終わりの始まりー3



鬱積していた憂鬱さから解放されたと錯覚したかおるは、あまりにも迂闊な行為を
してしまった、、、、、
その全てが罠である共知らず。

「お前、、、誰もいないじゃないかっ!!ずっと、お前1人だったじゃないかっ!!」
「ごめんなさい、、、ごめんなさい、、横田先生、、、」
まるで幼児のように、他の言葉も使えず侘び続けるかおる。
そんな羞恥に震える美少年を見下ろしていた横田は、徐々に頭に血が昇り始めたのを
感じていた。

「お前は、俺が心配してわざわざ、こんな所で休ませてやったのを、、それを、、
 ずっとセン擦りなんかしてたのかっ!!」
「ち、、違いますっ、、そんな、、ずっとじゃ、、、」
「まだ、そんなウソを言うのか、じゃぁこのチリ紙はなんだ、この臭いは、、
 なにより、お前のその手にあるのは何だっ?」

教師に指摘され、自分の硬直した指が何を掴んだままなのかにようやく気付いたかおる。
そこには、驚愕のあまりに血の出る程に強く握り締めた指と、その指の隙間から覗く
ド派手なレースショーツがあったのだ。
「あ、、あぁぁっ、、、こ、、これは、、これは、、」
慌てて放り出すが、いまや横田の言葉は露骨な嘲笑を徐々に表し始めていた。

「ふんっ、、今更気取ってもおそいぞ、、お前がこんな場所で素っ裸になって、
 エロ本や女性下着を夢中で見ながらやってた事は、全部記録済みなんだからな。」
その衝撃的な事実をハッキリと告げられたかおるは、顔面蒼白どころか、まるで
灰色さえ通り越して土気色のようである。

「これを、、、そうだなぁ、、、黒田にでも、見せたら喜ぶだろうなぁ、、、、
 自分の予想通りだったってな、、春川かおるは、女性下着の愛好者だったってな。」
『そんな、、そんな、、、そんな、、、、』
横田の口から教師にあるまじき、恐喝のような言葉が出るのを信じられない様子で
まじまじと見るかおる。

そして、横田はその美少年の最も恐れる言葉をとっておきのモノとして言い放った。
「それに、、こうゆうものは、、保護者にもちゃんと報告せんとなぁ、、、
 こんなモン見たら、、、お前の母親は、、なんて言うかなぁ、、、」
『お前の母親』その言葉を聞いたかおるの頭の中はいっきに空白となってしまった。

『ママ、に、、ママに、、こんな事、、、僕が、、こんな、、事、、、』
あまりの衝撃に何かの動きを取る事さえ出来ずに、ひたすらかおるは心の中で
同じ言葉を繰り変えしていた。
「なぁ、かおるぅ、、お前、こんなもの、、母親にみせられるかぁ、、」

横田の口調は更に馴れ馴れしくなり、いつのまにかかおるの名を呼び捨てにしていた。
だが、自分の惨めなありさまがよりによって、敬愛する母に知られる等の言葉に
愕然とするかおるは、その事にまるで気付かなかったのだ。
「い、言わないで、、お、お願いですから、、母には、、母には、言わないで。」
そして、まさにすがりつかんばかりに横田へ哀願するかおる。

概にニヤ付く笑いを隠そうともせずに、悪徳教師は哀れな美少年を更に桐喝する。
「さぁーーて、、どうするかなぁ、、、まぁ、、お前の態度次第だがなぁ、、、」
「、、、、た、、、態度、、、態度って、、、」
嗜虐者の顔を剥き出しにして迫る教師に、かえってうろたえるばかりのかおる。
当然であろう、多少のイジメは会ったものの、こんなアブノーマルな世界を

上品な家庭でおっとりした母に育てられた美少年が知る筈がないのだ。
ましてや、目の前の教師が自分に何を期待しているか、そして自分をどうするつもりか
等、想像すらできないかおるであった。
ただ、教師の善意を自ら裏切った自分を恥じ、ひたすら内密にして欲しいと願う事
だけで頭の中はパニックとなっていたのである。

『ちっ、、お坊ちゃんはノリが悪くって困るぜ、、こういう時は土下座だろうが、、』
一方人知れず、SM関係の愛好者であった横田は、すっかりと有頂天になった時に
まるで水をさされたような気分であった。

あまりにもここまで順調に行ったため、なにかこうかおるも全て自分の思う様に
動いてしまうような気分であったのだ。
だが、当然そんなはずもなく、かおるは『態度』の言葉にもひたすらオロオロと
するだけである。

『ちっ、、しょうがねぇ、、全部1から仕込んでやるよ、その方が楽しいしな。』
そう呟いた横田は、露にし始めた本性でほぼ全裸の美少年に告げるのだった。
「人にモノを頼む時は、頭を下げるンだろうが、、、あぁっ?」
「、、、は、、は、ぃ、、、、はぃっ、、、、お願いです、、誰にもこの、あっ」
「額をちゃんと床にこうこすり着けるんだよっ、、土下座だ土下座っ!!」

自らの立場を理解しない生徒は、直立して股間を抑えたままお辞儀をするような
姿勢ですませようとしたが、当然、それは悪徳教師の満足するようなモノではなく、
横田は力任せに、肩や頭を抑えつけるとかおるの華奢な身体を無理矢理、
床にネジ伏せてしまった。

「い、、痛い、、せ、先生、、、痛、痛い、イタィッ!!やめて、下さい、、」
突然豹変した教師の態度に驚きながらも、そのゴツイ手で鷲掴みにされた場所や
床にぶつけた身体の痛みに、悲鳴を上げるかおる。
かおるはまだ知らなかったのだ。このような性癖の男がその対応を最も好む事を。

『おっ、、判ってきたじゃねぇか、、、』
かおるの口から、始めてでた期待通りのセリフに思わずそう言いそうになるが
なんとか堪える横田。
「うるさいっ、、お前は俺に逆らえる立場じゃないだろうが、どうなんだっ」

もはや隠しもしない威嚇の言葉だが、それが指すのが自ら招いた浅ましすぎる痴態の
記録とあっては、かおるも何も言えなくなってしまう。
「、、、は、、はぃ、、、で、、でも、、どうして、、、」
横田の様子がおかしいのに、徐々に気付き始めたかおるが当然の疑問を示す。
どうな事情があろうが、教師が全裸の生徒に土下座を強いる等、まともな状況ではない。

「どうしてっ?、授業中に素っ裸になってエロ本や下着見て、猿みたいにセン擦り
 コキまくった奴がまともな口きくんじゃねぇよっ。」
「そ、、、、それは、、それは、、、、」
その隠しようもない事実を、事さら卑猥な表現で嘲笑されたかおるはそれ以上は
1言も反論できずに、頬どころか全身を羞恥に染めて沈黙してしまった。

「分かったら動くなよ、、動いたり文句を言ったら、お前の母親へ連絡するからな。」
美少年の裸身が目の前で自分に土下座をしているという、至福の時を前に横田は
反撃を封じた後にじっくりと堪能し始めた。

しかし、目の前の美少年の裸身の見事さはどうであろうか。
狭い室内での恥技のため、汗にまみれた身体は妙にヌラヌラと妖しく輝き、肌理の
細かい色白な肌をいっそうに引き立てている。
体毛は薄く、細身の身体の線もどこか柔らかい曲線を描いている。
更に今の平伏しているような格好では股間も胸も見えないため、余計に腰のあたりが
グッと強調されており、ちょっと見ただけではどちらの性別かさえ不明な程だ。

横田はその屈辱のポーズのまま固まるかおるの背後に回ると、狭い部分に潜む
秘めやかな処女の部分を覗きこんだ。
だが、生まれて始めてとらされた屈辱のポーズに固く閉ざされたその部分は、当然
まだ奥まで覗けるようにはなっていなかった。
そして、それが横田の理性(?)の限界であった、、、、、、

目を血走らせ、真っ赤な顔で突如部屋を出たかと思うと、すぐ戻ってきた。
そしてその手にはどこにあったのか黒々としたロープやタオルや妙な道具を掴んでいた。

突然の教師の挙動を不審に思ったかおるは、恐る恐る顔を上げて扉の方を見ようとした
その瞬間、、、
大柄な中年男が真っ赤な顔でかおるに襲いかかってきたのだ。
「せ、、、せん、、、ぐぅぅぅっっ、、、、、」

平伏する背中を抑えつけ、華奢な両手を後に捻りあげると手錠で拘束。
悲鳴を上げようと開いた口には、奇妙な器具を噛ませて固定、おまけにその上から
タオルで厳重に覆ってしまう。
更にはほっそりと締まった足首まであぐら縛りに固定すると、そのまま一気に首まで
縄をかけ、海老縛りに固定してしてから、仰向けに転がす。

「んんんっっっ、、、、、んぐぅぅぅーーーーーーーーっっっ」
そしてかおるは、いまや欲望を隠そうともしないで自分を見下ろす横田を恐怖に
脅えた目で、見上げる事しかできなくなっていた。
拘束された身体中の激痛で器具の下からくぐもった声を上げ続ける美少年の姿に
股間の熱さを堪え切れなくなり始めた横田であった。


「、、、、で、、なんの話しだったっけか、、春川、、、そうか、、たしか、、
 母親には言わないでくれって言ってたんだよなぁ、、、、なぁ、、春川、、、
 人に言う事を聞いてもらう為には、、、人の言う事も聞かなっくちゃぁなぁ、、」
嗜虐の快感に酔いながら、ゆっくりとズボンのファスナーを下ろす横田。

先程まで、自分の味方だと思っていた男性教師の変貌を信じられずにいたかおるは、
そこから顔を出した、巨大な赤黒いモノを目にした途端、真っ赤に頬を染める。
そんな初々しい反応に心を痺れさせながら、横田が上ずった声で説明を始める。
「、、なぁに、、大した事じゃない、、お前の格好見てたら、、、ご覧のとうりさ。
 ちょっと、こいつを鎮めるのを手伝って欲しいんだよ、、、」

そこまで話すと、見せつけるようにゆっくりと自分のモノをシゴく横田。
「だからって、、手コキなんかじゃねぇぞ、、お前はソッチの方が得意らしいがなぁ。
 フェラチオって、、知ってるか?、、春川、、、」
顔を背けたまま、聞きなれない単語に必死にかぶりをふるかおる。

「そぉかぁ、、、知らないかぁ、、じゃぁ、、、覚えるといい、先生がタップリと
 教えてやるよ、、、チ○ポを口で咥えて、ヌクことさ、、」
『咥える』『ヌク』教師の口から次々と出る信じられない言葉の連続で、
かおるは不自由な身体で力一杯もがき、拘束具の下から悲鳴を上げ続けた。

いかに真面目な高校生とはいえ、そこまで言われれば、横田が自分に何を期待してるか
は容易に想像できる。
この獣のような中年男は、そのペニスを自分に咥えさせ、そして、、、そして、、、
そのまま射精しようと言うのだ。

もがき続けるかおるに向けて、冷酷な宣告をする横田。
「どうも、、春川はイヤみたいだが、、、それならそれでかまわんぞ、、、、
 さっき言ったように、、優等生の春川かおるの実態をみんなに知ってもらうまでだ。
 とくにお前の母親にな、、、、」

母親の事を言われた途端、まさに狂ったようにかぶりをふるかおる。
やはり、その言葉が最も効果的と知った横田は、焦点をそこに当てネチネチと責める。
「なぁ、、春川、、、真面目にやってると信じてる自慢の1人息子が、まさか
 昼間っから千ズリこいて、ヌキまくってたなんて知ったら、、お前の母親、、
 なんて、、思うかなァ、、、、どうするぅ、、春川、、、」

『あぁぁぁっ、、、ママには、、ママにだけは、知らせないで、、知らせないでぇ
 、、、、、で、、でも、、、でも、、、』
横田に指摘されるまでもなく、先程のような痴態、、、死んでも母にだけは
知られたくはなかった。
だが、、、その代償に、、、、なんで、、そんな事をしなければならないのだ、、、

教師の突き付けたあまりに理不尽な要求に、進退極まったかおるはもはや
声も無く、ただ、すすりあげながら、ハラハラと涙をこぼすだけである。
そんな涙にくれる美少年の姿を痺れるような思いで眺めながら、横田は更に
とんでもない言葉を口にした。

「あんまりダダをこねると、、そうだなぁ、、、、黒田とか他の連中まで、、
 来ちまうぞ、、いいのかぁ?」
『黒田』の言葉の効果もまた劇的だった。

『こんな、ところを見られたら、、、あいつに、、見られたら、、、』
そんな恐怖に大きく目を見開いたかおるは、無気味な程に静かな横田の次の言葉へ
かすかにうなずくしか道が残っていない事をようやく思い知ったのである。
「なぁ、、春川、、、あいつらのチ○ポ咥えたり、千ずり姿知られるより、
 ここで、俺1人にチ○ポ咥えたほうが、まだましだとは思わないか、、、」

そして、いつしかかおるの抵抗が止まり、、、いくらかの時が流れ、、、
かすかにかおるが首を縦に振った瞬間、横田は自分が勝利したのを確信した。

「へへへっ、そうか、、判ったようだな、、じゃぁ、、さっそくで悪いが頼むぜ、、
 言っとくが、コレを外したからって騒ぐなよ、、、まぁ、騒いで大勢来られて
 大騒ぎになってもいいなら、別だがなぁ、、、」
そう言うと、口かせを厳重に覆うタオルを嬉々として外し始める横田であった。

これから、この美少年の口の処女(?)を奪えるのだと思うだけで、股間の分身は
まさに爆発寸前なくらいに猛り始めている。
そして口の準備を終えた横田は、かおるの細身の身体を軽々と持ち上げては
床の上にある粗末な座卓に乗せて、自分の腰の高さに合わせた。

いまや、かおるはあぐら縛りの不様な裸身を仰向けに座卓に乗せられていた。
剥き出しの股間は真上を向き、密やかな肛門も若々しい勃起も丸見えである。
そしてごつい教師の手は美少年の小さな頭を、無理矢理に横に向けて固定してる。
そして口かせに固定されたプラスチックの穴に、床の上をひざでジリジリと近づく横田。

徐々に目の前に近づくグロテスクなイチモツに耐え切れず、かおるは固く目を閉じた
ままである。
「さっ、、、たっぷりとサービスしてくれよ、、かおるちゃん、、、、」
そう小声で呟いた悪徳教師はかおるの頭をしっかり押さえつけると、残りの手で
自身の向きを固定して、一気にその穴の中心へ挿入していった。

『ウゲェェェッッッ、、、、ンンンゲェェェェッッッッ』
いかに観念したとはいえ、生まれて始めてそんなモノを口中に迎え入れたかおるは
反射的に吐きだそうとする。顔を背け、舌で抵抗しなんとか頬をすぼめて侵入を
阻もうとするのだが、頑丈な筒で口が閉じれない以上、全身の力でモノを
ネジ込んで来る横田に抗えるはずもなかった。

むしろその抵抗は横田の肉棒へ様々な刺激を与えるだけであったのだ。
そんな感触に有頂天になった横田はかおるの頭の向きを変えると、一気に
自分のモノをその根元まで押し込んでしまう。

口腔どころか食道の方まで、異臭をはなつ肉棒を埋め込まれたかおるは窒息寸前な
状態となり、必死に舌や頬でなんとかそれを押し返そうとするが、その動きは全て
横田をいっそう絶頂に導くだけであった。

「かおる、、、なんだ、、素人にしちゃぁ、、ウマイじゃねぇか、、」
いまや横田は緩やかではあるが腰を前後にさえ振り始めていた。
美少年の咽頭や口内粘膜が気の遠くなる程の快感を伝えて来る。
一方のかおるの方は呼吸困難で悶絶寸前であり、白目剥いているほどであった。

「はぁはぁはぁ、いくぞぉ、かおる、まずは最初の一発目だ、、全部飲めよっ!!」
そぉ、、これから数え切れぬ程の精液を口にし、飲み込む事となるその
記念すべき最初の一発目が、いままさに射精されようとしていたのだ。
もっとも、概に半ば以上失神状態のかおるは、知る由もなかった。

射精の瞬間、そのかおるの顔を見下ろした横田は、瓜2つの美貌を誇るかおるの母、
春川佳代夫人を思いだしていた。
いつか、あの令夫人も、同じめに、、いや、、もっと惨めな思いをさせてやる、、、
そんな教師とは思えぬ淫らな欲望を思いながら、今はその息子の口中に溢れる程、
多量の精液を放出させ続ける横田であった。


愛する息子が名門校の教師と強制されたとはいえ、獣のような行為に及んでいる等
夢にも思っていない佳代夫人は、その頃、珍しい昼間の入浴を終え、汗の引いた身体を
再び和服につつみ、1人静かに茶の湯をたしなんでいた。

寸分の隙も無く着こなした装いと、チリ1つ無く整頓された和室が、その令夫人の
性格を表していた。
彼女1人しかいない邸内の優雅な香りが漂い、涼しげな秋の風が湯上がりのほてった
身体に心地好い。

1人息子の健やかな成長だけを願う、未亡人、春川佳代夫人の最も落ち着く時である。
こうして、1人これまでの様々な思い出等に浸る間が彼女は大好きであった。
女学生の頃、新婚の頃、かおるの幼少期、、そしてふと正面の棚に飾られた
新しい写真に目をやった佳代夫人は、気品溢れる笑顔で優雅に微笑むのであった。

『松下先生、、、、どうなさっているかしら、、、、』
そこに写っているのは、中央に恥ずかしがりながらもどこか誇らしげに英正学園の
合格書を掲げたかおると、その両脇にやはり誇らしげにする自分と、当時の
かおるの家庭教師、女子大生であった弾けるような笑顔の松下景子の3人であったのだ。

夫が他界した後の火の消えたような春川家に、訪れた若々しい女子大生の輝きは
貴重であった。
かおるも、いや自分さえも、一家の主人を失うというあまりに衝撃的な出来毎から
立ち直れたのも、彼女の明るさのおかげと言えた。

わずか、1年足らずの期間ではあり、週に数回、それもほんの数時間ではあったが
じつに楽しいひとときを過ごせたのである。
1人息子のかおるはまるで、姉が出来たようになつき、自分もなにか娘でも
出来たような錯覚さえ起こしてしまう事さえあった。

時には家庭教師の立場を越え、母子家庭となってしまった自分達2人の身を案じて
わざわざ出不精な自分を外出に誘ってくれる事までしてくれた心優しい景子。
まさに家族のような、つきあいをした3人であったのだが、、、
念願の英正学園には、景子の努力の甲斐あって合格したものの、景子自身は
そこへの就職は叶わず、いまは別の私立高で教職についたと聞く。

そんな事もあり、かおるの合格、景子の就職と共に、きまづくなった訳ではないが、
いつしか疎遠となってしまった母子と景子ではあった。
『そうね、、松下先生が、英正学園に、就職してくだされば、私も安心できるのに。』
1人、とりとめのない空想に浸る佳代夫人。さらに、、、

いつかかおるも、愛する人を見つけ結ばれ自分の元を去るだろう、、当然のことだ、、
だが、、、その相手が、、、、
『もしかして、、松下先生が、、学園に来て下さって、、、、かおるの、、面倒を
 また、、、見て頂ければ、、、、ひょっとして、、、、、、イヤダッ、、
 私ったら、、、なんて、、自分に都合の良い事ばかり、、もぅ、すっかり
 おばさんね、、、』

罪の無い空想の果てに、かおると景子が結ばれれば、、、等、とあまりに自分勝手な
事を思い付いた佳代夫人は、1人頬を赤らめて、自分にあきれてしまうのであった。

その僅か半年後、実際に景子が学園に赴任し、、、そして本当にかおるに処女を奉げ、
肉の交わりを持ち、獣のように互いの性器を愛し会う仲になるなど、、、
更には、自分も含め、3人がより深い、まさに家族以上の絆で結ばれる等、
今はまだ想像すら出来ない佳代夫人であった。



終わりの始まり-2へ
終わりの始まり-4へ

Topへ