01−01

「それでは以上を持ちまして、、、、」
ガタン、、ガタガタンッ、、、
「ふぅっ、、、やっと終わったわ、、、」
今日は娘の通う高校の父母会であり、いよいよ3年生となった愛娘、美里もいよいよこれから一番大事な
時期ともあって、色々と議題もあったが、それもようやくに終わり、ほっと安堵の息をもらす美咲であった。

「さて、じゃ、帰ろぉかなぁ、、、」
『うぅーーーんっっ、、』とばかりに、長時間、椅子に座っていて凝った身体を解す様に伸びをする美咲。
その姿態は、とても高校三年生の長女を含め、2人も子供がいるとは思えぬ程に若々しい。
豊満な身体、特にその豊かなバストは伸びをした胸元から、今にもブラウスのボタンが飛び散りそうな程に
ボリューム満点であるし、更に迫力さえ感じる程の腰回りはさすが経産婦、と言ったところであろうか。

それでいて、生まれつき童顔であるその美貌は、今や、最近富みに美しさを増してきた愛娘の美里と並んで
歩くと必ずと言って良い程、姉妹に間違われる位に若々しいものであった。

そして、周囲の父母に挨拶をすると、その場を後にする美咲。
だが、そんな美咲を物陰から何げない風を装いながらも、監視する目があったのだ。

そう、、、それは入念にタイミングを図り、師弟の連携があって初めて完成する程の一瞬の出来事であった。
軽快な足取りで廊下を進み、エレベーターに乗り込んだ美咲。
一階に到着し、ドアが開くのを待ち、誰もいないのを確認して後、エレベーターから出ようとした瞬間、、、、
「!?、キャッ!!、、ッ!!!!!!!、、、、、、、、・・・・・・、、、、、、、」

そのエレベーターの開いた扉の陰に隠れていた太郎が、突然に美咲に向けてスタンガンを当てたのだ。
まさに強烈な電撃に弾かれ、悲鳴すら上げる暇も無く、一瞬にして崩れ落ちる美咲の身体を素早く抱き抱えた
太郎は、そのまま再びエレベーターへと乗り込み、[閉]のボタンを押して扉を閉める。

そして、先生から借りて来た操作パネルの鍵を使い、普段は閉じられているパネルを開けると、優先操作での
最上階直行へとしてしまう。

そうすれば、例え途中の階でエレベーターが呼ばれても無視、更に普段は行かない最上階へとだけ進むのだ。
それを何度も確認し、練習してはいたものの、やはりエレベーターの個室の中に失神した美女と2人だけの
太郎は気が気ではない。

しかし、練習(?)通りにエレベーターは最上階まで、どこにも停止せずに到着した。
そして、開いた扉の前にいたのは、、、、、、
「!!、、やったなぁっ!!、オィッ!!大成功だぞっ!!」
好色そのものと言った卑猥な笑みを浮かべながら、弟子(?)の快挙を喜ぶ師匠。
アニメ研究会顧問の先生、その人であった。

「は、はぃっ!!先生っ!!お、おれ、、オレ、頑張りましたっ!!」
いったい、何をどう頑張ったのかは不明であるが、美貌の未亡人を抱えながら、まさに喜色満面と言った
感じで応える太郎。

だが、いつまでもそのままではいられない。
なんと言っても、まだ学校の中にはいくらでも教職員、生徒などが残っているのだ。
「よし、さっ、続きだ、急げっ!!」「は、、はぃっ!!、先生っ!!」
そう声を掛け合った師弟コンビは、まさに完璧な程に息の合った動きを見せる。

美咲の上半身を抱き抱える太郎、そしてスラリと伸びたその両脚を持ち上げる教師により、
エレベーターから抱え出された美咲の身体は、そのまま、すぐその外に大きな段ボール箱の中に丁寧に
入れられてしまう。

その箱は外見は、普通の段ボール箱であるが、中はパイプ等で補強され、更にはマットの様な物で内張りまで
されている、まさに美咲をこの失神したまま運ぶ事だけを念頭に置いて、師弟で工夫(?)を重ねて準備した
ものであったのだ。

そうして、その中にしまい込まれた後は上ぶたを閉じれば全くと言って、その中身を想像する事は出来ない。
更には、あらかじめその箱自体が台車の上に乗せてあるのだから、移動も簡単なのである。

そうして、美しい人妻が収納された箱を再びエレベーターに乗せた師弟は、すかさず優先操作を解除して、
何食わぬ顔で下の階へとエレベーターを進めるのであった。

そして、目的の階で停止した後、全くの平静を装いながら、そのまま、台車を押し続ける太郎。
傍らの先生とも、あくまでも自然に振る舞って会話もしながら進むその姿は、途中、何人もの生徒と
すれ違っても、まさかにもその箱の中身が妙齢の女性である等とは誰にも気付かれない。

そうして、ようやくたどり着いたのは校舎の外れにある、アニメ研究会の部室であった。
台車共々2人して部室に入った後、ドアを閉め、更には念入りに施錠までしてから、、、、、、、
「!!やったぁぁっっ!!」「やっちまったぁぁっ!!」
と抑圧された鬱屈を爆発させる様な勢いで歓喜の叫び声を上げる師弟。

そして、震える指先で自分が運んで来た箱の上ぶたを恐る恐る開けて見ると、、、、、、、
そこには相変わらず、強烈な電撃で失神させられたままの美しい人妻が窮屈な姿勢のまま収められている。
そのとても2人の子持ちには見えぬ若々しい美貌と、熟れた姿態を目の当たりにし思わず生唾を飲み込む2人。

更にはその窮屈な箱に閉じ込められていたせいであろうか、モァッとばかりに濃厚な女性フェロモン特有の
香しい匂いが中からあふれ出すと、もはやそれだけで2人の獣の股間は激しいテント状態となっている。

「せ、先生、、お、おれ、、おれ、、もぉ、、が、我慢が、、我慢が、、、、」
「う、うん、判る、気持ちは判るが、、ここは我慢、我慢だぞ、、予定通りにするんだ、、な、太郎、、、」
気持ちばかり逸る生徒を、落ち着いた様子で窘める教師。
それだけを見れば、麗しい師弟愛と見えぬでもないが、状況はただの拉致監禁の犯罪人に過ぎぬ。

だが、確信犯の2人にとって、既にここまでで、どう弁解しようが許されぬ犯罪をしているのだから、
もほや躊躇う理由など、どこにも無かった。

尊敬する教師に窘められ、当初の目的を思い出した太郎は、健気(?)にも懸命に歯を食いしばりながら、
己の欲望と戦って、先生の指示に従う。
「、、、は、、はぃ、、そうでしたね、、お、おれ、、我慢します、、我慢します、、先生、、、」
「うん、、そうだぞ、、、俺達をバカにしたこの母娘に、復讐してやるんだからな、、俺達は、、、」
「は、はぃ、、そうです、、それも、、俺達のやり方で、、、、」

興奮のあまりに、瞳を血走らせながらも、懸命になって、そう自分に言い聞かせながら、必死に自省する太郎。
そうして、この惨劇の第二幕が始まった、、、、、



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