新婚旅行ー12




上気しきった表情、いや、もはや明らかに欲情に狂うとさえ言える表情でフラフラと
旅館の廊下を自室へと戻る佳代夫人とかおる。

そう、そして戻ったら、、、、、また、実の母子でありながら、獣へと堕ちるのだ。
だが、、、ついさっき、食堂ホールでの衆人環視の中で、言語に絶する
エロプレイを母子で演じたこの身で、今さら何を恥じ入る必要があるだろうか。
そんなピンク色に染め上げられた意識のまま、ぼんやりと進む佳代夫人が、
部屋に戻ると、当然であるがそこにはニヤニヤと下品な笑顔を満面に浮かべる井川が待っていた。

「うひひひ、大分、お楽しみだった様だな、、、でも、このまま息子とヤリまくれると
思っていたら、ちょっと甘い考えだぜ、、、ひひひひ、、」
その下卑た笑いの井川に言われた佳代夫人が、何気なく背後を振り向くと、
なんと一緒に食堂を出た筈のかおるがいないではないか。
そして、これまで散々使い尽くされてきた、最悪のパターンの再現に上気していた頬から
次第に血の気が引いていく佳代夫人。
「!?、、か、かおる、、かおるは、、かおるはどこ?」
「あぁ、お前の大事な一人息子のかおるか、、うひひひ、なんせあれだけの美少女(?)だ、、、
 ちょっと仲居のお姉さん達が、貸して欲しいって言ってなぁ、、、
まぁ、あれだ、別に取って食いやしねぇよ、それより、ほぃ、こいつに着替えな。」

大切な一人息子の様子に関する、トンでもない事をさらりと言いながら、
ポィッとばかりに何やら布切れの様な物を投げて寄越す井川。
息子の行方もさることながら、自分の胸元に投げられた布切れを反射的に
受け止めた佳代夫人が、ついそれを広げて見たのだが、それは水着(?)と言えば、
言えなくもない、だがどう見てもただの紐にほんの僅かの布が着いた代物でしかなかった。

勿論、英正学園等での恥辱責めの数々を受けた身としては、それが露出目的の
エロ水着である事はすぐ理解出来し、決して受け入れている訳では無いものの、
井川の次の言葉すら予想出来てしまう、我が身が哀しい佳代夫人である。

「、、わ、、判りしたわ、、、これを来て、、り、旅館内を、あ、歩き回れ、、、と、
 おっしゃるんですのね、、、、、」
そんな察しの良い新妻に、ニヤけ笑いを一層大きくした井川であるが、その口から出た言葉は、
その想像を越えてものであった。

「うひひひひ、お前も割りと察しが良くなってきた様だが、まぁだ良いトコの奥さまっぽさが
 残ってるようだなぁ、、、、お前はトンでもねぇマゾの露出症なんだぞ、、、
 旅館の中なんて生温いトコで我慢出来る訳ねぇだろうが。」
その言葉の意味、こんな子供のマスク程度の面積しかない布切れで陰部を隠しただけで、
旅館の中庭を走らせようとする井川の真意に気付いた佳代夫人は、さすがに
抗わずにはいられなかった。

「、、そ、、そんな、、こんな格好で、中庭なんか走ったら、、、そ、外の道路から、み、見えてしまいますわ、、、」
だが、そんな令夫人の哀訴の言葉を無視して窓の外を見た井川が、そこから見える光景のわざとらしい解説を始める。
「うひひひ、、こりゃぁ良い眺めだ、、おぃ、さすがマゾの母親の子供だ、かおるのマゾっぷりも
 大したもんだ、見ろよ、あの格好、、、、」
その井川の嘲笑に、慌てて窓に近付いた佳代夫人は、愛しい一人息子の
あまりの有り様に、思わず目を背けずにはいられなかった。

そう、そこには、いったいいつ着替えさせられたのか、佳代夫人が今、手にしているのと
同程度の露出水着を着させられたかおるが、ポツンと立ち竦んでいるではないか。

上半身は、ほぼ乳首だけしか覆わぬ紐ビキニで、プリンと綺麗な半円球の形を
誇るその美乳が下乳どころか、横乳など、そのほぼ全容を露わにさせられており、
下半身は更に過激に、TフロントのTバックであるのでプリプリの可愛らしいかおるの生尻も
ほぼ全容を丸出しにしているのだが、何よりも無様なのはTフロントの帯にそって
もっこりと盛り上がりが浮かび上がった、かおるの細身の体型からは信じられぬ程の
巨根の有り様であろう。

それは素材が極薄の生地ででも出来ているのか、巨大な逸物のカリ首の抉れや、
ゴツゴツと浮き出た静脈、いや、それどころか裏筋に縫い目すらクッキリと浮かびあがり、
みようによっては、ほぼ透け透けと言える程の状態であったのだ。

そのあまりに無様な有り様に、母として見てはいられず目を背けた佳代夫人であったが、
そんな母心を逆撫でするかの様に、井川の容赦無い嘲笑がその胸を抉っていく。
「うひひひ、相変わらずの美少女っぷりだねぇ、、かおるちゃんは、、それに、
 本人もあの格好がよっぽど気に入ったんだろうなぁ、、見ろよ、乳首にチンポ、ビンビンの
 ギンギンにおっ勃ってるのがここからでも判るぜ。」
「まったく、トンでもねぇ、変態息子、いや、娘だ、ほんと、親の顔が見てぇもんだな、、、」
「あぁ、そぉか、親はここにいたっけなぁ、、もっとも子供にだけ恥をかかせて、
 自分はのうのうと隠れるって言う、ひっどい母親だけどな、うひひひひ、、」

そこまで罵倒された佳代夫人は、思わず眼前の井川をキッと睨み付ける。
その何よりも大切な一人息子を嘲笑され、典雅な令夫人の柳眉を逆立てる凄艶な表情を
久々に浮かべた佳代夫人であるが、もはやそれどころではない。
命より大切な可愛い一人息子に、なんでいつまでも一人で恥をかかせていられるか。

もはや、恥も外聞の無く、大慌ててそのエロ水着(?)に着替えた佳代夫人が、井川の手から
スニーカーを受けとると旅館中庭のかおるの所へ駆け寄っていく。

だが、そこでも佳代夫人は、我が目を疑う光景を目の当たりにしてしまう。
なんと、そのエロ衣装で半裸のかおるは、ふらふらとまさに夢遊病者の如く、
だが間違いなく旅館の中庭から外、いや旅館の敷地の外の公道へと向かっているではないか。

『!!、そ、、そんな、そんな格好で外へ出たら、、、外へ出たら、、』
自身の格好もさることながら、それと同等、いや男性自身が強調され、
その上半身に初々しい乳房がある事を思えば、自分以上に人目を引かぬ訳がない
フタなり美少女(?)の半裸ジョギングである。

「待って、、待ってちょうだい、かおる、、いったいどうしちゃったの、、お願いだら、止まって。」
大声をだせば人目を浴びるし、といって小声では聞こえない。
微妙な声加減でようやくかおるに追い付いた佳代夫人であったが、このエロジョギングを
止めさせる間も与えず、傍らの息子が小声で理由を説明してきた。
「ご、、めんなさい、、ママ、こうしないと、、ママに、、ママに、酷い事するって、、井川さんが、、」
『クッ、、や、、やっぱり、、なんて卑劣なの、、、』
かおるの告白を聞かされて、佳代夫人が悔しげに唇を噛み締める。
そして、このさして大きくない旅館街の中央通りを最低5往復しなければ
絶対旅館に戻るな。とも言われているらしい。

「、、わかったわ、、ママは、、ママは大丈夫、、じゃぁ、まだあまり人目が無い今のうちに
 頑張って走ってしまいましょう。」
「、、、う、、、うん、、ママ、、、」
そう、健気に答える美少女(?)と共に、懸命にジョギングへと集中しようとする美しい半裸の母子。

だが、その熟れきった見事な迫力満点のボディの熟女と瑞々しい姿態も露わな美少女(?)の
エロジョギングが人目を引かぬ訳もなく、次第に路上は見物人が増えてくる。

そして、その衆目の的はやはり、美乳と巨根を併せ持つフタなり美少女(?)である。
優しい心根を抉るかの様な、見知らぬ人々の嘲笑に、傍らのかおるが
走りながらも大粒の涙を流し始めるのを見たとき、佳代夫人の母親としての子を
思う気持ちに火が着いたのはその時であった。

『ど、、どうすれば、、かおるを、、、そぅよ、、こっちを、、私が注目を浴びれば、、良いのよ、、』
それは、表面的には息子を庇う母心と自分を納得させる佳代夫人であった。
だが、、、その裏側では、学園での長い調教生活で、すっかり身に刻み込まれた
浅ましい露出の悦びを抑えきれなくなってしまった、哀しい奴隷根性以外の何者でも
なかったのである。

「うぅん、、走るのに邪魔ねぇ、、こ、、こんなのいらないわっ。」
そして、そう決心した佳代夫人は、芝居掛かったそのセリフと共に、
あっさりとその紐ビキニのトップをかなぐり捨ててしまう。

すると、いかに小さいとはいえ、乳首を覆っていた水着を脱ぎ、トップレスで疾走する
熟女に周囲の視線が集中していく。
そして、そのまさに無数の矢が突き刺さる錯覚すら覚える程の視線を感じた佳代夫人は、
その衝撃で意識が遠退く程の悦びを覚えてしまう。
そう、それはもはや紛れもない露出の快感であった。

『あはぁぁっ、、そ、ぅ、よ、、もっと、、もっと、私に注目させないと、、もっと、、もっと、よ、、、』
そうピンクの思考で虚ろに呟いた佳代夫人は、傍らのかおるに向けて喋りかけるのだが、
その声は隣に聞かせるのには些か大き過ぎた様である。

「うふ、若いのに元気無いぞぉ、かおるぅ。ママみたいにちゃんと胸張って走らないと。」
「あぁん、こうしてオッパイ丸出しで走ってると、ママ、それだけでイッちゃいそうよぉ、、」
「ママ、ママ、ホンとは全部脱いで、お、おマンコ丸出しで走りたいくらいなのよぉ、、」
「ほら、みんな見ているわよ、、私たち母子、見てるわよ、かおる、、あぁ、き、気持ちイィわぁ、、」
もはや、明らかに常軌を逸した事を喚きながらジョギングする2人の美熟女と美少女(?)。

周囲からの侮蔑の視線すら快感にすり替えて走るそんな母子に、もはや
かつての上流家庭の令夫人と令息の面影は欠片も残ってはいなかった。




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