カミングアウト−6



静まり返った講堂の中、1人壇上の中央に立つ女子高生春川かおる。
そして今、新たな自己紹介が始まろうとしている。


羞恥で霞む思考の中、昨晩、女史から仕込まれた恥辱のセリフのみが、まるで呪文の
ようにかおるの脳裏に湧き上がり始め、何かに操られるようにそれを口にするかおる。
水を打ったように静かな講堂内に、かおるの声が流れ始めた。

「皆さん、、先程、教頭先生にお願いして急に皆さんを集めてしまった事をまず、
 お侘びいたします。」
ここで、深々とお辞儀をするかおるであったが、生徒はそんな礼儀正しい挨拶よりも
チラリと動くミニスカの裾から覗く白桃のような尻肉や、ぷるんっとばかりに
垂れ下がった乳房の動きに夢中であった。

たっぷりとその視姦に応えた後、再びゆっくりと姿勢を戻したかおるはまた話し始めた。
「実は、、今まで隠していたんですけど、、、、私、、、私、、、春川かおるは、、
 本当は、、女の子だったんですっ!!」
遂に自ら宣言してしまった、その言葉。
もはや後戻りは出来ぬその道を歩み始めてしまった春川かおる。

突然のその宣言に、ようやくその美少女の正体に気付いた生徒達が徐々に騒ぎ出した。
「ほんとだ、、あいつ、、3−Eの春川かおるだぜ、、」
「おんな、、って、、だって、あいつ、、」
「でも、あれ、、おっぱいじゃねぇか、、、」

そして、それを計ったかのようなタイミングで黒田が罵声を浴びせる。
「何、訳の判んねぇ事、言ってんだっ!!お前、れっきとした男だろうがっ!!」
それを最初に、主に3−Eのメンバーが先程のように騒ぎ出した。
「そうだっそうだっ!!おまえ、ちゃんとち○ぽ付いてるだろうがっ!!」
「なに、寝言言ってるんだっ!!」

「こらぁっ!!とにかく今は聞かんかぁっ!!」
すると、それを遮るように横田が大声で一喝すると、たちまちまた静かになる講堂。
そして、再び、偽りの宣告を始めるかおる。
まさに出来レースのような見事な師弟の連係プレイであった。
「はぃっ、、かおるは、、春川かおるは、、男の子ですっ、、、でも、、でも、、、
 違うんですっ!!」

「かおる、、かおる、、ずぅっと前から、、、ホントは、、女の子になりたかったの。
 女の子に憧れてて、、女の子の身体に、、なりたかったんですぅっ!!」
「今まで、隠して来て、、本当にごめんなさいっ!!でも、、でも、もぅ、、、 
 我慢出来なかったんですっ!!」

「そして、、ママに、相談したら、、ママも、、、、ママも理解してくれたんです。
 『かおるは男の子の身体だけど、、心は、、女の子だったのねっ』って判って
 くれたんです。」
「そして、、そして、、こうやって、、女の子の身体になる事も、、承知して、、
 いえっ、、、実は、、ママが薦めてくれたんです!!」

「『心が女の子なら、身体もそうしなければ辛いのはかおるよっ』って。
 『今はとっても便利なお薬やいろんな方法があるから』って調べて教えてくれたの。
 かおる、、かおる、、本当に嬉しかった。」
「でも、心配だったのは、、学校の事だったんです。かおる、、英正学園は、、
 ずっと憧れてたから、、やっぱり、、このまま、、ここで卒業したかったの。」

「迷ってたら、、また、ママが、、言ってくれて、、、
 『きちんと正直に自分の本当の気持ちを話せば、きっと先生達も生徒さん達も
  判ってくれるはずだわっ』って。そして、お手紙も書いてくれたので、それを
 持って、、昨日、、先生達に、、思い切って全部打ち明けてしまったんです。」

「そうしたら、、先生達も最初は困っていたけれど、、かおるが、、一生懸命
 お話して、、ママのお手紙も渡して、一生懸命お願いしたら、、やっと許して
 くれたんです。かおる、、、かおる、、とっても嬉しかった!!」
「そうして、、、、学校のみんなにも、、全部、お話ししたいいって無理を言って、
 特別に、全校集会を開いて頂いたんです。」

「皆さん、かおる、、かおる、今までウソをついていた、本当にごめんなさいっ!!
 でも、、かおる、、英正学園に、このまま残りたいンですっ!!
 お願いですっ!!かおるを、、わたしをこの姿で過ごさせて下さいっ!!」
延々と続いた美少女の魂の叫びにしばし圧倒されるが如く静まり返る生徒達。

その、何かに取り憑かれたようなかおるの迫真の演技は、それを強制した横田達ですら
錯覚させる程のものであった。
それほど、その春川かおるの美少女ぶりは際立っているのである。
気の遠くなるような恥辱と屈辱でつまる声と染まる頬は、まさに羞恥に恥じらう少女の
ようであり、華奢な身体での懸命の報告はその儚さを強調させている。

そして、春川かおるのカミングアウトはこれからが本番であったのだ。

さりげなく目くばせをしあう、3−Eの勇姿達はすかさず質問を投げ掛け始める。
「お前がそんな勝手な事言ったって、俺達はどうすりゃぁいんだよっ?」
「そうだそうだっ、急に今日から『女の子ですぅっ』って言われたって、、なぁ、、」
「それにそんな格好でウロチョロされたら、迷惑なンだよっ!!」

今まで散々、制服どころか素っ裸に剥き上げて晒しモノ、嬲りモノにしてきた事など
おくびにも出さず、ヌケヌケと発言する級友の姿に、かおるの心は憤りで煮えかえらん
ばかりであるが、そんなものを現す事など出来るはずもなかった。
そして、黙ってしまったかおるに付け込むよう、徐々に本性を出し始める黒志会である。

「体操の授業はどうする?」「着替えは、、」「トイレは、、」等の、女性相手なら
まさにセクハラそのものである内容を、質問を口実にしてかおるへぶつける一同。
だが、そんな質問にこじ付けての恥辱責め、言葉嬲りにも、抗う術を持たぬ哀れな
美少女(?)は、必死に心を鎮め、段取りに従ってセリフを続けるしかないのであった。

「、、は、、はぃ、、、自分勝手でわがままを言っているってとっても判ってます。
 ほんとうにごめんなさい!!でも、、でも、違うンです!!。
 かおるは、、かおるは、、す、、好きでこの格好とこの身体になったんですけど、、
 皆さんに、女の子として、かおるを扱って欲しいなんて、そんな、、そんな事まで、
 とても、お願いできませんっ!!」

すると、それを聞いた黒田達がその核心の部分を強調するかのように聞き直した。
「へぇっ、、じゃぁ、今でと同じで良いんだなっ!!」
実に普通に、そして何気なく尋ねるその言葉。
だが、その『今までと同じ』の深い意味が判った者は、3−Eの他は若干の教師達だけで
あっただろう。

そして、当然、誰よりもその意味を理解している女子高生は、何事かを堪えるような
辛そうな表情で返事を返すのであった。
「は、、はぃ、、今まで、、と、同じに扱って下さい、、お、お願いします、、」
それを聞いた黒田は、まるで鬼の首でも獲ったかのように細々と確認し始める。

「へぇっ?じゃぁ体育はどうするんだ?ここには女子高生用の体操服なんかないぞ。」
「は、、はぃ、、それは、、かおるは、、女の子ですから、、もちろん、自分で、、
 ブルマーとタンクトップを用意しますので、、大丈夫です、、、」
突然、その美少女の口から出たその名前。今時、中学生どころか小学生でさえ着ない
その体操服を聞いて、講堂内にどよめきが走った。

そして、その生徒達の反応に、内心でほくそ笑みながらも、わざと難しい顔で
次の質問をぶつける志賀。
「ほぉっ、、じゃぁ、それ、、どこで着替えるンだよっ?女子更衣室なんか
 どこ探したってここにはないんだぞ。」

「は、、はぃ、、知ってます、、でも、、かおるは、自分から好きで女の子の
 格好をしてるんですから、、、、だから、、今までみたいに、、教室や、、
 体育館の隅ででも、、どこででも着替えますので、、大丈夫です、、、」
その、制服美少女女子高生の生着替えを意味する告白に、先程以上の夢中になる生徒達。
当然であろう、この妄想が具現化したような美少女がそこらで着替えをする。
つまり、その間は美少女の下着姿が見放題となるのだ。

だんだんと騒がしくなって来た周囲の様子と共に、質問も露骨なものとなっていく。
「おぃおぃっ、、着替えはともかく、トイレはどうするんだよっ、、女子トイレも
 無いんだけど、判ってるのかぁ?」
質問の答えを知っている黒田の顔は、問い掛けながらも、もはや笑い始める寸前である。

「は、、はぃ、、もちろん、、トイレも、、今までと一緒に、男子トイレを、、
 使いますので、、、大丈夫です、、、、」
自ら口にしてしまった、あまりの情けない言葉。
男子でありながら少女の服を強要され、それでありながらトイレは男子トイレを
使わせようとする、彼らの悪辣さ、惨さ、そしてそれをしなければならない我が身の
惨めさに、ただ壇上で立ち尽くす哀れな美少女(?)春川かおるであった。

そして、それらを聞き終えた残りの3−Eの生徒達が、次々に騒ぎ出した。
「ブルマーなんて今時、子供でも持ってないぞぉ?」
「かおるぅ、、お前、どうやってスルつもりだぁ、、立ってかぁ?座ってかぁ?」
「立ってやるに決まってるじゃねぇか。男なんだからよぉっ!!」
「そりゃそうだよなぁっ、ち○ぽ付いてるンなら当然だよなぁっ!!」

「ホントかぁっ!?ホントに付いてンのかぁ!?」
「だったら、見せてもらおうじゃねぇかぁっ!!」
「おぉっ!!そりゃぁいぃやぁっ!!なんせ、男同士なんだモンなぁっ!!
 ち○ぽ見せるくらい、なんでもないよなぁっ!!」
そのあまりの展開に、まさに顔面蒼白となっていく壇上の美少女(?)。
そんな事は、全く事前に聞かされてはいなかったのである。

恐怖に脅えるかおるをよそに、いつの間にか全ての生徒が声を揃えてわめき始めていた。
「見っせッろ!!見っせっろ!!見っせっろ!!、、、、、、」
3−Eや同学年の生徒どころか、2年、いや最下級生の1年生までがその子供のような
顔を真っ赤に興奮させてその無惨な大合唱に夢中である。
そして、まさに、その全校生徒によるつるし上げにもかかわらず、周囲の教師達は
止めるどころか、ニヤニヤと下卑た笑いを浮かべたまま、ただ傍観するだけである。

そんな、孤立無縁で1人、壇上に立ち尽くす哀れな息子の姿に、心の裂けそうな程の
痛みを感じる佳代夫人であったが、そんなかおるの姿から目を逸らす事も出来なかった
のは、熟れた身体の柔らかさを堪能しながら、全身に絡み付いた井川がその涙に
潤む母の瞳をむりやりこじ開けて、見物させていたからであり、そのすぐ隣りでは
同じように、景子に絡み付く佐倉がいたのだ。

そして、永年刻まれたマゾボーイとしての生活からか、まるでその耳を覆うばかりの
卑猥な大合唱に操られるかのように、細身の身体の両脇にピッタリと揃えた形の良い
腕がそろそろと、その自らのミニスカの裾に伸び始めたのである。
それに気付いた生徒達から徐々に合唱は消え始め、再び無言となった一同のギラギラした視線が、まるで矢のようにそのしなやかな白い指先に注目し始めた。

『ショーツだけ、、ショーツだけなら、、平気、、平気よ、、いつもだったら、、
 もっと酷い事されてるんだから、、平気、、平気よ、、、』
もはや、自らの心の叫びさえ、女言葉となっているのに気付かぬかおるは、
そろそろと指先をまくり上げ始めた。

まるで象牙のような光沢をたたえている見事な女子高生の生足、ピチピチとした
健康美に満ち溢れた太腿が徐々に現われ、そこに突き刺さる無数の視線。
それを感じたかおるは、妖しい快感に取り憑かれたかのように、指の動きを
抑える事が出来なくなっていた。

それが、浅ましい露出の喜び、自虐の快感である事を充分知りながら、むしろ自ら
それにドップリと浸るように自分で自分のスカートをめくり続ける女子高生(?)かおる。
『見てる、、見られてる、、僕の、、わたしのあそこ、、恥ずかしいトコ、、
 みんなが、、学校中のみんなが、、見てるぅっ、、』

そして、遂にその女子高生の羞恥の部分が現われた。
恥丘の膨らみと言うには、あまりに不自然な盛り上がりを示したそのデルタゾーン。
ド派手な花柄レースが少し大人びてはいるものの、少女の若さに似合うレモンイェロー
の明るい色がブラとお揃いの可愛いショーツであるのだが、肝心の丈は普通のモノの
半分もない、超ローウェストなモノであった。

下腹部どころか、骨盤にさえ届かぬその股上の浅さは、そけい部のすじがほとんど
半分以上覗いているほどの丈の短さである。
そして、その広く覗いた少女(?)の下腹部は、本来高校生ともなれば当然ある筈の
陰りが全く無い、滑らかにツルツルの状態であったのだが、それは概に御主人様である
3−Eの級友や女史達からむしられた結果であった。

だが、なんと言っても滑稽なのは内部の膨らみであった。
ふつう、そんな短い下着のままでは猛るイチモツが半分以上表に露出してしまう。
そして必死に考えたのであろう、内部に潜むそのかおるの男子自身は無理矢理にま横へ
ネジ曲げるような形で、必死にそのショーツの内側へ隠れているのであった。
だが、いかに隠しても、その生地を破らんばかりに激しい自己主張を内側から行う
隆々とした肉塊。
生地越しにゴツイ静脈さえ浮かび上がる、その醜い勃起ち○ぽが全てを台無しにしてた。

更に、そのカリ首のくびれ具合すらクッキリと浮かぶショーツの股の部分には、
上がりきった睾丸の形まで見事な程に露わになっているのであった。
そして、その止まる事を知らぬかおるの指先は、自らつまみ上げたスカートの裾を、
遂には全て持ち上げてしまうのだった。

完全に丸見えの剥き出しとなってしまった美少女のショーツ。
だが、そこに浮かび上がったのは、本来あるはずの若草の陰りでも、ピッとばかりに
走る艶めかしく食い込む縦スジでも無い。
もっこりと盛り上がった肉茎であり、更にその先端の鈴口からは濡れ染みまで
広がっているのがはっきりと見えていたのである。

概にかおるには、スケスケのデザインショーツやレースショーツを着用させている
黒志会であったが、やはり全校生徒への初の御披露目であるので、今日はそんな
透ける生地ではなく、とりあえず、肉塊自体を晒さぬレース生地であったが、
むしろ、その不様な様子は、スケスケショーツより、いっそう惨めなモノであった。

一瞬、そのあまりに異様な姿に度肝を抜かれたのか妙にシンとなった講堂内であるが、
それはまさしく嵐の前の静けさであった。
そして、その次の瞬間、、まさに講堂中が大爆笑に包まれたのである。
「ホントだ、、男だぜっ、、、ぶははははっっっ!!」
「ビンビンじゃねぇかっ、、ぎゃははははっっっ!!」

そして、同性である彼らはその濡れ染み、恥ずかしいその染みの意味を誰よりもよく
知っていた。
「感じてるのかよぉぉっっ!!変態じゃねぇのかぁ?お前よぉっ!!」
「パンツ見られて、嬉し涙流してるぜ、、あの坊やがよぉっ!!」
「結構デッカイんじゃねぇか?あんな顔してるくせに!!」

そして、何気なく誰かが述べたその言葉に、途端に食いつく生徒達。
もちろん、かおるのイチモツは決して小さい方では無かったが、別に大きくもない。
ごく普通のサイズであるのだが、ピッチピチのショーツに浮き上がったせいなのか、
妙に大きく見えてしまったのだ。

だが、そんな事など、哀れな美少女(?)を嬲る喜びに目覚めた生徒達には
何の関係もない。
再び、先程のように妙に揃って大合唱を始める生徒達は、昨日のウ師達のように、
もはや集団ヒステリィに近い状態となっていたのである。

「デカチ○ポ、デカチ○ポ、、女のくせにデカチ○ポ!!」
そして、そんな惨めな嬲り言葉にあおられるかのように、遂にはゆらゆらと華奢な
身体を揺らし始めてしまうかおる。
瞳は恥辱に酔いしれて焦点を失い、露出の喜びを堪能しているのか、弛緩した口元は
ポカンとまるで痴呆のようにだらしなく開け放たれたままである。

そのまま、放置しておけば、これまで受けた数え切れぬ程の恥辱の責め、身体に
刻まれたマゾ調教のまま、ショーツを下ろして手コキで抜きかねないかおるであるが、
さすがに、そこまで初日から追い込むつもりもなく、何より少しずつ楽しみたい
獣達が、そんなマゾ坊やを正気に戻すのであった。

『あぁぁっ、、、静かに、、静かにしたまぇっ、、静かにしないかぁぁっっ!!』
『こぉらぁぁっっ!!教頭先生の言葉が聞こえんかぁっ!!静まれェェッッ!!』
久々の教頭の声がスピーカーから流れても、下品な栄し歌に夢中の生徒達は
中々静まらず、横田が大声をハリ上げてようやく静まったのであった。

そして、その声で一瞬ビクッと華奢な身体を震わせてかおるも正気に戻った。
戻ったのであるが、、、厳しい調教を受けて来た悲しい身体と心は、めくり上げた
スカートを自分で下ろす事すら出来ず、ひたすらその惨めなポーズをとり続けている。
全てめくられた事でショーツどころか、引き締まった下腹部、可愛いおへそまで
ちょこんとその中央に覗かせながら、骨盤と肉茎、睾丸の浮かぶショーツを
見せながら立ち尽くすかおる。

その姿に向け、再び議事進行をする教頭である。
「あぁぁっ、、わかったかな、、諸君、、ご覧のように3−Eの春川かおるくんは、
 今日から男の子ではあるものの、女の子の春川かおるちゃんでもあるのだ。
 みんな、、彼、、いや、、彼女の事はあまり気にせず、普段のように接して
 くれたまえ。」
始めから用意されていたその結論を、まさに『世は事も無し、、』とばかりに
あっさりと述べた教頭。

「さぁっ、、かおるちゃん、、君の気持ちは全校生徒にちゃんと伝わったようだ。
 その、、立派なナニを見せびらかしたのは判るが、とっとと隠したまえ。
 まだ、やる事が残っとるンだろうが。」
いったい、これまでの状況のドコを見ればそのような脳天気な結論が出るのだ。

だが、全校生徒がよってたかって、たった1人の少女(?)をつるし上げをするのを
ニヤニヤ傍観し続けた教師達もまた、同意したとばかりに大きくうなずく者しかいない。
概に、昨日の凌辱プレイで嗜虐の喜びに目覚めた教師達にとって、もはや春川かおるは
普通の生徒ではない、ただの慰み者、、色気の無い男子校に迷い込んだ可愛い獲物に
過ぎなかったのである。

そして、そんなかおるに向けて教頭が述べた言葉の最後の部分、『やる事が、、』で、
自分が行うべきもう1つの事を思い出したかおるは、震える手でめくったスカートを
元に戻しながら、これからしなければならない行為の罪深さに手どころか、身体が
震えるのを抑える事が出来なかった。

かおるのやる事、それは先日採用された小桜ルミ子こと、愛する母の佳代夫人を
全校生徒に向けて、紹介する事であったのだ。


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