜々として敬愛(?)する先輩へ電話しようとする
太朗であったが、それに気付いた美咲が、慌ててそれを遮ろうとしたその時、携帯を見ながら太郎が更にトンでもない台詞を呟いた。

「、、、、んっ!?、待てよ、、、それなら美咲さんよりも美里先輩に二郎と『エッチ』してもらった方が確実かな?」
「?、、、??、、、!?!?、、、!!!!!!、、な、、、なんですってっ!?」
突然に太郎が言い出した台詞に、まさに愕然とするしかない美咲。
しかし、そんな呆然とする美咲を他所に、まさに美咲に聞かせる以外の何物でもない程、不自然に明瞭な独り言(?)を口にする太郎。

「そぉだよなぁ、『オバさん』の美咲さんよりも『若い』美里先輩の方が確実だよなぁぁ、、」
「それにぃ、、子供を二人も産んだ中古お○ンコよりも新品でピッチピチの処女お○ンコの方がぁ、きっと二郎だって
 『良い』と思うしなぁ、、、、、、、」
そこまで口にした太郎は、まさにわざとらしい以外の何物でもない仕草で、手元の携帯から視線を外し、傍らの美咲を眺める。

すると、そこには太郎が言い出した、あまりにトンでもない発言に、愕然としたあげく、棒立ちとなって硬直したままの美咲が、
虚ろな視線を宙に向けながら、なにやらブツブツと呟いていた。
「!!!、、、な、、、なんて、ことを、、、、なんて、、ヒドイ事を、、、、、、、あ、あんまりよ、、、あんまりだわ、、、、、、
 そ、、そんな、、、だ、、だって、、」

そんな美咲を目にした太郎は、更に決定的(?)な台詞をこれまた大きすぎる独り言(?)で呟く。
「まぁ、そうなったら、中年おバンよりピッチピチ女子高生に夢中になるのが当然だよなぁ、、、」

そのあまりと言えば、あんまりな台詞に思わず太郎へと向き直る美咲。
そして、そんなあざとい太郎の言葉に唆された美咲の脳裏に、なんとも不愉快な情景が浮かんでしまったのだ。

そう、、、そこには幸せそうな笑顔を浮かべた、自分の愛しい子供たち、美里と太郎が仲良く微笑み合いながら
リビングのソファへと座っている。

そして、、、、あぁ、、なんと言うことであろう、、その美里の下腹部は、見間違い様の無い程に、はっきりと
膨らんでいるのである、、、、、、そして、それをこれ以上に無い程に幸福そうな笑顔を浮かべながら、そっと
撫でさする美里、、、、そして、太郎、、、、、

それは、まさに新妻と夫以外に何物でもない、若いカップルの光景であった、、、、

そんな血の繋がった実の姉弟での近親妊娠を想像させる光景だけでも、ショックであるのに更に恐ろしいのが、
そんな二人の世話をしている自分の姿であった。

その光景の中、その若々しい2人の世話をする自分は、なんとも醜く老いさらばえ、子供たちから疎ましがら
ながらも、捨てられまいと懸命にひたすら家事をこなすだけの存在でしかなかったのである。

そう、、、その情景の中で、若さ溢れる女子高生の瑞々しい身体に夢中になっている二郎は、もはや
美咲になど全く興味を示してはいなくなっていたのだ、、、、

『、、そ、、そんな、、、あ、あんまりよ、、あんまりだわ、、、、ま、だ、、まだ、私だって、、、』
少女から大人の女性へと、日々変貌していく、まさにその人生の中、最も美しい時期を向かえている美里の、
眩しいばかりの成長、、、、それをかつての自分へと重ね、喜び以外の何物も感じなかった美咲で
あったのだが、悪辣な少年から、極端に歪んだ母子関係へと堕とされてしまっている、今の美咲には、
その成長が、浅ましくも悲しい『嫉妬』と『羨望』の対象としか思えなくなっていたのだ。

まだ、、、負けていない、、、自分だって、まだまだ、『女』として娘と張り合える、、、、、
それを示すには、、、それを証明するには、、、、、

そう、、もはや、そこに『母親』の姿は無かった、、、、、、
ただ、若い恋人を年下の美少女へと寝取られる事に脅える、惨めな中年女が居るだけであった、、、、
そんな嫉妬に狂う年増女の表情の変遷を面白そうに眺めていた太郎から、ある提案が出されたのはその時であった。

そして、しばしの沈黙の後、妖しく光る瞳で小さく、だが間違いなく頷く美咲がいた。


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