カミングアウト−2


「きみは、、君はいったい、、、」
学園指定の男物オープンシャツの開け放たれた胸元からのぞく初々しい美乳。
あたりまえであったが、ブラジャーすら許されぬその双乳はその美しい全容を
衆目に晒しながらも、そんな視線をものともせず、むしろ自身の若々しさ、
瑞々しさを誇るかのようにツンッと上を向いている。
その美乳のあまりの素晴らしさに、かすれた声で質問をする教師。

そんな質問への何よりの回答、『100聞は1見如かず』である。
片手でかおるを抑えたまま、黒田は器用にかおるのズボンの股間をまさぐり始めた。
『そ、、そんな、、まさか、、、ここで、、そ、そんな、、、』
黒田の意図に気付いたかおるは、蒼白となって必死に哀願する。
ここで、、こんなトコで、、全ての教師達にバラすつもりなのだ、、自分の身体、、
この不良生徒の愛玩用に変形させられた、惨めな身体を、、、

「やめて、、それだけは、、お願い、、許してぇぇ、、、、」
だが、その女言葉で必死に懇願する美少女(?)の身体に密着した黒田は、その
身体の柔らかさを堪能しながらも、遂にその男子のシンボルをつまみ出しだのである。
「!?!?、、それはち○ぽ?!、、き、、君は、、、君は?!」
「、、、、いったい、、君は、、男なのか、、それとも?!」

かつてかおるの裸身を見て異常な興奮状態となった女史と同じように、
かおるの身体、男子と女子の2つのシンボルを合わせ持つ妖しい姿態を目の当たりに
した教師達は、やはり同じように興奮に震える声で口々に様々な質問をするのだが、
概にその視線は生徒を見る教師の目ではなく、新たな生贄を観察する嗜虐者の目である。

そして、ひときわ舐めるような視線を向けている教師の1人が、狡猾そうに言った。
「ほ、、ほんもの、、なのかね、、どっちか、、作り物じゃないのかね?」
その言葉にまさに我が意を得たり、とばかりにうなずいた黒田は、かおるの耳元に
囁くと、その腕を放すのであった。

「ほらっ、、先生達が見たいってよ、、とっととお前もママさんや景子みたいに
 素っ裸になりな。イヤなら、この場であの変態女中がお前の本当のママだって
 バラしちまうぞ。それでもいいのか?」
黒田のゴツイ腕から開放されても、その言葉はかおるから完全に自由を奪ってしまった。

つい、両手で乳房と股間を覆うのだが、軽く肩を入れ腰をひねり膝を折るそのポーズは
もはやどう見ても少女の恥じらう仕草にしか見えない。
そして自分達を襲う、あまりに過酷な責めに涙に潤む瞳で正面の教師達を見るかおる。
その儚げな仕草は、獣の化した教師達を余計興奮させるだけであった。

「ど、、どうしたのかね、、は、早く、、脱ぎたまえ、、」
「そうだ、、ここは男子校なんだ、、君がどっちか、我々には確かめる義務がある。」
「さっさと脱がないかっ!!」
それはもはや教師の言葉ではなかった。
いかなる理由があろうが、職員室で生徒を裸にさせる教師等許されるはずもない。
だが、先程の淫乱用務員と変態女教師への仕置きに始まった、折檻地獄は
かつての真面目な教師達を、黒志会にも劣らぬ獣の群れへと変貌させてしまったのだ。

『あぁぁっ、、、なんで、、、なんで、、こんなことに、、こんなことに、、、』
ついには3−Eだけでなく、無関係の教師達にまで自分の秘密を晒せねばならぬ
惨めさに、涙で霞む視界の隅に相変わらず裸体を抑え込まれている母の姿があった。
息子を救おうと、懸命に抗い、何かを言っているようであるが、やはりその全身に
群がる教師達と、喉奥深くまでツッ込まれたバイブに塞がれ、動くことも話す事も
ままならぬ悲惨な状態であった。

『ママ、、なんて、、なんて、、酷い、、、、』
だが、その母を案じる息子の視線に気付いた黒田は、さっそくそれを利用し始める。
傍らで羞恥に喘ぐ美少女(?)の小さな耳に再び囁いたのである。
「ママさんがあんな酷い目にあってるぞ、、おまえの魅力であいつらを引き寄せれば、
 少しはママさんも助かるんじゃないのか、、、あぁ?どう思う、、、」

『ママを、、助ける、、そうだ、、ママを、、助けなきゃ、、、』
まるでその言葉に操られるかのように、華奢な身体を卑猥にくねらせながら、遂に
服を脱ぎ始めるかおる。
そして、その仕草、女史や黒田達にたっぷりと仕込まれた淫卑な振る舞いを披露する
その様は、まさにストリッパー小桜ルミ子の2代目というのに相応しいものであった。

まずは向きを変え、細い背中をむけるかおる。
ほっそりとした指でベルトを緩めると、そのまま腰に指をあて、ゆっくりと脱ぎ始める。
ゆっくりと腰をくねらせながら、少しずつ、少しずつズボンを下ろして行くかおる。
シャツの裾からちらちらと覗く尻肉の白さに、思わず生ツバを飲み込む教師達。
驚くべき事にこの男子とも女子ともつかぬ生徒は、ズボンの下には何も着ないでいた。

遂にはペロンとばかりに剥き出しにされた白桃のような豊かな美尻。
その際にグィッと後に突き出された、尻肉の狭間に集中する教師達の視線。
『あぁぁっ、、、見られてる、、恥ずかしい、、恥ずかしいよぉっ、、』
その羞恥の部分に感じる、矢のような視線の束に思わず悲鳴を上げ掛けるかおるだが、
それと同時に、妖しい露出のトキメキも感じでしまう程、露出プレイに馴らされた
惨めな美少年である。

残るは只のシャツ1枚であり、その僅かに残ったボタンを1つずつ外すかおる。
そして肩を交互に落としながら、ゆっくりとシャツを下げて行く。
そしてその下から現われたのは、しっとりと脂肪をまとったような柔らかさに満ちた
背中であり、その透けるような肌の白さ、肌理の細かさ、、どこからどう見ても
女性の裸体であったのだ。

もはや、言葉もなくその生徒を見続ける教師達の前で、遂にはシャツを床に落とし
全くの全裸となってしまったかおる。
だが、さすがに正面を向く事は中々できず、背中を向けたまま両手で股間と胸を覆い、
ひたすら、もじもじとするだけであった。

そんな儚げな美少女(?)の媚態は、見慣れた黒田までが思わず見とれる程であった。
だが、その辛そうな様子に、たちまち嗜虐嗜好を刺激された黒田が、再び力任せに
かおるの両手を抑えて後手に固定、更に無理矢理向きを代えさせて、髪の毛を鷲掴んで
教師達へ身体の正面を向けさせたのである。
遂に、その珍妙な身体、男とも女ともつかぬ身体の全てが大勢の教師達の目に晒された。

「あぁぁっ、、、見ないで、、見ないでぇぇっっ、、、」
まるで、条件反射のように口をついて出る惨めな女言葉での切ない悲鳴。
髪を掴まれ、うつむくどころか、むしろ胸を反らすような姿勢を強制されたかおる。
懸命に抗う事がそれによって揺れる身体と共に、上下に揺れ弾む男女のシンボル。
ぷるるんっとばかりに揺れる瑞々しい美乳といい、折れそうな程細いウエストといい
それは間違いなく、可憐な女子高生であった。
ただ一ヶ所、股間で情けない首振り運動を続けるムスコ以外は、、、

「ほ、、ほんものだ、、、」
「ち、、ち○ぽと、、オッパイが、、両方ついてるぞ、、」
「君は、、いったい、、どっちなんだね、、男なのか、、女なのか、、」

豊かな美乳から悩ましいS字カーブを描く曲線。
引き締まったウェストから続く滑らかな下腹部。
だが、そこから直立する雄々しい勃起の異様さ、生々しさ。
乳房も含め、完璧な女性体形である身体の股間からニョッキリと生えている男性器を
先程の衣装越しではない、直接目にした教師達。
おそらく、その手のモノを生で見たのは始めてなのだろう。

ショックのあまり茫然とただ、呟くしか反応が無かった。
その両性具有としか表現しようのない、珍妙な身体を目の当たりにした教師達の
露骨な表現が、かおるの心を容赦なく傷付けていく。
望んでなった身体ではない、獣のような生徒と教師達がしかも単なる性的欲求を満たす
道具として自分の身体をこのように変形させてしまったのである。

『あぁぁっ、、見られちゃった、、ば、、バレちゃったよぉ、、もう、、ダメ、、
 先生達にも、、知られちゃった、、ど、、どうなるの、、いったい、、僕、、、
 僕達、、どうなっちゃうのぉ、、』
ギラギラと欲望剥き出しの視線を向ける教師達の視線に堪え切れず、固く目を閉じて
うつむくかおるの心の中に、深い絶望の闇が広がって行く。
だが、被虐に馴らされたその精神は、その深い闇の底から次第に何か別の感情を
伝え始めるのだ。

すると、先程の教師達の言葉を聞いた黒田が、そのかおるの内心の思いに気付きでも
したかのように、更にトンでもない提案をし始めたのは、やはり永年様々な意味での
深い交流を持つ男同士の友情であったのだろう。

「疑うようでしたら、どうです?ちょっと触ってみませんか?作りものなんかじゃ
 無いですよ。整形でも詰め物でもない、ホンモノです。ほらほらっ、、」
まさにペットを自慢する飼い主のように、前に伸ばしたその手をかおるの可愛い
美乳にあて、たぷたぷと揺らして見せる黒田。
すると、その母譲りの美乳は若さ溢れる瑞々しさを誇るかのように、プルルンッと
小気味良いほどに可愛く揺れ弾むのであった。

そのあまりの言葉に、愕然と背後の黒田を振り向くかおる。
『なんて、、今、、なって、、言ったの、、、』
だが、その驚くべき言葉の意味を理解する間もなく、多くの教師達がその哀れな美少年の
身体に向かって群がってきたのだ。
概に一種にヒステリィ状態にあった、教師達にもはや常識も遠慮もなかった。

「ほ、、ほんとだ、、なんて柔らかいんだ、、、」
「お、、おぃ、、変われよ、、」「ちょっと、待ってくれよ、、お、、おぅぅ、、」
自分の掌全体を使ってやんわりと揉み回す1人の教師が、その感触をうっとりと
報告すると、それを聞いた別の教師がすぐさま交代を願う。
そして、その順番を待ちきれぬ他の教師達は、優雅な曲線を描くかおるの全身を
まさに舐める様に、掌で撫で回してはその蝕感に驚嘆するのであった。

まさにその掌が蕩けるような肌理細かい肌、、すらりと伸びたしなやかな腕に
若さに満ちたむちむちの太腿、それら全てが全身にまとう適度な脂肪で覆われて
しっとりとした感触を余計に感じさせる。
そして、幾人かの教師が羞恥に震え、固く瞳を閉じたままのかおるの美貌に、
熱い視線を向けているのに黒田が気付いた。

ぷっくりと優しげに膨らみ、まるでルージュでも塗ったかのように鮮やかな紅色の
かおるの唇を夢中で眺めている、その教師達の様子に呆れながらも口を出す黒田。
「どうです?遠慮する事なんか無いですよ。ちゃんと調べないと、、
 男同士じゃないですか。遠慮はいりませんよ。」

まるで奴隷の売り主のような口調で教師達を促すと共に、自分の太い指でかおるの
唇をなぞっては、その柔らかさを強調する黒田。
その感触に目を奪われた教師達はもはや言葉もなく、我先にかおるのほっそりとした
頬を両手で掴むと、夢中になってその唇を奪い始めたのである。

愛情のかけらも無い、力任せの接吻はかおるの顔を変形させる程の勢いであり、
強引にその美少女(?)の唇をコジ開けては、舌先で口中を舐め回す者、大量の
唾液を無理矢理注ぎ込み飲ませる者と、黒志会顔負けの獣ぶりである。
その男同士の濃厚な接吻は、たとえ相手が高校生であってもおぞましさしか感じない
かおるであったが、相手が中年おやぢとあっては、その感触は比較にならぬ程の
気色悪さであった。

だが、そんな嫌悪感に震える美少女(?)の気持ち等、かけらも斟酌しない教師達は
その香しい口中を夢中になって舐め回し、まるで舌を引き抜かんばかりの勢いで
吸い上げるのだ。
しかし、その心地好さでうっとりとする教師達とは反対に、まるで巨大ななめくじが
自分の口腔を暴れる回るような気色の悪さ、吐き気を催すヤニ臭さにもはや失神寸前で
あった。

集団心理のせいなのか、最初にかおるを見た時の自分以上の執着ぶりを示す教師達を
半ば呆れながらも、女史が制止もせずに観察し続けるのは、やはり概にその
美少女(?)と寝食を共にし、生殺与奪の全てを把握しているという、余裕の気持ちの
なせる技であったのであろうし、男色の生贄となって悶絶する哀れな美少年を
たっぷりと観察したかったからであろう。

そしてホモの地獄で悶え続ける美少年を堪能した女史が、ふと気付いてその母親を
眺めると、せっかく教師達が溢れるばかりの愛情を注がれている実の息子の晴れ姿に
なぜか、固く目を閉じ、顔を背けて震えているのが見えたのだ。

教師と生徒の心暖まる交流に気付かぬ母を気の毒に思った女史は、いまだ机の上で
悶え続けている美母にズカズカ近づくと、その顔を無理矢理に起こし、まぶたを
コジ開けて、愛しいかおる坊っちゃまの様子を観察させて上げるのであった。
「あらあらっ、、だめよ、、ちゃんと見てないと、、ねぇルミ子さん。
 今のあなたは、かおるちゃんの入院しているお母様から、坊っちゃまを
 お預かりしているんでしょう。しっかりと見続けなさいねぇ、、」

小肥りの女史が力任せにコジ開けては、華奢な身体の佳代夫人にはどうしようもない。
そして、一度息子の姿を見せ付けられた母の瞳は、そのあまりに悲惨な姿にカッと
ばかりに見開かれると、閉じる事を許されぬまま、延々と見る事を強制されるのだ。
『か、、かおる、、かおるぅ、、あぁぁっっ、、な、、なんて、、なんてこと、なの
 こ、こんな、、こんなぁぁっ、、酷い、、酷いわぁぁっっ、、』

それは昨日、自分が3−Eや用務員室で受けた歓迎会すら上回る程の悲惨さであった。
ほっそりとしてしなやかな曲線を描く息子の身体は、いまや群がる獣達に隠れて、
ほとんど見る事はできない。
そして、その獣達は驚くべき事に自分が選んで息子を進学させた、名門校の教師達なのだ。
だが、その教師達はいまや夢中になって、その息子の舌を吸い、唇を奪い、唾液を注ぎ
乳房を揉み、尻を太腿を、、その全身を嬲っている。

『あぁぁっ、、かおる、、ごめんなさい、、ママが、、ママが、、こんな学校を、、
 選んだから、、あなたが、、あぁぁぁっっっ、、、、』
愛する息子の悲惨な様子に、身の切り裂かれるような辛さを感じた佳代夫人は、
何も出来ぬ我が身を呪いつつ、惨めな我が子へ夢中で侘びるしかなかった。
そして、その瞳から流れる大粒の涙に気付いた女史は、その令夫人の思いを
教師達へ伝えてやるのを忘れてはいなかった。

「あらっ、やだっ、あんた、かおる坊っちゃまがあんなに先生に人気あるのが
 いくら嬉しいからってそんなにぽろぽろ泣かなくってもいいわよっ。
 ほんと、かおるちゃんって、幸せよねぇっ、、ほらっごらん、あんなに元気よっ!!!」

女史の指摘したように、白昼の職員室で大勢の教師から全身を嬲られると言う、
まさに想像もしなかった責めを受けるかおるは、先程からの妖しい快感を
さらにあおられ、ついには股間のイチモツは激しい怒張となり、
天を突く勃起状態となってしまったのである。

さすがにそのいな鳴くように、脈動する生々しい肉茎を見た教師達もそれが
ホンモノと認めずにはいられなかった。
「ほ、、ほんもの、、の、、ち○ぽだ、、、だが、、、こっちは、、、」
「、、あ、、、アンンンンッ、、、、や、、いやぁぁっっ、、だ、、ダメェッ、、」
浅ましい肉欲の高まりを証明する自らの勃起を見つめられ、更に同時に乳房を愛撫されて
も、身体に刻み込まれたマゾの喜びは、つい甘い鼻声を洩らしてしまう。

「そうなんですよ、、かおるくんは、男でもあるんですが、、実は永年女の子に 
 憧れているという秘密があったんです。」
女子高生(?)の生の裸に触れ、正気を失いつつある教師達の背中に向けて、
突然、黒田が得意になって、でっち上げの説明を始めたのはそんな時であった。

「でも、お淑やかな令夫人である、自分の母親にそんな事は言い出せず、長い間
 ずっと堪えていたそうなんです。」
「そんな時に、この巨乳いや、爆乳女中が住み込みで来てしまい、かおるくんの
 そんな秘めた欲望を刺激してしまった、更には母親までが入院して家の中には
 かおるとこの爆乳女中の2人だけになってしまったんです。」

「元々、男の身体に違和感を持っていたかおるくんは、このルミ子の見事な姿態に
 刺激されてしまい、ついに我慢が出来ず、どうしてもと言う希望がありまして、
 そしえ、それに親代わりに同居をしていた、ルミ子からの強い要望も加わりまして
 遂には女性ホルモンの大量投与を始めてしまったんです。」
「やはり、先天性の変態であり、病的な淫乱であるルミ子は、この美少年に
 可愛いおっぱいとムキムキち○ぽの両方を備えるという素敵な提案にかなり
 魅力を感じてしまったんでしょうねぇ。」

「そして、ルミ子は朝に夕に、投薬に加え食生活にも気をくばり、更に様々な器具まで
 買い込んで、入念に、まるで豊胸エステのようにかおるくんの女性化を促進させます。
 更に、内面からの改造だけでは足りないのか、それと同時にかおるくんに対して、
 春川邸の中では、一切の男子として行為を禁止したそうです。」
「服は当然、下着、そして会話に到るまでその全てを少女の如く振る舞う事をルミ子に
 命じられたかおるくんですが、とまどうよりも永年の願望が叶うと知り、嬉々として
 それに従ってしまったそうです。」

「やがて、そのような日々の成果、ルミ子の愛情溢れる尽力、かおるの懸命の努力と
 2人の協力があり、このような見事な姿態が完成したのでありました。」
「そして、あこがれの女性の身体になれたのが、嬉しくてたまらないかおるくんは
 それを見せつけるような半裸の衣装を着ては、ルミ子にもそれを着るように言い
 2人で同じような格好をして、女性2人の環境を自宅で堪能していたらしんです。」

「でも、哀しい事に精神は完璧に女の子でも、身体は健康な男子高校生ですからね。
 興奮すれば、ほら、、ご覧のようにギンギンに勃起してしまうって訳です。
 そこでセンずり代わりにルミ子と絡んではヌイていた。」
「まあレズのタチとネコみたいなモンです。ルミ子はアレが付いてれば御承知のように
 相手が誰だろうと全くかまいませんから。」

次々にペラペラとウソを並べる黒田の言葉に、まさに心を切り刻まれる思いのかおる。
そんな恥辱に震える惨めな美少女(?)に、歪んだ嗜虐欲を満足させながら、かつての
同級生への弁解を終える黒田であった。
「そんな訳ですから、かおるくんの淫交には色々と複雑な理由があるのです。
 なによりも、彼、、、いや、概に身体はともかくかおるくんは、かおるちゃんと
 言うべき可愛い女子高生のこころを持った女の子なのです。
 どうか、寛大な処置をお願い致します。」

あまりに酷すぎる、かつての級友のでっち上げにまさに血の涙を流すかおる。
『ち、違うよ、、僕、、そんな、、そんなんじゃないよぉ、、みんな、、みんなが、
 僕や、ママを、こんな、、こんな風にしたんじゃないかぁっ!!
 ひどい、酷すぎるよぉ、、、あんまりだよぉぉっっ!!』
だが、母を人質にとられたも同然の身は、何1つ弁解出来ず、ただハラハラと
涙を流すしか出来ないのである。

そして、女史によってそれら全てを見る事を強制され続けている、当の母親もまた
あまりにその一方的、偏見に満ちたでっち上げの酷さに溢れる涙を堪える事が出来ない。
『ち、、違います、、う、うちの子は、、うちのかおるは、、れっきとした男の子です。
 みんな、みんな、あなたがシタ事じゃないのっ!!私が、、なんで私が、、
 自分の、、自分の子を、、、、』
あまりと言えば、あんまりである。なんとかおるの女性化は本人の永年の希望であり、
願望であった。そしてそれを行ったのが、自分であったと言うのである。
誰が、、いったいどこの誰が愛する息子に、そのようなコトをすると言うのだ。

だが、そんな黒田の説明に、その様子でも想像したのか、卑猥な目付きで美しいその
母と息子を交互に見比べる教師達に気付いた佳代夫人は、もはやどうしようも無いと
言う、脱力感、何か足元が崩れていく喪失感に襲われてしまうの佳代夫人であった。


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