新たな生贄5−2

それから、ようやくにも一週間が経過した。
その間の真佐美は縋る様な少年の視線を快く感じ、ときおり戯れの如く送る彼への携帯メールと、
それへの返事に回答しつつも、更に興奮を煽る様な文章を送り付けていた。

『田中君へ。
 連絡が遅くなってごめんなさい。友人の真佐美からお話は聞きました。
 とりあえず、最低でも一週間は待って下さい。
 あと、私も事情がございますので、メールの返信はこちらからの送信一回に対して10分以内に
 一回だけ行う様にして下さい。
 そして、その時の返信も出来るだけ簡潔な文にして下さい。
 
 また、そちらからの勝手な送信はお断り致します。
 それらを守れない場合、アノお話は無かったことにして戴きます。
                                  マサミ』

『ごめんなさい。
 ごめんなさい。本当にあの時はごめんなさい。
 守ります、絶対に守りますので、宜しくお願いします。
 そして、連絡を待っています。』

そんなメールをもらったものの、少女との性交を禁じたのはともかく、禁欲、自慰すら禁じさせたのは
さすがにヤり過ぎか?と多少の懸念はあった真佐美であった。
   (しかし、即効で同意の返信が来た際には、さすがに苦笑を禁じ得なかった。)

もっとも、最初は、まさにヤりたい盛りのド真ん中の少年が約束を守るか、半信半疑であったのだが、
時折、校内で等、偶然にすれ違った際、思わせ振りに近付いてみると、たったそれだけで遠目でも判る程に
股間をモッコリさせている所を見ると、どうやら必死になって約束は守っている様であった。

もっとも、当人にとってはそれはまさに気の遠くなる位の長い一週間であった。
ただ、もう一度あの熟れた女体との官能だけを夢見て我慢し続けた一週間であった。

そして、ようやくにも来た連絡メール、ただ一行のそっけない物が届いた時には、まさに踊りださんばかりに
狂喜する少年であった。

『明日、土曜日、09:00、旧校舎、保健室にてお待ちしています。』

そんなこんなで(興奮のあまり)眠れぬ夜を過ごした少年は、暴発寸前の股間を宥めながら約束の場所へ向かう。

グランドや本校舎で勉学や部活に勤しむ級友達の目を逃れ、こっそりと忍び込んだ旧校舎はひっそりと人の
気配も無く、静まり返っていた。

そして、足音を忍ばせながら、校舎片隅の、今や全く使われぬ保健室へと向かう少年。

やっとたどり着いたその部屋のドアノブへ伸ばした指先は、自分でも滑稽なほどに震えている。
そっと開けたドアを入り、後ろ手で閉めてから入念に施錠。
そして、締め切られた室内に漂う甘い香りに包まれただけで、イッてしまいそうな程に興奮してしまう少年。

『き、、来てる、、ど、こ、かな、、、どこなのかな、、、』
そう、、その香しい匂い、熟女の濃厚な女性フェロモンはまさにあの時の匂いそのものであった。
そしてキョロキョロと落ち着かぬ視線で室内を伺った少年は、保健室のベッドを囲むカーテンに気付き、
震える足元を叱咤しながら、ゆっくりとそちらへ向かった、、、、、のだが、、、、、

ふわっ、、、、とばかりに甘い匂いに突然に包まれた少年、、、、そして、、、、、
「!?、、うわっ、うわわわっっ!?!?!?」
なんと突然に背後から抱き締められた少年はそれに驚く間もなく、すかさずアイマスクで視界を奪われ、
更には両手を背後に纏められると、何か布切れの様なもので拘束されてしまったのである。

そして、、、、、、、、、、
「うふふふ、、、お久しぶり、、、元気だった、、、、、あら、、スッゴい元気ねぇ、、、、」
そう耳元で囁かれると同時に、背中にムニュゥッとばかりに、何やらとてつもなく柔らかい、だがしかし弾力の
ある物体が押し当てられるのを感じた少年。

すると耳元で囁いた熟女は、その豊満な乳房を少年の背中に押し当てると同時に、やんわりとその自ら白いの
指先を股間に伸ばして、軽く撫でてしまったのだ。
『お、オッパィだ、、オッパィだぁっ!!、あ、あぁ、、だ、ダメ、ダメだ、ダメだぁっ!!』
「あぅっ!!、ダ、、ダメ、出る、出ちゃうっ!!、あ、、あぅっ!!、、んっ!!!、んーーーーっっ!!」

もはや、限界であったのであろう、、、、、、、
禁欲の果てに、直接そんな刺激をモロに受けたのだから、、、、、

真っ赤な顔で歯を食いしばったかと思うと、同時に室内に広がるイカ臭い臭い、、、そして、見る間に広がる
少年のズボンの股間の染み、、、、、、
なんと、禁欲のあげくに、些細な刺激を受けただけで射精してしまったのだ。

ずびゅぅぅ、、づびゅるぅぅぅ、、ごぷぅぅぅ、、、
激しく精を放つ度毎に、どくどくと幹全体が脈動するのが、ズボンの布越しですら把握出来る。
そんな指先の感触に、今更ながら若さを感じる真佐美であった。

だが、当の少年はそれどころではなかった。
麗人を前にしての失態に、情けないやら悔しいやら、、、、、、、、
だが、端正な顔を真っ赤にして、口籠もるしかないそんな惨めな姿に、益々母性本能(?)を刺激される真佐美。

そして、更に少年の耳元に唇を近付け、まさにその耳たぶを嘗めるかの様な近さでそっと囁いたのであった。
「うふ、若いってイィわねぇ、、大丈夫よ、、今度はちゃんと教えて上げるわ、、、」

そして官能の時が始まる、、、、、、、、、、




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