こちらは私が毎週の更新を楽しみにしているサイト、「耽美画報」の作品「ニュータウンの奴隷家族」の最近の展開に
インスパイアされ、作成したものです。

「耽美画報」を主催されている「白河」様、ご了承ありがとうございます。

さて、その内容はと言えば、新婚旅行の名目で母子と温泉旅館へ行く事となった井川のお話です。
そのような美味しいお話をなぜ横田や黒田、黒豚女史が許したかとも思うのですが、
そこは、まぁ、、、、、、、割愛、単なる論功行賞と思ってください。

それでは、、、、

新婚旅行-01

晩秋の週末を利用し、温泉旅行へと出掛ける一組の新婚夫婦がいた。
だれあろう、令未亡人である春川佳代夫人と学園の用務員である井川である。
奴隷の調達(?)に功績のあった井川は、夫人の別名であるルミ子と夫婦になれたのであるが、
なんとそれは、単なるお遊びに止まらず、実際にこうしてわざわざ新婚旅行までもがプレゼントされたのである。
とうぜん、この旅行のあいだ、佳代夫人はあくまでも「井川佳代」、
井川の新妻である事を命じられている。
そして、なぜだかこの旅行には夫人の一人息子であるかおるまでもが同行を命じられ、奇妙な3人家族の温泉旅行が始まったのだ。

そして、そこへ向かう電車の中、ボックスシートに座って向かう会う夫人へ井川が声掛ける。
「お前は温泉旅行なんか久しぶりじゃないか?楽しみだな、あぁ?佳代。」
すっかり亭主気取りで自分を呼び捨てにする初老の用務員に屈辱を堪えきれず、血の出る程に唇を噛み締める佳代夫人。
だが、そんな令夫人の様子を楽しげに見る井川は更に言葉を続ける。
「もっとも、これから行くとこ、お前は二度目だよな、たしか前に来たのは、、、、、」
「あぁ、、お、おっしゃらないで、、、お願い、お願いでございます、、せめて、別の場所に、、、違う場所にして下さいまし、、、、、」
それだけ言うと、言葉に詰まり、もはや嗚咽を漏らす事しか出来ぬ佳代夫人。

「何言ってやがる、お前みたいな年増のオバンを嫁にしてやるだけでもありがたいのに、
 こうして、わざわざ新婚旅行にまで連れて来たやってんだ、文句を言ったらバチが当たるぞ。」
自分の年を棚に上げて、あえて夫人の指摘事項を無視する井川。
そして、そこまで言ってから、ごく些細な事の様に目的地に言及するのだが、その言い方はありにも酷いものであった。
「それに、目的地はあそこだから、良いんだろうが、お前の新婚旅行をもう一度繰り返し、
 言わば、なんだっけ、、、、そぅそぅ、、生まれ変わったお前になる為に必要、、、、な、えぇ〜〜っと、、、、
 まぁ、、とにかく、、、、そう言うことだ、、、、」
それを聞いた夫人は、もはや零れる涙を抑える事が出来なかった。
俯いた姿勢のまま大きく肩を震わせる佳代夫人の和服の上に、ポタポタと大粒の滴がこぼれ落ちる。

そう、、、なんとこの新婚旅行の行く先は佳代夫人が初々しい十代の時、乙女として出掛けた場所であり、
亡き夫との美しい思いでの旅でもあったのだ。

そして、今回の旅行、佳代夫人の心身を汚すだけでなく、思いですら奪おうとする獣達の悪辣さに、
当初、目的地を知らされた際には、まさに血の涙を流しながら許しを請うた佳代夫人であるが、
当然、それが聞き届けられるはずもなく、激しい責め苦、更には大切な一人息子のかおるの肉体改造まで言及され、
結局いつもの如く承諾させられた、哀れな令夫人であった。

だが、承諾させられたものの、こうして少しずつ目的地へ近付き、またこの計画を思い付いた
横田や女史から散々説明されたものの、先ほどの様に簡単な言葉すら忘れてしまう位の
程度の男を夫として扱わねばらぬ事の惨めさ、情けなさに最早涙の止まらぬ佳代夫人であった。

そして、その悲しすぎる姿に声を掛ける者がいた。
「あぁ、、、ママ、、泣かないで、、ねぇ、、ママ、、ママ、、、」
それはもちろん、夫人の一人息子のかおるであったのだが、その大切な一人息子のかおるも、
女性ホルモンでの治療や男性からの責めにより、もはやすっかり外見、いや内心も少女として作り替えられており、
その衣装もまた、今で言うところのA○B風のミニスカブレザーの制服を着せられていたのだ。

そして、その可愛らしいチェックのミニスカに指を伸ばした井川はその裾を摘まむと、そろそろと持ち上げながら
夫人へ声を掛ける。
「おぃおぃ、嬉し泣きは判るがせっかくの旅行だ、もっと明るく行こうぜ、じゃないと、、、、」
「!?や、止めて下さい、、お願い、止めて、、、」
「ヒッ、判りました、判りましたら、、かおるには酷い事しないで、、お願い、、」

そう、かおるは今、外見こそは制服もどきに身を包んでいるが、なんと下着は何一つ許されてはいなかったのだ。
当然、そのままミニスカを持ち上げられては、少女然とした風情にあり得ぬ股間のモノを晒す事となってしまう。
哀れな奴隷母子の哀訴の合唱(?)に気を良くした井川は、その指を離しながら、
更に残るもう一人の奴隷に言及し、母子へとだめ押しとした。
「それに、あんまり粗相をしたら、すぐ連絡するからな、、お前らだって景子が酷い目に会うのは避けたいよな、、、、、」

そう、、、あえて景子を同行させなかったのは、景子を抑えて母子の動きを封じる狙いもあり、
景子とはもはや他人とは呼べぬ間柄である母子に、今さら抗うすべなど何一つありはしなかった。

そして、その奇妙な新婚家族(?)を乗せた列車は目的地に近付きつつあった。


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