別の続き 02-01




脅迫されたとはいえ、自ら学園へ赴き、白昼から実の息子との禁断の交わりを再び持ってしまった佳代夫人。
それは、ほんの数日前まで、ひたすら亡夫に操を立て、貞節そのものであった未亡人ではなく、まさに
命じられた架空の人物である『小桜ルミ子』になりきっているかの様であった。

それほどに、無理やり結ばされた禁忌の関係による女の悦びは、佳代夫人の身体に強烈な快感を
刻み込んでいたのであった。

そして、その白昼の交わりの後、『牡』の本能を満足させたかおるが名残惜しげにその倉庫を去った後、
同じく『牝』の悦びを満たされて満足させてもらえた佳代夫人もまた、名残惜しげに学園を後にする。

『、、あぁ、、かおる、、なんて、、なんて素敵なの、、あんな、、、あんな凄い、、、、、』
タクシーで帰宅する間にも、つい先刻経験してしまった許されぬ房事の体験が蘇り、一人頬染める佳代夫人。

そして、自宅が近付くに連れ、満たされた『女』である自分に加えて、自分の中の『母』として思いもまた、
次第に強まっていく。

『あぁ、今日はかおるに何を作ってあげようかしら、、、そうだわ、ちゃんとお掃除もしておいて、、、』
車を降りて、玄関に向かう佳代夫人の足取りは、いつの間にか踊りださんばかりに軽快なものとなっていた。


そして、そんな佳代夫人の浮き立つ心を利用するかの様に、狡猾な黒田達の包囲網は次第に狭まりつつあった。



ピンポーーーンッ、、、、
いつものの様に、かおるの帰宅と共に鳴らされた呼び鈴。
「、、、、はぃ、、、どちらさまですか?」
『、、、あ、、た、ただいま、、ママ、、、』
「あっ!、かおる、おかえりなさい、今、開けるわね。」

なぜか口ごもるかおるにも気付かず、いそいそと玄関で息子を出迎える佳代夫人。

そして、我が家の玄関を開けたかおるは、予想もしなかった光景に思わず硬直してしまう。
「、、あぁ、お帰りなさい、かおる、、、、、」
玄関で息子を出迎えた佳代夫人は、なんと、かおるも久々に見る、洋装のワンピース姿で現れたのだ。

当然の様に、久々に見る事となった母のその洋装姿に驚くかおる。
「??、、、!?、、、、、!!、、マ、ママ、、どうしたの、その格好、、、、」
それは初夏の季節に似合う、但の半袖ワンピースで丈もひざ下まである大人しい物なのだが、佳代夫人の豊満な
身体にはやや小さい様で、熟れた姿態の主張をその内側からもハッキリと見て取れる、8の字型のボディライン
も悩ましい若干ボディコン気味の衣装であり、貞淑な未亡人にはやや相応しからぬものだったのだ。

そう、帰宅した佳代夫人が浮き立つ心のまま、家事をこなしていると今朝と同じ様に突然のFaxが届いた。
そして、それに当惑する間も無く、届く宅配便。

そして、その中身を確認し、それを手にした佳代夫人の頬が朱に染まるが、忌まわしい近親相姦の秘密を握る
息子の級友の命令とあっては逆らう事も出来ぬ。

それはもちろん、黒田から命じられた珍妙な命令の1つ。
『ママさんが色気も何もないから、かおるが松下先生を襲ったんだ。イィ物送るから着てかおるを向かえろ。』
と言った命令及び、その衣装であったのだ。

だが、それを見た佳代夫人は、久々の洋装に躊躇ったのも事実ではあったが、正直なところ、そんな華やいだ
衣装を纏う事で、驚くかおるを想像してしまった佳代夫人は、先程以上の高揚感を覚えずにはいられなかった。

それは、もはや佳代夫人が、かおるを『息子』ではなく、『男』として意識し始めている何よりの証拠で
あったのだろう。
『女性』として、若い『男性』の気持ちを引きたい、、、注目をされたい、、、、、
そんな『女』として本能の叫びを無理やり押し殺して着替えた佳代夫人であった。
『、、しかたないの、、脅かされているのだから、、、しかたないのよ、、、』、、、、と、、

そうして、本当に久々に着た洋装でかおるを出迎えた佳代夫人。
弾む心を、懸命に抑えながら出来るだけさりげない風で息子へ尋ねる。
「、、あ、あら、、へ、、へん、かしら、、でも、、ママ、も、たまには、、、ね、、、」

「、、うぅん、、変じゃない、よ、、、すごい、、奇麗で、、、、」
恥じらう佳代夫人と、思わぬ母の変貌に戸惑いながらも賛美するかおる。
確かに、それはごく普通の半袖ワンピースであるのだが、肉感的な熟女の豊満な姿態の見事なボディラインを
くっきりと写し出してもいて、思春期の少年にとってはやや目の毒といった感は否めないものでもあった。

そして、そんな自分を見つめる息子の眼差しにうっとりとしてしまう佳代夫人であったが、次の瞬間に
かおるが取った行動は、そんな熱い思いを一気に覚ますのに十分なものであった。

ぼぉっと玄関先で立ちすくむかおるに声を掛けた佳代夫人。
「、、あら、、お世辞でも、ママ、嬉しいわ、、さぁ、早くお入りなさい。」
「、、!?、、あ、、うん、あの、ね、、ママ、今日はお客さんがあるんだ、、け、、ど、、良いかな?」
「!?、、え、、、えぇっ!?、、、か、かおる、、お、お客さん、、って、、ち、ちょっと、、待って、、」
まさかにも、かおるの他に人が居る等、想像すらしていなかった佳代夫人は、思わず問い直すと共に、
大慌てで身なりを確認する。

そして、そんな狼狽する美母を他所に客人に声を掛けるかおる。
そして、その客人とは、、、、、
「、、久しぶりですよね、、、ウチに来るのって、、先生、、、」
「!?、、、、!!、、、せ、、先生、、せんせい、、って、、!?、、ま、松下先生、、、」
『、、、な、、、なぜ、、、なぜ、、松下先生が、、ここに、、、い、いったい、、いったいこれは、、』

突然の来訪者に驚く佳代夫人であったが、真の驚きはその姿にあった。

かつて家庭教師として春川家を訪問してきてた時は、清楚な女子大生そのものと言った着衣であり、つい先日
かおるを案じ学園を訪れた際にあった時の衣装もまた、シックな女性教師であるスーツ姿だったのだが、、、、

いま、久々に春川家を訪れた景子の格好はおよそ教師には見えぬもの、まして男子高校で教鞭を取るとは
とても思えぬ衣装であった。

基本的にはノースリーブの上着とブラウスにミニスカートと言う、まぁ普通の衣装ではあるのだが、

ノースリーブの上着は大きく胸元が開き、豊かな乳房がその深い谷間も露わになっており、タイトミニは
ひざ上より、股下数cmといったほどの超ミニであったのだ。
もちろん、教職にあるとはいえ、未だ20代前半の景子の若々しい姿態に、その衣装は十分似合っており、
正直、その教職に見えぬ美貌や豊かな身体にピッタリではあるのだが、、、、

だが、かつてこの家で家庭教師をしていた女子大生であった頃ですら、ちゃんとした格好で訪問していた
景子が、その頃以上に露出過多な格好で今また、この家を訪れた事に、自身の衣装も忘れて驚く佳代夫人。

そして、そんな佳代夫人を更なる驚愕が見舞う。
「、、、え、えぇ、、お久しぶりですわ、、、、、、お、奥様、、、」
そんなハデな格好に似合わぬ(?)礼儀正しいあいさつをしたのだが、、、、

ツカツカとかおるの前を横切り、玄関に入って佳代夫人の正面に立った景子は、わざとらしいホドに大袈裟に
腰を曲げ、深々とお辞儀をしたのである、、、、、、、、、かおるに尻を向けて、、、、、、

当然、大きく胸元の開いた上着からは、まさにタプンとばかりに白く波打つ豊かな双乳が半ば丸見えとなり、
そのピチピチと若々しい生乳は、景子の若さを佳代夫人に見せつけるかの様に、いささかの緩みさえ見せず、
輝くほどであった。

だが、それ以上に衝撃的なのは、やはり下半身であろう。
そんな超ミニでその様なポーズを取ればいったいどうなるか、、、、、、

そして、それは景子の背後にいたかおるの顔を見れば明らかである。
豊かに張った景子の腰回りを見つめたかおるの顔が、見る間に真っ赤に染まるが、その視線は一点を集中し、
動こうともしない。

おそらく、、、いや、間違いなく剥き出しに晒された景子の下着を夢中になって眺めているのであろう、、、、
そして、その視線は、、、、、、、
『、、、あぁ、、、か、かおる、、そんな眼で、、そんな眼をしないで、、、、あぁ、、、、』
そう、、それはつい先程、学園の倉庫の中で、『ルミ子』を見ていた瞳、そのものではないか、、、、、

熱くギラギラと血走ったまさに獣、、、、『牝』を見定める『牡』そのものの眼である、、、、

そして、呆然と若い2人の男女を見つめる令夫人であるが、衝撃的な光景はそれに止まらなかった、、、、、

「、、、さ、、ぁ、、早く、上がってよ、、ま、松下先生、、、、」
血走った瞳で景子の下半身を凝視するかおるが、上ずった声でそう言うのと同時に、、、、、

「、、え、、えぇ、、それでは、、失礼致します、、、、」
そう促された景子は、いったん姿勢を戻すと、クルリと向きを代え、今度は佳代夫人に尻を向けたまま、
パンプスを脱ごうと腰を曲げたのだが、、、、、

「!?、、、、、!!、、、、、!!!!、、、ヒッ!!、、、なっ、、!!!!」
先程と同じポーズを今度は自分に向けて行った景子の仕草で、今度はその下半身を自ら見る事となってしまった
佳代夫人はそれに気付くと、思わず絶句、、、、、悲鳴すら上げ掛けてしまう、、、、、
そう、、、、その屈む事でズリ上がった超ミニにより、剥き出しに晒された景子の下半身は、、、、、

なんと、スケスケと真っ赤なレースのTバックショーツが真っ白な尻肉の狭間に食い込む、ほとんど生尻が
丸見えの状態であったのだ、、、、、
しかも、その食い込むショーツの細い帯の様な股布は、くっきりと陰唇さえもが浮かび上がる程に濡れ染みが
浮いているのだから、、、、、

そして、そのあまりの事に愕然とした佳代夫人の脳裏に、遅まきながらようやく一つの事実が浮かび上がる。
そう、、、先程、同じポーズをかおるに向けて景子はしていた、、、、
そう、、、つまりかおるもこれを見ていた、、、、いや、、見せられていたのだ、、、、

それに気付いた佳代夫人が、思わず視線を上げて、景子の背後に未だ佇むかおるを見ると、、、、
かおるを先程と同じ様に固まったまま視線をやや下げて、今度は景子の胸元を見つめているではないか。

その先には、わざとらしい程にもたついて、足元を触る景子が揺らす身体の揺れに伴って、おそらくプルプルと
まさにこぼれ出さんばかりに波打つ乳房があるのであろう、、、、

そして、そんな息子を見つめる佳代夫人の視線が、つい、かおるのある一点を見てしまったのは、、、、、
やはり、それはもはや悲しい『女』としての性の様のものだったのかもしれない、、、、、

『、、、あ、、、、あぁ、、、そ、そんな、、、そんなぁ、、か、かおる、、かおるぅ、、、』
佳代夫人が、思わず見つめてしまったかおるのある部分、、、、
かおるの股間は、もはや見間違程もない位に、逞しい盛り上がりを示しているではないか、、、、、

もちろん、健康(?)な男子高校生である、かおるがまさに眼と鼻の先で、女子大生ほどに若々しい
美人女教師の、陰部を露わにした股間やプリプリ弾む生乳を見せられて興奮するなと言う方が無理なのだ。

だが、、、、、そんな若い男女の、まるで合意の様な羞恥プレイ(?)に佳代夫人は但、呆然とするだけである。

そして、その愕然と立ちすくむ令夫人を他所に、ゆっくりとした仕草で玄関から廊下に上がった景子を
追いかける様に、かおるもまた中へ入る。

「、、じ、じゃぁ、せんせい、、こっち、、へ、どうぞ、、」
「、、、え、、えぇ、、お、奥様、、、失礼致します、、、」

そうして、邸内に入った2人は、かおるが案内して、揃って中へと向かう。

ポツンと置き去りされた感のある佳代夫人も、はっと我れに還ると慌てて追いかけてリビングへ向かうのだが、
その瞳に浮かぶのは、かつて景子に向けられていた優しい眼差しとは、掛け離れたものであったものは、
言うまでもない事であった、、、、、、、、、








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