新婚旅行ー07




まさか赤の他人、旅館の仲居に見られていた等、夢にも思わず、欲情の赴くまま
あまりにも淫ら、それも自分の実の子供にさえ手を出してしまっていた佳代夫人は、
その情けなさに、半裸のまま、ひたすら泣き崩れる事しか出来なかった。

「、、、あ、、あんまりですわ、、旅館の方が、、いらっしゃるなんて、、、酷い、、、酷すぎます、、、、」
あまりの仕打ちに、思わず恨みがましい台詞で井川を詰る佳代夫人であったが、
仕事上の場長というだけでない、いまやれっきとした(?)主人に向けたそんな不埒な発言は、
たちどころにして、それ相応の報いとなって現れてしまう。

「、、、、お前、まだ自分を上流家庭の奥さまとか思ってるンじゃねぇよなぁ、、、、」
そういう井川の口調に危険なものを感じ、思わず身構える佳代夫人であったが、
もはや手遅れであった。
「あんなこと人前でシといて、今さら何言ってやがる。お前が旅館でなんて言われてるか、ちょっと聞いてこい。」
と言うと、力任せに部屋から佳代を引き釣り出そうとするのだが、ほんの今しがたまで、
いわゆる情事の最中であったものを、すぐさま部屋の外に出ろだなど、女性にとって
応じられる訳も無く、懸命に哀訴の叫びを上げて思わず抗うのであったが、
最初の口答えに続き、主人に2度も逆らった不埒な奴隷に対する仕置きは、より
過酷になるのは当然であった。

「あぁ!?、、そ、、、そんな、、、止めて、外へ出すのは許して、、、、」
「!?なんだとぉっ!?亭主に逆らうとはとんでもねぇ女房だ、こりゃぁ仕置きしてやるしかねぇよぉだなぁ。」
そう言うなり、はだけて寝乱れた佳代夫人の浴衣の帯を解き、あっと言う間に
素っ裸へと剥いてしまった井川は、そのままその髪の毛を鷲掴みにすると、
力任せに引っ張り、部屋の外へ出そうとするではないか。

房時の後の力の入らぬ身体をあっと言う間に全裸に剥かれただけでも狼狽するのに、
なんとそのまま自分を部屋の外へ出そうとする井川の行為に仰天し、
必死に許しを請おうとする佳代夫人であるが、自分の思い付きに夢中になった井川に
今さらその行為を止める気等あるはずがなかった。

「あっ!?あぁっ!?そ、そんな、お許し下さい、や、止めて、止めてぇ!?」
「!?!?そ、そんな、井川さん、、、酷すぎます、、、」
愛する母親が、全裸にされ、旅館の廊下に出されようとするのを目の当たりにし、
思わず抗議の声を上げながら、それを阻止すべく動こうとしたかおるであったが、
次の井川の一喝の前に、思わず立ち竦んでしまう。
「うるせぇっ!!逆らうならお前も仕置きだぞ。浣腸してケツの穴、掘られてぇのか。
 それとも、金玉握り潰されてぇのかっ!!」
「もっとも、お前もこいつに似て筋金入りのマゾだからな、結構ヒィヒィ泣きながらも
 悦んじまうかもしれねぇよなぁ、、、」
相手が若ければ良いとは決して思わぬが、それでも自分の母親より遥かに年長な
初老のおやぢからの肛虐など、屈辱以外の何者でもない。
そんな恥辱の行為を示唆されて、思わず動きを止めざるを得ないかおる。

そうして抵抗を封じた井川は、あっと言う間に全裸の佳代夫人を廊下へ押し出してしまうと、
その背中へ、持参したいつもの用務員の正装である、ランニングとホットパンツを放り投げた。
「いくら露出狂のお前でも、さがに素っ裸はまずいだろ、そいつを着て、
 さっさと仲居の所行って茶でも貰って来やがれ。」
それだけ言うと、ピシャリと扉を閉め、鍵まで掛けてしまう井川。

「、、、あぁ、、、、そ、、、そんな、、、待って、、待って下さい、、、、」
遂に、惨めにも素っ裸で廊下へと出されてしまった佳代夫人。
慌てて投げつけられた衣装を身に纏い、周囲を見回すと幸い人影はない。
懸命に許しを請おうと部屋の入り口に声を掛け様とするのだが、それに先んじて
部屋の中から井川の最後通告がされてしまう。

「さっさと行かねえと、かおるがどうなるか、、判ってるよなぁ、、、」
「、、!?、、そ、そんな、、お願い、お願いでございます、かおるには、、
 かおるには絶対酷い事しないで下さい。」
そんな母の愛を逆手に取った脅迫を前に、もはや選択の余地など残されていない
哀れな令夫人は、せめてこれ以上の恥辱は避けるべく、懸命に周囲の人目を気にしながら、
厨房へと向かうのであった。

だが、そんな気遣いは、全くの無駄であった。
もっともそれも当然と言えば、当然であろう。
人前でセックスする様なハレンチな熟女、しかもあろうことか自分の実の
息子に生フェラ実演までする様な母親が、それを目撃した仲居から話題に
されぬ筈がない。

厨房に近付くだけで、中から熱弁を振るう仲居の声が聞こえ始め、その一端を
聞くだけで思わず足のすくみが止まらぬ哀れな佳代夫人。
「ひっどいわ、あのお客、最初はどこの奥さまかと思ったけど、、、」
どうやら、今、厨房でさっき部屋に来た仲居が中心となって、いわゆるワイ談の真っ最中らしい。
そして、その対象はと言えば、間違いなく自分達母子であろう。
いったいそんな中へ、どんな顔をして入っていけば良いと言うのだ。

だが、言うことを聞かねば短気な井川の事、いったいかおるに何をするか判らぬ。
震えて崩れそうな足元を懸命に堪え、恐る恐るその中を伺って声を掛ける佳代夫人。
「、、、あ、、、、あ、の、、、、す、、みません、、、、、」
すると、まさかにも、室内を沸かせていた猥談の主役(?)のお出ましに、
一瞬シーンと静寂が支配してしまったのであるが、その次の瞬間、、、、、

「キャハハハハハハハ、、、、、、、」
その蚊の鳴く様な小さな声に入り口を振り向いた仲居たちは、なんとそこに、
年甲斐も無く豊満な肉体をタンクトップ(?)とホットパンツで露出させた、熟女が
いることに、一瞬、全員が目を丸くして驚くのだが、すぐさま大爆笑となってしまう。

仲居として、いや、接客業として仮にも客の立場の者を笑う等、どう考えても言語道断である。
では、、、あるのだが、、、、、果たして、旅館の者が居るにも関わらず、ひたすら肉欲に溺れ
性行為を継続する者に対しては、、、、如何であろうか?
ましてや、実の母子の間柄でありながら、欲情に負け、息子の目前で色欲に狂う母親。
しかも、汚らわしいことに、その息子の性器すら愛撫、それも直接口でしていたというではないか。

おまけに、少女であればともかく、30代半ば過ぎに熟れきった豊満な姿態を、
まさに見せびらす以外の何物でもない衣装で、ここまで旅館内を歩いて来るなど、
もはや、どう考えても、真性の露出狂、淫乱症としか思えない。
そして、そう考えたのが結局その場の全員の仲居たちから大爆笑へとなってしまったのだ。

だが、なにより、笑い飛ばされている当の佳代夫人こそ、その客に対する
不当(?)な扱いにも、ただ、萎縮しきった風情で、その美貌を恥辱のあまりに、
ただ真っ赤に染めて立ち竦む事しか出来無かったのだ。

見知らぬ人々からの嘲笑に立ち竦む哀れな佳代夫人であるが、
その背後から、いつの間にか近付く人影がある事等、気付く筈もないのである。

そして、この旅館での恥辱責めはいよいよと本格的になっていくのであった。




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