新婚旅行ー04



「ねぇ、**の間のお客さん、食事、そろそろ下げても良いんじゃないの。」
「えぇ、そうね、、あっ、そう言えば、聞いたぁ?、なんかその部屋のお客さん、ちょっと訳ありらしいわよぉ、、、、」
「えっ?!なになに、知らない、教えて、教えて、、、」
そろそろ各客室の夕食を回収する頃の旅館の厨房、老若を問わぬお喋り雀の様な仲井達が、
夕方現れた奇妙な家族連れの噂で盛り上がっている。

すると、それを聞いた仲居達の中でも、一際野次馬根性とお喋り好きな中年の仲居が、
こんな刺激の少ない田舎の旅館に珍しい、久々の珍騒動(?)の起きる予感がしたのであろうか、
その部屋の夕食の回収を自ら名乗りを上げた。

そして、その予感は決して裏切られる事は無かった。

それは、つまり
「失礼致します、お食事、お済みでしょう?か」
と、マニュアル通りのセリフと行動で部屋へ入りながら、襖を開いた仲居の眼前に現れた光景が、
その仲居の期待(?)以上のものであったのだ。

「あっ、あっ、あっ、あっ、そ、そこ、イ、イィッ!?、当たる、奥に、あひっ!?、ん〜〜っっ!!」
なんと、その客間では浴衣の男女が房時の真っ最中であったのだ。
しかも食膳を前に座る初老の男性に跨がって、いわゆる対面座位で交わる女性は、なぜか手拭いで目隠しをされ、
おまけにどうやら、同じ様に手拭いで後手に縛り上げられているらしい。
そして、そのはだけた浴衣の胸元からは経産婦らしい巨大な乳房が、真下からのおやぢの突き上げと共に、
たゆんたゆんと白く波打ちながら大きく揺れ弾むのが丸見えである。
その、あまりの光景に、最初は目を丸くして驚くしかない仲居であった。
しかし、そんな彼女に声を掛けるおやぢの発言を聞くに当たり、次第に騒動好きの野次馬根性の性根が
騒ぎ出した仲居である。

「おっ、お仕事ご苦労さん、悪りぃねぇ、もぅちょっと待ってててくれよ、こいつ寝るまで我慢出来なぃって、
 こっちが飯食ってるのに乗っかって来やがって、食事が中々終わらねぇんだよ。」
最も重要であろう、食事しながらでの性交、しかもそれを旅館の従業員に見られてしまった事等の事実を
完全スルーのトンでも夫婦(?)からの発言に、さすがに最初は驚いたものの、とりあえずはベテランらしい、
当たり障りの無い言葉(?)で応じる仲居。
「、、、、、、、、し、、失礼致しました、、、宜しければ、後ほど、またお伺いししょうか?」
だが、そんな仲居からの申し出を、ごく普通の発言で応じる井川である。

「いやいや、そんな二度手間、悪ぃよ、あんたさえ良ければちょっと待っててくれねぇか。
 すぐ、済ませちまうからよ。」
そして、そう言うと、器用にも食膳から料理やご飯を自らの口に入れ、咀嚼していたのだが、
なんと、自分に跨がる佳代夫人の唇を奪い、その口の中の食材を半分ほど、強引に流し込んでしまったのだ。
だが、そんな変態プレイも自宅や用務員室で散々経験させらている夫人は、まさかその場で他人が
いるとは思わぬのだろう、さして驚きもせず、その口移しで与えられた口臭まみれの食材を素直に受け入れてしまう。

さすがにその行為には、嫌悪感を抱ずにはいられずについ、眉を潜めてしまった仲居であったが、
それに気付いた井川は、さして気にもせず、声を掛けるのだった。
「いやぁ、そりゃぁ、さすがにいきなり見れば気持ち悪ぃと思うよなぁ、、、、、、でも、勘弁してくれよ、
女将さんから聞いてるかもしれねぇけど、こいつ、こう言うプレイが大好きなド変態の淫乱女なんだよ。」
そして、その次の瞬間、いきなり発言の矛先を自分の真向かいに座る美少女(?)へと向ける井川である。
「まったく、お前もこんな変態女がママじゃ大変だよなぁ、あぁっ?そうだろ?かおる。」

すると、最初に目に飛び込んできた衝撃映像に注意を奪われ気付くのが遅れたが、
見れば、その食事しながら交わる変態夫婦の対面には、なんと今風の細身の美少女(?)が
同じ様に座ったまま食事をしているではないか。
それは、当然であるが、佳代夫人の一人息子(?)のかおるであり、いつもの如く、井川からの命令により、
実の母親の変態プレイの実演をひたすら見続けろ。との過酷な命令をひたすら実行中なのであった。
自分の自慢であった若々しく美しい母親が、下劣な初老のおやぢの玩具にされているのを、
まさに内心では血の涙を流して堪えるかおるであるが、一人学園で人質状態にある景子の事思えば、
逆らう事など出来るわけもなく、ただ、ひたすら堪えるしかない哀れな美少女(?)のかおるであった。

だが、そんな、自分の母親のセックスシーンを目撃させられると言う、過酷なプレイにも堪えているかおるであるのに、
それを完璧に無視した発言で、たしなめる(?)井川。
「おぃおぃ、いくらこの女が変態の色狂いでも、自分の母親だろぅ、そんなイヤそうな顔するなよ。」
そして、更に、卑猥な動きで腰を振りながら、自分に跨がってひたすら悶え狂う佳代夫人にも、
わざとらしく、でっち上げのセリフを告げる。
「くくくく、おまえがあんまり変態女過ぎるんで、お前の息子のかおるが完全に呆れてるって感じでお前を眺めてるぜ。」
すると、まさかにもこの部屋の中に、第三者である旅館の従業員等がいるなど夢にも思わぬ佳代夫人は、
それを合図に、この変態プレイの始まる前に命じられていた言動を、素直に実行してしまうのだった。

「あはぁ〜〜んんんっ、、そんなぁ、ひ、酷いわ、、かおるぅ、、かおるだって、、もぅ、大きいんですもの、、、
  時にはエッチな事、したくなるでしょぉ、、、ママだって、、お、、女なのよ、、、、エ、、、エッチ、事、、、
  したい時だって、、、あ、、あるのよぉぉ、、、、」
そう言いながら、驚くべき行動に移る佳代夫人であった。



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