進路04
先日の春川家での同好の士を交えた佳代夫人や景子への凌辱の際、理事長から奴隷の割譲を提案された
校長は、狡猾にもそれを利用して、様々なプランを練り始め、今、また、新たな恥辱の責めで女中上がりの
用務員、小桜ルミ子こと春川佳代夫人を、ネチネチと責め嬲り続けていた。
今も、なんとかせめて勉強時間だけでも確保してはくれないだろうか、、、、との、まさに母親の涙ながらの
哀願さえも、陰湿に揚げ足を取っては嬲り続ける校長。
「ほぉ、勉強時間ねぇ、、、かおるくんの母親である佳代夫人の目を盗み、ひたすら淫行三昧をしていた
女中であるルミ子君の口から、そんな事を言われてもねぇ、、、」
『くっ!!、知っているくせに、、知っているくせにぃ、、、』
最早間違いない、校長は自分の正体、小桜ルミ子が春川佳代夫人であると知っていてイビっている、、、
だが、いくらなんでもそれを自ら認める事など出来ぬ佳代夫人は、ただ、ひたすら卑屈に平伏したまま
寛恕を求め続けるしかなかった。
今、哀れにもまさに昼夜を問わぬ凌辱の嵐に翻弄され、本来何よりも優先されるべきである学業が
疎かになっている事を口実に、何よりも大切な一人息子の将来が、閉ざされ様としているのだ。
「お願いでございます、、どうか、、どうか、かおる坊ちゃまに、少し、ほんの少しでもお勉強を、、」
だが、そんな母の哀願など、最初から聞く気も無い校長は更にトンでもない事を言い始める。
「それに、今更勉強などしても、かおるくんにはムダではないのかね、、、、」
なんと言う事だろう、、、まさかにも教職にある立場の人物から言うに事欠いて『ムダ』だなどと、、、
さすがにそれはあんまりだと、反論しようとした佳代夫人であるが、それに続いて校長が述べた見解には
思わず呆然、どころか愕然とせざるを得ない佳代夫人であった。
なんと校長は、、、、、、
「それに最近ではかおるくんも、自ら結構自分の性癖を楽しんでいるそうでないか、、、なんでも、最近では、
『BL』とか言うらしいじゃないか、、、もっとも儂等の世代では『ホモ』の方が判り易いがね。」
とあまりにもあんまりな位に露骨な嘲笑を自校の生徒に向けているのだ。
そのあまりにも母の思いを踏みにじる校長の言動に、さすがに耐え兼ねて平伏している身であるものの、キッと
ばかりにその顔を上げて校長を睨みながら言い返す佳代夫人。
「!?、!!、、や、やめて下さい、そ、そんな汚らわしい、、かおるの、かおる坊ちゃまの『性癖』なんか
じゃありません、、、、、それを、、それを、、『ホモ』だなんて、、、」
『あんまりよ、、あんまりだわ、、、』と悲嘆にくれる佳代夫人であったが、なんとその言葉尻を捉えた
校長は更にトンでもない事を口にする。
「あぁ、すまんすまん、ただの『ホモ』では無かったな『マゾのホモ奴隷』の方が的確だし、正確だな。」
、、、、、一瞬、その言葉の意味を掴みかね、唖然としてしまった佳代夫人。
だが、、、、
「そう、今のかおるくんは『マゾのホモ奴隷』だ、、うん、、うん、、」
と何が納得いったのか何度も繰り返すその言葉に、もはや聞き間違いでは無いと、改めて知らされた佳代夫人。
愛しい一人息子のかおる、未亡人である佳代夫人のたった一つの生き甲斐、、、、
それをそこまで嬲られ、貶められ、、、、もう、限界である、、例えこの身がいかに折檻され様が、
一言だけでも言い返せねば、、、、、と昂然と顔を上げ様とした佳代夫人であったが、その先手を打つ様に、
校長が言い始めた事は、、、、
「うぅーーん、、改めて考えればそんな『マゾのホモ奴隷』でしかも成績さえも『残念』な生徒、、、
さて、、学園にこのまま居てもらっても、、、困るなぁ、、、、」
『!?、、!!な、なんですって、居てもらっても、こ、、困るって、、困るって、、まさか、、まさか、、』
ほんのたった今、沸き上がり始めた怒りさえ、あっさりと消えて行く程に衝撃的な校長の言葉。
そのあまりも唐突であるが、言うにも恐ろしい結論を、口にする所か、思う事さえ忌避する佳代夫人であるが、
そんなもの全く気にもしないのか、校長はあっさりと口にしてしまう。
「君ぃ、ここは仮にも教育機関だよ、、学業が疎かで更にそんな汚らわしい嗜好な生徒、、、退学だろう。」
「!!、、な、、なんで、、なんで、そうなるのですか、、あ、、あんまりじゃありませんかっ!!」
ここまででも、随分と無茶な、それこそ無理難題、、言い掛かり同然の校長の言葉であったが、これは
さすがに酷過ぎであろう、、、、
なんて、、よりにもよって、、なんでかおるが、、被害者であるかおるが退学なのだ、、、、
もはや、ルミ子としての芝居も忘れ、まさに血相を代えて校長に食ってかからんばかりの勢いの佳代夫人。
平伏したいたポーズから、まさにバネ仕掛けの如き勢いで、跳ね起きて、校長に詰め寄るのだが、当の校長は
そんな激しい動きに伴って、白く波打つ巨乳が今にも、ランニングシャツの胸元から零れるそうに
なっているのを見るのに夢中であり、ロクに話も聞いていない。
「た、退学にするなら、、他に、他にそんな生徒がいる筈です、、かおる、、坊ちゃまじゃありませんっ!!」
「ほぉぉっ、、例えば、、誰かね、、かまわんよ、、名前を上げてきたまえ、、、さぁ、、ルミ子君、、、」
血相を代えて詰め寄るものの、一向に気にする気配すら見せぬ校長に、一時の激情が覚めてしまう佳代夫人は、
思わず言葉に詰まってしまう。
もちろん、黒田を始め、あのとても高校生とは思えぬ集団を筆頭に横田を始め、神田女史、用務員、警備員、、
だが、そこまで脳裏で名前を上げた佳代夫人は、ある事に気付かざるを得ない、、、、、、
全員、、、景子、そしてかおると自分以外の、、全ての学園の教職員が対象ではないか、、、、
教職員だけではない、、3−Eいや、もはや自分たち母子、そして景子は学園の共有の性奴隷ではないか、、、
そして、まさに、激高していた頂点から、いきなり沈黙に陥ってしまった佳代夫人の思考をなぞるかの様に
冷酷な校長の言葉がある事実を指摘していく、、、
「なんだったら、その生徒とかおるくんのどちらが品行方正か学園中の誰でも良い、、聞いて見て見ようか?
きっと君とは違う答えが返ってくると思うのだがね、どうする?女中上がりの用務員、小桜ルミ子君、、」
『ひ、、卑怯よ、、こんな、、こんな事、、卑怯過ぎるわっ!!』
そう言えれば、、、だが、、、もはや、それに何の意味があるだろうか、、、、、
思えば、全て自分たちの周囲は獣の群れ、、、そして、その中の3匹の哀れな性奴隷、、、それが今の
自分たち母子、そして景子の立場なのである、、、、
そして、佳代夫人の反論を封じ込めた校長は、いかにも尊大な口調で恩着せがましく持論を展開する。
「まぁ、聞きたまえ、、私だって鬼じゃなぃ、絶対に退学だなんては言ってはいない、、、」
「まぁ、仮にもし、退学なら、、、かおるくんは高校中退、最終学歴は中卒でおしまいだ、、、」
「さっきも言ったが、、、この不況の中、高卒どころか、中卒で、、いったいどうするね、、、」
「だがね、例えば、卒業して就職するのであれば、まぁ100歩譲っても卒業まで置いてやらないでもない。」
「しかも、ありがたいことに『事務員』で『採用』しても良い。と言ってくれている所があるのだよ。」
「それが、就職はしません、学業は残念、来ている理由と言えば、同級生からおカマを掘られてヒィヒィと
喜ぶか、素っ裸を見られて喜ぶか。だ、そんな『マゾのホモ奴隷』いったいなぜ在学してるのかね。」
「さぁ、、って、、、どうするね、、親代わりの小桜ルミ子君、、可愛いかおる坊ちゃまを中卒で
世間に放り出すか、、、、それとも高卒の身分で『黎明学園』の『事務員』とするか、」
「まぁ、私としては、、、とりあえず『中卒』は避けた方が良いと思うがね、、、」
『、、、君が決めたまえ、、、、』
最後にそう述べた校長が沈黙すると、、、、、、
静まり返った校長室のなか、まさに絶体絶命の立場に追い込まれてしまった小桜ルミ子こと春川佳代夫人が
沈痛、、、どころではない、、、、地獄の入り口へ入場を躊躇わんばかりに苦悩する表情で呆然としていた。
そして、その典雅な美貌を苦悩に歪ませながら、やっとも思いで校長に問いかける佳代夫人の声は、まさに
辛うじて聞き取れるのがやっとな、今にも消え入りそうな小ささであった。。
「、、、、こ、こちらで、、、私の様に、、め、、面倒を見て戴く訳には、、、い、いかないでしょうか、、」
それは、佳代夫人にとり、まさにギリギリの選択であったのだ。
もはや、、、他に何もいらない、、、このまま、、惨めで哀れな性奴隷でも、、かまわない、、、
でも、、でも、、せめて、、母子で、、一緒に居られれば、、、、、
すると、さっそくその佳代夫人の発言の揚げ足を取って校長がネチネチとイビり始める。
「ほぉ、『面倒』かね、、さて、、それで、かおるくんは何が出来るのかね、、、」
「言って置くが、世間に『年増好み』は多いと思うが『おカマ好み』はそうはおらんよ、、、」
その余りにも露骨な侮蔑、そして嘲笑、、、『年増好み』『おカマ好み』とまでバカにされても、
ひたすら寛恕を求め、哀願し続けるしかない佳代夫人。
「お願いです、、どうか、お願いですから、、かおる、、坊ちゃま、、も、、一緒に、、」
しかし、そこで校長はいかにも老獪な搦め手で佳代夫人を攻略し始める。
「まぁ、そんなに嫌がらんでもよかろう、、、それにかおるくんにも悪い話ばかりではないんだよ、、」
「考えても見たまえ、今、かおるくんは、言ってはなんだが、淫乱女中との同居はけしからん。と言う事で
学園の教員である、神田先生の家に云わば緊急避難の形で同居していると聞いているんだがね、、、」
「もし、かおるくんがめでたく卒業出来れば、もはや神田先生とは無関係な訳だ、、、」
「その状況で、云わば赤の他人の男女がアパートでの同居は、ちょっと私としても、おそらく黎明学園の
理事長も、決して良い印象はもたんなぁ、、、うん、、そうなれば『同居は解消』だろう、、」
『淫乱女中との同居』なる言い掛かりには、思わず一瞬目を伏せざるを得ない佳代夫人であったが、
それに続いた『同居は解消』の言葉を聞くと、逆に顔を上げて校長を見つめ直してしまう佳代夫人。
「!?、ほ、ほんとうですか、、あ、あの、、『同居は解消』って、、ほ、、ほんとに、、」
「ん!?、、いや、それは黎明学園の理事長次第だがね、、ひょっとしたら、、の話だよ、、」
そして、その新たな情報、、『同居は解消』なるキーワードは、佳代夫人を更に混乱の極みに追い込んで行く。
愛しい一人息子のかおるを、あの獣の様な理事長のいる黎明学園への就職を承諾しなければ、なんと卒業さえ
させてもらえない、、、、
だが、、それが叶えば、かおるは、あの鬼の様な神田女史の住まいから解放されるかもしれないのだ、、、、
『あぁ、、ど、どうすれば、、、どうすれば、良いの、、』
まさに究極の選択を前に、途方に暮れるしかない佳代夫人。
そして、そんな佳代夫人に向け、抜け目なく、そしてあからさまながら一つに指針を示す校長。
「別に迷う事も無いだろう、、神田女史の『アレ』振りは噂であるが私も聞いているよ、、、」
「だが、相沢理事長は君も知っている通り、『アッチ』は興味は無い(と思うよ、、、)、、、」
「それに、、かたや選ばねば『中卒』だが、選べば『高卒』、選択の余地等無いと思うがね、、、」
人は、、、、聞きたいものしか聞こえず、聞きたくないものは聞こえない、、と言う、、、
そして、、、、意図的に真意をごまかした校長の言葉、、、だが、、それに縋る道しか、、縋る道しか
自分には残されていないではないか、、、、
そして、、、、しばしの効果的な沈黙を置いたのは、やはり老獪な校長ならではの手法であろう、、、、
まさに、揺れ動く熟女の心の透き間を突くかの如き、絶妙なタイミングでの校長の簡潔な問い、、、
「、、、では、、、良いかな、、、、、、」、、、、、コクンッ、、
やはり意図的に主語をごまかしての質問に、思わず小さく、まるで少女の如く素直に頷いてしまった佳代夫人。
『君なら判ってくれると思ったよ、、うんうん、相沢理事長もきっと大喜びだ、、』
『かおるくんの事も、大船に乗ったつもりでいたまえ、、決して悪い様にはしない、、』
年甲斐も無く、上機嫌ではしゃぐ校長の様子であるが、そんな声もまるで電話越し、、、いや、、
どこか離れた場所にあるテレビを見るかの様なボンヤリとした印象しか佳代夫人の意識には浮かばない、、、
私は、、私はひょっとして、、、トンでもない選択を、、シてしまったのではないのか、、、、
だが、、、再び、後戻り出来ぬ道を、まさに転がり落ちる石の様に進み始めてしまった佳代夫人に、
もはや救われる術はかけらも残されてはいなかった、、、、
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