終わりの始まりー2



宿直室で美少年が、まるで猿のように真っ赤な顔でひたすら手コキに夢中に
なっている姿を冷たく監視する小さなレンズ。
それは密かに隣室のモニターへつながり、先程かおるを救った筈の横田の監視下に
あった。

そのいかついゲタのような顔を真っ赤に興奮させている横田は、自分のあまりの
幸運に祝杯を上げたい気分であったのだ。
隔離したかおるを力任せに凌辱しようと思って、あれこれ画策した後に、胸躍らせて
戻ってみれば、美少年はひたすら自らを辱めている最中であったのだ。

横田の最初の計画では、熟睡しているかおるを一気に拘束、有無を言わさず
羞恥の写真を取り、肛虐の準備っと考えていたのだが、つまりはかおるの弱みさえ
握れば良いのである。
まさか、真面目なかおるが、人知れずにあそこまで手コキで恥を晒してくれる等、
横田にとっては、まさに願ったかなったりであった。

そう、横田は最初からこれを狙っていたのである。
粗暴な黒田が美少女とさえいっても良い、かおるをネチネチと嬲る姿を最初に見た時、
横田はなぜか、突然、自分でも信じられない程の興奮を覚え、驚いたものであった。
やがて、その少女のような容貌の美少年を黒田が「お嬢さん」と呼び、嘲笑するのを
知り、とんでもない事を思い付いた。

それが、この一連の計画、美少年をホモ奴隷のマゾペットにすると言う、教師に
あるまじき恐ろしい内容であった。

だが、布団の中でもぞもぞとしながらも、真っ赤な頬で喘ぎ続けるかおるの
姿は、その美貌とあいまって、どうかすると、布団の中で淫らな自慰に浸る美少女。
と見えない事もなかった。
それ程に、かおるのノーブルな美貌は際立っているのであった。

『おぃおぃ、、、おまえ、、そんな事までする程、溜まってたのかよ、、、』
血走った目で画面を見続ける横田は、かおるの痴態がいよいよ激しくなって来た事に
半ば、呆れ始めていた。

なんと室内のかおるは、いまや体操用のショートパンツと下着を片方の足首へ下ろして
だらしなく布団の上に座り込んでいた。不思議とほとんど体毛の目立たぬ両脚は
大きく開き、あたりは見開かれた数々のエロ本で埋まっている。
更に左手には先程のド派手なショーツをしっかりと握り締めているのだ。

そして、右手は擦り切れんばかりの勢いで、自らをシゴキ抜いていた。
おまけに、回りには、その数え切れぬ程の青臭い精液を吸った、大量のテッシュが
ちらばったままであり、まるで画面の向こうから異臭まで漂ってきそうな程であった。

『まったく、おまえのママに今のお前の姿、見せてやりたいよ、、、』
そんな言葉と共に、横田の脳裏にかおるの実の母親の姿が浮かんだ。
そう、、あの麗未亡人、春川佳代夫人である。
まだ、横田も数回しか会った事はないが、始めて見た時の衝撃は未だに忘れられない。

家族構成の欄を確認し、概に30半ば過ぎである事は知っていたが、せいぜいその他の
保護者に比べれば、少々若い母親だなぁ、、というのが事前の認識だったのだ、、
しかし、実際に会った時は、正直言って度肝を抜かれたものである。
上品な仕草、優雅な物腰、育ちの良さを示す話し方、なによりその美貌、、、

たしかに名門である英正学園の保護者には、そのようなタイプが多く見られたが、
その中でも、郡を抜く程の気品に溢れていたのが、今画面の中で痴態を晒すかおるの
実の母親、春川佳代夫人であったのだ。

そして、中年特有の陰湿な観察眼で横田は密かにその姿態にまで思いをめぐらせていた。
清楚で気品に溢れながらも、30そこそこで、1人身となった事を必要以上に気にして
いるのか、たとえ真夏でも和服を着用しているそうであるが、その隠された肉体。
それは、横田の想像するところ、多分人並み以上に恵まれたものと思われた。

特に、熟し始めた感のある豊かな臀部は、和服の後姿からでもわかる程に見事なもので
あり、固く閉じられた胸元の盛り上がりも、おそらくかなりのサイズなのであろう。
美少年のセン擦り観察に飽き始めた横田は、その麗未亡人にひとしきり思いをはせた。
『あんたの息子は、昼間っから学校でセン擦りに夢中だぞ、、あの格好をあんたに
 みせてやりたいよ、、、、』



そして、その頃、春川家ではひとしきりの家事を終えた佳代夫人が、1人浴室にいた。
概に秋なのだが、今日はことの他天気が良く、じっとしていても汗ばむ程の陽気である。
先程の決心のためか、いつもよりも念入りに掃除等をし終えた頃、佳代夫人は額に玉の
ような汗を浮かべているほどであった。

潔癖すぎる程ではないが、人1倍汗や体臭に敏感で几帳面な佳代夫人も、あまりにも
全身が汗ばんだ為、その日、珍しく昼間から軽く汗を流そうとしていたのである。
入念な掃除はかなりの運動量であったようで、彼女の若々しい頬は健康そうに上気し、
どう見ても高校生にもなる息子のいる未亡人には見えなかった。

脱衣所に入り、1人後ろ手に帯を解き静かに着物を脱ぎ始めた。
そして、そこに現われた裸身は、まさに横田が妄想するがごとく、いや、それ以上の
豊満なものであったのだ。出産による授乳経験を誇るかのように、豊かに前方に
突き出した乳房はいささかの垂れもみせずにそびえ、その下の腰につながる部分の
くびれかたは、まさに蜂を思わせる程に締まっている。

さらにそこからは、その細さとは対象的な程にグッと巨大な臀部へ優雅な曲線で続き、
白桃のようなヒップは挑戦的な程なまでに、ツンと上を向いているのである。
あまり外出もせず、常に和服を着用しているせいか、尻だけでなく全身の抜けるような
白さも、熟女の脂肪のたっぷりと載ったなんとも艶のある白さなのが素晴らしい。

そしてその雪のように白い全身にただ3ヶ所、脚と腕の付けねにのみ漆黒の繊毛が
たっぷりと生え揃っているのが、その白さを余計に際立てせていた。
だが、姿見に映る人並み以上に素晴らしい自らの姿態にも、興味なさげにチラリと
目をくれただけで、浴室へ向かう佳代夫人。

無人であるにもかかわらず、左右の手を使って密やかな足の付けねと、豊かな乳房を
しっかりと隠しながら歩き始めると、なにかの拍子に床にタオルが落ちてしまった。
「あらっ、、、」
つい前屈みになってそれを拾うのだが、、、、

ぶるんっ、、、、その際、それ自体の重みで垂れ下がった乳房の迫力は自らの腕さえ
弾く程のボリュームであり、ついそちらに視線を向けた佳代夫人の目には、
まさに目の前に広がる、自らの巨乳とそれが作る見事な真っ白な谷間が飛び込んで来た。
『い、、いやっ!!、、、なんという、、格好、、、もぉ、、、』

偶然だが、瞬間、まるで巨乳タレントの扇情的ポーズのような格好をしている事に
気付いた佳代夫人は、すぐ次の瞬間には頬を染めながらも上体を起こし、浴室へ入った。
従って、その一瞬の間、佳代夫人の脳裏をチラリとかすめ、そして消えて行ったモノが
何であるかは、とうとう、佳代夫人も知る事はなかった。
その正体を知るのは、その卑猥な扇情的ポーズが日常的なモノとなる約1年後であった。
そのような事、気付くはずもない佳代夫人は、1人静かな時を過ごしていた。
静かで穏やかな時を、、、、、、

そして、そんな平和な時間を母親が過ごしている間にも、息子であるかおるには
いよいよ運命の時が近づいてきた。
『へへへっ、、、そろそろ、、いいかな、、、』
画面の中の美少年の顔が徐々に弛緩し始めるに連れて、横田はドアへ近づいた。
概に鍵など、とっくに挿してあり後は回すだけであるのだ。
なるべく、効果的なタイミングを狙うべく、画面をにらむ横田。
かおるの表情からみて、すでに絶頂直前のようであった。

扉の向こうからも、鼻をならす音が聞こえて来た。
『はぁはぁはぁはぁ、、、んっ、、、んんんっ、、、』
かおるが何度めかの精を放とうとした、その瞬間、、、、、
ガチャッ
あっさりと鍵を開けた横田は、さも何気ないふりで声を掛けながら部屋へ入った。

「どうだ、春川、、少しは、休め、、た、か、、」
「!!!!、、ひっ、、、ヒィィィィーーーーーッッ、、あ、、あぁぁぁっ、、、
 こ、、これは、、、あ、、あぅっ、、、んんっ、、」
ドアの音にそちらを向いたかおるの目が恐怖に吊り上がってく。
だが、概に発射体勢にあったモノはどうしようもなく、男性教師の目の前で
誇らしげに噴射されてしまった。

「、、見ないで、、見ないでぇ、、、横田先生、、、見ないでぇーーー」
見られてしまった、、男性として、あまりに情けない瞬間を、教師に見られてしまった。
あまりの出来毎に狼狽どころか、パニックになった美少年はそれでも萎えぬ肉棒を
両手で必死に隠すと、布団にうつぶせになっては、ひたすら同じ言葉を
繰り返していた。

「見ないでぇ、、、お、お願い、、見ないでぇ、、、」
だが、そのポーズは丁度、尻を横田へ向けているのである。
羞恥に脅える美少年の震える身体は、そのクリッとした尻肉までもプリプリと
揺らしていた。そして、動転している美少年はその剥き出しの少女のような
引き締まった尻へ向け、崩れそう笑顔で熱い視線を教師が注いでいる事等
全く気付きもしなかった。

たっぷりと羞恥の様を実感させてから、横田は顔を何とか引き締めると、
なるべくこちらも動転しているような振りで声をかけ始めた。

「は、、春川、、、これは、、いったい、、、」
「ひぃーーーーっっ、、ごめんなさい、、ごめんなさいぃぃーーーー」
横田の声が聞こえると、かおるはまるで罪人のように自ら侘び始めた。

『あぁぁっ、、、なんて、、事を、、、なんて、、みっともない、事を、、、
 僕を、、心配してくれた横田先生が、、助けてくれた横田先生に、、あぁぁ、、』
自分はなんという情けない男なんだろう、、、、なんという汚らわしい男なんだろう、
ひたすら、自分を責め続けるかおるの心の中に、いつしか得体の知れない感情が
湧き始めていた。

自分で自分を責めれば責める程、なにか、、心のどこかが痺れるような思いがある。
それは、まだ誰も、本人さえ知らなかった、美少年の隠された性癖の目覚めであったの
かも知れない、、、、、

そんな混乱するかおるに向け、余計に当惑するように不思議な事を言う横田。
「どうしたって、聞いているんだ、、春川、、、そうか、、判った、、あいつだな、
 黒田が来たんだろう、、、あいつが、お前に無理矢理にさせたんだな、、、
 あれだけ言ったのに、まだわからんようだなぁ、、そうだろ、黒田だな、、」

『えっ、、、、、えぇぇっ、、、、、』
その横田からのあまりに意外な質問は、自らのしでかした罪に脅える優等生の
心の隙間を突いてしまった。
更にたたみかけるように、念を押して聞く横田へ、つい応えてしまったかおる。

「おまえが、こんなみっともない真似する訳がないよなっ。春川。黒田のせいだな。」
その間接的にかおるを責める横田の言葉に、気付かないままつい返事をしてしまう。
「、、、は、、はぃ、、そうです、、く、黒田くんが、、ぼ、くに、、無理矢理、、」
いかに日頃、自分を嬲ってきたとはいえ、まったくの無実の黒田に罪をきせる事に
かおるの胸が痛まない筈はない。

普段のかおるであれば、いくらなんでもそんな事に返事等する筈ないのだが、
この場合、そのような毅然とした態度や冷静な判断をしろ。と言う方が無理であった。
あっさりと、その悪徳教師の誘導尋問の罠にかかった哀れな獲物は、自ら更に
罪を重ねてしまったのだ。

一度認めてしまったものは概にどうしようもない。
不自然な程に念をおす、横田の言葉を疑問にも思わず、かおるは聞かれるままに
更にその罠に自らによって、より深く絡まっていった。
「あいつにやられたんだな?」
「、、はぃ、、黒田くんが、、ぼくに無理矢理、こんな酷い事をさせたんです。」

そして、その美少年の口からはっきりと偽りの証言を引き出した横田は、徐々に
その罠の明かし始めた。
「うーーん、ここまでするとは、、、、あまりにも酷すぎるな、、、よし、、
 安心しろ、、春川、、これはいくらなんでもヒド過ぎる、、こうなったら、
 もう、黒田には、、学園を辞めてもらうしかない、、」

『えっ?、、、えぇっ!?』
自分の発言の内容に今更ながら気付き、狼狽し始めるかおる。
ほとんど全裸で粗末な床にうずくまったままの惨めな姿さえも忘れ、思わず横田の
方を向き直る。

「で、、でも、、、、か、彼の、事だから、、とぼけられたら、、僕しか、他には
 誰もいなかったし、、、いくらなんでも、、退学なんて、、」
つい返事をして、罪をきせた事が、まさか退学にまでつながるとは思いもしなかった
かおるは、一転して、うろたえながらも黒田の弁護を始めた。

「きっと、、さっきみたいに、とぼけて、、うそを言うから、、、」
不自然な程に狼狽する美少年に向け、横田はまさに心臓が止まる程の言葉を告げた。
「かまわんっ、、、こんな事もあろうかと思ってな、、ちゃんと記録してあるんだ。」
なぜか楽しげな横田はそう言うと、部屋隅の戸棚の上、本の間を指さした。

『記録』、、、あまりに唐突なその単語に一瞬硬直するかおるであったが、
横田のさした先にカメラのレンズを確認すると、先程まで羞恥の為に真っ赤に
染まっていた頬が、一気に蒼白になってしまった。
『記録って、、、記録って、、、』
あまりの事実に、空白となってしまった脳裏にその言葉だけが響き続ける。

そして、その蒼白どころか、もはやまったく血の気のないように見える美少年へ向け、
わざとピントのずれた説明を続ける横田は、内心の笑いを堪えるのに必死であったが、
まるで木偶人形のように固まった美少年は、まるでその横田の様子に気付くどころでは
なかった。

「ひょっとして、あいつがまた来たら、今度こそ証拠を抑えてやろうと思ってな。
 いやぁ、よかったよかった。よし、さっそく確認してみよう。」
そこまで言った横田は、あきらかに楽しげに先程まで自分が眺めていたモニターのある
隣室へ向かって行った。

『待って、、、待って、、、、』
血の気の引いた顔が教師の背中を見るが、動けなかった。
見てもらいたくなかったが、止める言葉が出なかった。
先程と同じの、ほぼ全裸の姿であったが、服を着る事さえ思い付かなかった。
ただ、破裂しそうな程の心臓の音だけが、まるで割鐘のように部屋中に響いていた。

自分に向け裸の背中を向けて、硬直してしまったままの美少年の姿を堪能しながら、
横田は、今度は堂々とビデオを巻き戻して、改めてその美少年の浅ましい性欲解消の
姿を確認しなおした。
『くくくっ、、、あの背中、、どうだい、、白さといい、細さといい、、
 とんでもない、色っぽさじゃねえか、、まってなよ、、かおるちゃん、、、』

ビデオの操作音の度に、その細い背中が脅えて震えるのがなんとも言えずに、
色っぽかった。
そして充分過ぎる程にその確認とやらの時間の後、ゆっくりと宿直室へ戻った横田は、
そのいかつい顔に似合わぬ、無気味な程に静かな声で問い掛けた。


「、、、、どういう事なんだ、、、春川、、、、、、」
その芝居がかった横田の沈黙を交えた問いに、答える術もないかおる。
「、、、、、黙ってちゃぁ判らんぞ、、、あぁっ、、春川っ」
徐々に荒くなっていく教師の声と共に、見る間に震え出す美少年の華奢な身体。

「お前は、、、いったい何をしてたんだと聞いているんだっ!!答えろっ春川っ!!」
ついには怒鳴りだした教師の剣幕に、かおるはほぼ全裸の身を気にもせずに、
ガバッとばかりに向きを変えると、布団の上に平伏して号泣し始めた。
「うぅぅぅぅーーーーーー、ごめんなさい、、ごめんなさいぃーー、、、、うっ、、、
 うぅぅぅっっーーーーー、、、、、ごめんなさい、、、、、、、、」



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