[木山教頭の生物授業(前編)]
学校の職員室に電話がなった。電話の側にいた木山教頭が電話を取った。
「はい、英正学園、教頭の木山です。」
電話の相手はかねてから学園に来て頂いてる生物講師だった。声が辛そうである。
「あ、もしもし、生物講師の山本です・・・すみません、ここ何日か体調が悪くて、
医者に診てもらったら、肝臓が弱ってるといわれてしばらく入院することになったんですが・・・」
「ああ、大丈夫ですか?先生、ちょっと飲みすぎましたね?酒はほどほどにしないと。
で、講義はお休みになるのですか?」
「申し訳ありませんが、そうなってしまいます。
で、私の代わりに講義をしてくださる先生をお願いしたいのですが・・・1ヶ月くらい。」
「じゃあ、私がやりましょう。こうみえても数年前までは生物を教えてたのですよ。
安心して休養なさってください。」
「ありがとうございます。ではすみませんが宜しくお願いします。」
かつて生物の教師をしていた木山はその丁寧でわかりやすい教え方で教育関係では有名だった。
受験の選択科目に生物を取る生徒も多いので殊更だった。その甲斐あって晴れて教頭に出世したが、
日々の激務によって男性機能が落ちていったのだ。
教頭として、男として自信を失いかけた頃、景子たちに会ってまた、昔の自分を取り戻したのだ。
彼女達の肉体には論理では理解できない神秘がある、と木山は思っていた。
久々に白衣を着け、木山はその日の授業を行った。
英正では生物は1年生は全員必修だが、2、3年生は選択科目になっていた。
木山は教科書や黒板を使わない実物を使った講義が得意で、
その授業は山本講師では判らなかったところもすんなりと判るものであった。
木山も久々の講義に意気揚々としていた。
昼休み、講師による午後のスケジュールを見た木山は思わず残忍な笑みを浮かべた。
午後は3年生の生物選択で、あの春川かおるも受講していたのだ。
黒志会のメンバーはいなかったが特別に参加させようと思った。
山本講師は新婚ホヤホヤで、珍しく景子達には興味がなかったのだ。
だからかおるとってこの授業は一生徒に戻れる数少ない時間だったのだ。
「かおる・・・君に素敵な授業を教えてあげるからねククク・・・」木山の一物がビンビンになっていった。
授業がある生物室にかおるが行くとなんと木山と黒志会のメンバーがいるではないか。
かおるが逃げようとするとすぐに黒田に捕まった。
「かおるちゃん〜今日は特別な授業だって言うから俺達も受けるんだってさぁ。
仲良く一緒に受けような。」
「いやあ!そんなの!あああ!」木山がしずかに言った
「春川君、授業が始まるから静かに。今日は体液と分泌液について講義をします。ではルミ子君入ってきなさい。」
そこには全裸に内臓の絵を描かれた佳代夫人がいた。手にはなぜかオニギリを持っている。
「人間は食物を消化したり生命を維持するために様々な体液や分泌液を出します。」
そういって木山は佳代夫人の体中を教鞭でツンツンと執拗に突付きながら説明をしていく。
夫人は生きている人体標本なのだ。
「先ずは汗、これは体温調節や新陳代謝をするときに出ます。興奮すると出るときもあるね。ほら」
佳代は腕を挙げ汗でしっとりとした腋毛を見せた。
「春川君、ここに来て標本の汗の匂いと味を見てごらん。」
かおるは自分の母の脇に顔をうずめ匂いをかぎ、チロチロと舌で汗を舐めた。
「ああ・・・ママいや標本の汗の匂いは甘酸っぱいいい匂いです。味は少ししょっぱいです。」
「よろしい。では次は唾液です。春川君、標本の唾液を吸ってごらん。」
かおるは母と生徒の前でキスをしだした。
「ようく舌を絡めて吸ってごらん。」
チュパチュパジュ〜といやらしいディープキスを交し合う母子。
「あ、味はありません・・・」
「では、標本にオニギリを与えてごらん。ルミ子君よくかんで飲み込まないように」
そして佳代がよく咀嚼したオニギリをかおるは口移しで食べさせられた。
「ほ、ほんのりと甘いです・・・はああん」
「こら!かおるしっかりしろよ!」黒田達の野次が飛ぶ。
「唾液にはアミラーゼという酵素があり、デンプンを麦芽糖に変えるのです。
麦芽糖は小腸でマルターゼという酵素でブドウ糖になります。」
木山は佳代の腹部を撫で触っている。
「ブドウ糖は体の大事な栄養素ですね。
アミノ酸、脂質、ミネラル・・・で人間は生まれたときはそれらの栄養を全て母親の母乳から摂るのです。
母乳は乳腺で分泌されます。」
木山は佳代の大きな乳房を揉み上げ、ピンクの乳首をこねくり回した。
佳代は体をくねらし喘ぎだした。
「ふむ、乳首が立ってきましたね。では春川君、標本の乳首を吸って母乳が出るかどうか確認してごらん。」
「出、出ません・・・」
「もっと刺激をするんだ。そうか出ませんか。春川君は標本の母乳を出すことができませんでした。」
木山は教鞭でかおるの尻をピシッと叩いた。何度も叩くうちに標本と生徒の目から涙が伝っていった。
「これは涙ですね。涙腺が刺激されて出ます。目の角膜を保護するのですが興奮するとこんなに出るんですねククク・・・」
勿論、母の涙もどういった味かかおるはみんなに教えなければならなかった。
そして、授業の終了のチャイムが鳴った。
「ああ、今日はこれで終わりですね。次は生殖をつかさどる分泌液と体液についてです。予習を忘れないようにね。」
そして、かおるは自分と3-Dの生徒全員の精液の味の違いをレポートするように言われた。
生物室ではしばらく何かを舐めるような音と嘲笑が聴こえた。
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