タイトル[女優という名の・・・ 前編]


景子が横田や黒田達に輪姦され、嗚咽を上げながら自慰を強制させられているとき、
教室の外からノックする音が聞こえた。
「誰だ?今取り込み中なんだよ!」横田が言うと、
「あの…入ってもいいでしょうか?神田先生に聞いたら横田先生たちはこちらだと聞きましたので。」
と弱弱しい男子生徒の声がした。

「なんだよ、黒ブタ女史から聞いたのかよ。まあいいや、ちょっと凄いことになってるが入れや。」
中に入ってきたのは演劇部部長の渡辺と図書委員長の河本であった。
渡辺は3−B、河本は3−Cの学級委員長もやっている。
成績もいい方で二人とも優秀者奨励には何回かなった。

しかし入ってきた二人が先ず目にしたのはペット女教師がM字開脚でひたすら己の性器をいじくり
卑猥な言葉を涙混じりにしゃべっている光景だった。
「あああ・・・景子のオ○○コ濡れ濡れでいやらしいでしょ・・・ううう・・・
こうするといっぱい指が入るのよ…」

その光景をチラチラ横目で見ながら二人が横田に用件を伝えた。
「先生・・・あのう・・・お願いがあるんです。景子先生と春川君と小桜さんを
今度の定例公演に出演させて欲しいのですが…」
皆は驚いた。三人を舞台に出す?!それもシリアスな劇に?!黒田が喚いた。
「駄目に決まってるだろう?!第一、英正学園演劇部定例公演って外部からも来賓を招くんだろ?
そこにこんなチ○ポしか考えてないような奴らを舞台に出せるかってーの!」

しかし渡辺も引かない。
「さっき黒田君たちだって責めるのにネタギレ状態だったじゃないか?
それならいっそのこと僕達に委ねてみてもいいんじゃない?」
確かに現在ネタギレなのは目に見えている。考え付くことは大体やった。

志賀が言った
「ウーン、渡辺の言うことも一理あるな。黒田、ここはこいつらに三人を貸してみないか?」
横田も「それもそうだな。じゃ多数決を取ろう。演劇部に三人を貸してもいいと思うもの。」
先ず志賀が次に金井、田島と手が挙がって最後に黒田が渋々手を挙げた。
こうして全員一致で三人の出演が決まった。

 「で、演劇部の用事になんでお前もいるの?付き添いか?」
横田がいぶかしげに河本に聞いた。二人は仲のいい友達だが、河本は部外者だ。
「実は河本君が脚本を書いたんです。河ちゃん、ホラ」
河本が恥かしそうに原稿用紙に書かれた台本を出してきた。

「実は、春川君がよくこの本を借りるのでそれだったら願いを叶えてあげようかなと思って…」
「見せてみな。」
黒田が台本を取ると先ず意外なタイトルに驚いた。
「杜子春」あの芥川竜之介の代表作だ。

金持ちの没落息子が仙人の修行で地獄に落ちて最後に結局仙人になることを辞めた話しだったと思う。
確かに今のかおるに境遇は似ている。
河本によるとかおるは泣きながら「杜子春」を読んでいるのだそうだ。
それで河本はつい妄想が出てしまいこの脚本を一気に書き上げた。

それを友人の演劇部部長渡辺に見せたところ、面白そうだからやってみようということになったそうだ。
しかし、三人を出演させるのは許可が要るだろうと演劇部顧問の菊代に相談に行ったら自分はいいが、
横田と黒田の許可もいるから3−Eにいっておいでといわれたそうだ。

「そうか・・・女史が顧問だったとはね。」
「黒志会の顧問って横田先生ですよね?」渡辺が聞くと
「ちがうよ!」異口同音に返事が返ってきた。

それで打ち解けたのか男たちは台本を見ながらあれやこれや演出を考えていた。
途中でストリップを入れようとか、すけすけの衣装をつくろうとか。
ただ一人、景子だけは不安を隠しきれないでいた。

『普通のお芝居よね…大丈夫よね?』
しかし自慰の手を休めればきついお仕置きがまっているので
何度も逝きそうになりながらも必死に耐えていた。


[企画会議]
[女優という名の・・・ 中編]

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