佳代夫人の不妊治療-2
その余りにも酷い、言わば『不妊の刑』を受けさせられてしまったかおるを前に、もはや生きた心地のしない哀れな未亡人、佳代。
だが、その生き恥地獄は、未だ始まってもいなかったのである。
じっくりとかおるの金玉を茹で上げた(?)黒志会の一行は、ようやく春川母子の拘束を解いた。
だが、文字通り、半狂乱の母親に比べ、正直目隠し耳栓であったかおるは、その不自然な責めの意味を理解出来ぬのか、代えって
その母、佳代夫人の様子に戸惑うだけであった。
「あぁぁっ、、、かおる、、大丈夫、、ど、どこか痛く無い、、、平気、あぁ、、どうしましょう、、、どうすれば、、いったいどうすれば、、、」
「??、、!!、、ママ、、、ママッ!?、、、なに、、、いったいどうしたの、、平気だよ、、いったい何?」
まさに血相代えて自分の身体をまさぐる母の様子に、ただ戸惑うだけしかない、何もしらないかおる。
なんと言っても、母は、そして自分も相変わらず全裸、素っ裸であり、それよりも未だその傍らにニヤニヤと不気味な笑みを浮かべている
黒田達がいるのだから。
しかし、まさか実の母親として、息子の子種が断種させられたかなど、口が裂けても言えぬ佳代夫人は、そんなかおるの質問にも
ただ、辛そうに瞳を逸らすコトしか出来ない。
すると、その哀れな母子を黒田から意外な提案が成されたのは、その時であった。
「ふふふふ、、ママさん、、大分、心配らしいな、、、、、安心しな、、これから医者に連れてってやる、、、と言うか、
これから、医者へ行ってもらうぞ、支度しな、ママさん、かおる。」
そうだ、医者だ、そんな簡単なコトすら思い付く事も出来ぬ程に動揺していた佳代夫人は、その『医者』の言葉に最後の望みでも掛けるかの様に、
必死になって応じる。
「、、ホ、ホントですか?、、、そうよ、お医者様よ、、、あぁ、、早く、早く、診て頂かないと、、、平気よ、、絶対ダメになんかなってないわ、、」
「?、お、お医者さんって、、、ママ?、、なに、、、いったい、何があったの?、、ボク、どうかしたの?、ねぇ、ママ、、ママッ!!」
母の余りの動揺っぷりに、さすがに異常を察したかおるが、先ほど以上に強く母に質ねるが、とても真実など言える筈も無い佳代夫人。
すると、それを見かねて(?)横から口を出そうとする志賀達であったが、まさに血相変えてそれを遮る佳代夫人である。
「ふふふふ、、それはなぁ、かおるぅ、、、実はお前はもぅなぁ、、、」
「?!、!!!!、、い、言わないで、、、、そ、そんな事絶対に言わないでっ!!!!」
まさかにも息子が『種無し』になってしまっているなどと、思いたくも無い佳代夫人は、自分の立場も忘れ、思わず激高してしまう。
それは全てを知っている黒志会の一行はともかく、何も知らぬかおるが思わず口を噤んでしまう程、強い口調であったのだ。
「ふふふ、だったらオレの言う事に絶対逆らうなよ、ママさん、、、」
そして、文字通り、佳代夫人の急所を再確認した黒田は、春川母子の拘束を解き、外出の支度を促す。
だが、慌てて身支度を整え終えた佳代夫人が、着替えるべく自室へ行こうとした時、その足元へ別の衣装が放り投げる様に置かれると共に、
さも面白そうな男たちの言葉が告げられる。
「おぃおぃ、かおるのママさん、今日はいつもの格好はしなくて良いぜ、、こいつを着て出かけるんだ。」
その言葉に、思わずその衣装を手にした佳代夫人の美貌が、羞恥の為に真っ赤に染まる。
それもそうであろう、それはなんとかおるの部屋にあった、かおるの下着、ランニングシャツと半ズボンではないか。
「!!!、じ、冗談は止めてっ!!こ、、これはかおるのモノじゃないですかっ!?困りますっ!!、こんなモノ着て出かけられ訳ないでしょっ!!」
「ほぉ、、早速逆らうのか、、、ママさんは、、じゃぁ、医者に行くのは止めだな、、、もう一度さっきのを、、、、」
「!?、、、あぁっ!!、、す、すみません、、、着ます、着ますから、、、それだけは、、、それだけはお許しを、、、」
さっきまでの猛女振りがまるで別人の様に、従属する佳代夫人を満足げに見る黒田達であったが、震える指先でその羞恥衣装を手に取る
夫人に向け、妙な理屈を説明する。
「ふふふ、、何か不満そうだが、まぁ聞けよ、ママさん、これでもオレは気を使ってるんだぜ、、、、」
「これから連れて行ってやる医者は普通の町医者じゃない、、不妊の専門医なんだぜ、、そんなトコ、普通、母親が息子を連れて行くかい?」
「そんな事、世間にばれたら、それこそ、あそこはいったいどれくらいの『超マザコン母子家庭』だなんて噂があっと言う間に拡がっちまう。」
「だから、これを着て、これから出掛けるママさんもかおるの母親じゃない、、、そうだなぁ、、、かおるの付き添いで、、、、
うん、、、春川家の女中で、、、、名前も、、、ルミ子、、、小桜ルミ子って事で通すんだ、、、、、」
ペラペラと説明する黒田の台詞に、ただ唖然と聞き入るしかない佳代夫人。
だが、今は何よりも息子を一刻も早く医者に見せたい一心の夫人は、そんな珍妙な理屈にも逆らうどころではない。
「判りました、、ルミ子、、私は付き添いで女中のルミ子なんですね、、判りましたから早く、早くお医者様にかおるを、、、」
「ふふふ、慌てるなよ、ママさん、今、車を呼んでるところさ、、かおるも忘れるなよ、いいか、ママじゃない、女中のルミ子だ、、
あと、、、ママさん、『かおる』じゃないだろ、、、そうだなぁ、、『かおる坊ちゃま』ってトコかな、、ふふふふ、、」
そう妖しくほくそ笑む黒田達の見守る中、さっぱり要領を得ないながらも、母の剣幕に押されそう納得させられるてしまったかおると
今や女中へと身分を代えられてしまった佳代夫人が、黒田の準備した紹介状を持ち、到着したタクシーで春川家を後にしたのは、それから
まもなくであった。
数刻後、奇妙な年の差カップルの姿が、とある不妊治療専門医の待合室にあった。
そこは専門医とあって、やはり不妊に悩む男女が何組か同じ様に順番を待っているのであったが、やはりその中でもかおると佳代夫人、、
ではない、、かおるとルミ子の2人は、一際異様を放っている。
まずはやはりルミ子の衣装であろう。
無理やり着させられたかおるのランニングシャツと半ズボンは、その豊かなルミ子の肢体を隠すどころか代えって強調する意味にしかならず、
何よりもその大きく開いた胸元から溢れ落ちそうな程にはみ出した巨大な乳房と深い谷間は周囲からの痛い程の視線が集中している。
そして、ルミ子の年齢もまた注目される的である。
如何に若々しい佳代夫人であっても、今、待合室に多くいる実際の20代の女性陣と比べれば、さすがにその差は如何ともしがたい。
そう、、言うなれば、今かおるとルミ子のペアは、高齢出産での不妊に悩むアラフォー女子(?)とその若い燕。と言う年の差カップルにしか
見えない組み合わせであったのだ。
それをチラチラと妖しい視線で覗き見しながらヒソヒソ内緒話しをする周囲のカップル。
静まり返った待合室は、そんな小声も否応なく佳代夫人の耳に届く。
『ねぇ、あの2人、なんか変じゃね、、、』『シッ、そんな事、失礼よ、、、、』
『ふん、、結構イィ年のくせにあんな若い男捕まえて、、』『そうかぁ、、あれが噂の肉食女子かぁ、、』
だが、まさか自分がかおるの実の母親であるなどと言える筈も無い哀れな佳代夫人は、ひたすらその心無い噂話と好奇の視線からの
言わば公開羞恥責めに耐えるしかない。
『あぁ、、ち、違うんです、、、カップルなんかじゃない、、母親なんです、、、息子なんです、、、、、』
しかし、例え説明出来たとしても、もしそんな事、この場で言えば、それは代えって惨めな結果に成る事は目に見えて明らかである。
いったい、どこの世界に息子の不妊を主導して専門医に診せに来る母親がいるのだ。
それならば、確かに黒田の説明の様に、主家の息子とそれに付き添う女中の方がマシではないか。
そう自分に必死に言い聞かせるしかない哀れな佳代夫人は、その異様な雰囲気に飲まれ、すっかり萎縮してしまっている傍らのかおると
共に、ひたすら順番を待つしかなかった。
やがて、ようやく診察の順番が来て、まずは紹介状を見せてから案内されたのはその医院のかなり奥まった部屋にある特別室であった。
正直、待合室での羞恥プレイに消耗していた母子は、その気遣い(?)を疑うどころか、代えって有難ががるのだが、勿論、それには
別な意味があったのだが、今の2人がそれに気付く筈も無い。
そして、ようやく医者に息子、、ではないかおる坊ちゃまを診せる事が出来たルミ子は、その視察室に入るなり、文字通り息せき切って
事情を説明する。
「先生、、こちらのかおる、、坊ちゃまが、、お湯を、、そ、その、、あそこに掛けてしまったんです、、、だ、、大丈夫でしょうか?」
まさかにも、息子が睾丸を鍋で茹で上げられた等言える筈も無いルミ子こと佳代夫人が、慌てながらもなるべく穏当な表現で説明するのだが、
待ち受けていた医者、30代半ばの女医は、ただ無表情に渡された紹介状を淡々と読み続けている。
「、、、あ、、あの?、、、先生?」
「じゃ、検査するからこれに射精して。」
「?!」「!?」
その沈黙に耐え切れず、ルミ子が女医に声を掛けようとしたその時、おもむろにシャーレの様な物をかおるに手渡した女医は、そう言葉少なく
説明すると、すかさず席を立ち傍らの検査器具らしいものの準備を始める。
だが、その余りにも簡潔過ぎるその指示にただ当惑するしかない2人。
勿論、それが目的であるのだから、その理由も意味も判るのだが、もう少し説明があっても良いのではないか、、、、、
しかし、傍らの女医に全くその気配は見られない。
そして、その女医からの無言の威圧に負けてしまったルミ子こと佳代夫人は、言葉少なくかおるに指示するとその場を離れようとするのだが、
それに気付いた女医からトンでもない指示がなされる。
「じ、、、じゃぁ、、かおる、、坊ちゃま、、、ルミ子は外で待ってますから、、、」
「、、、?、、、、何言ってるの、あら、、全然ダメじゃない、、 えぇっと、女中の小桜ルミ子さんね、、ほら、あなたも協力して、、、」
そう、検査準備の傍ら、改めてかおるに向き直った女医であったが、完全に萎縮しているかおるの股間に気付くと、これまた簡潔に傍らの
熟女、小桜ルミ子へと協力を要請する。
「?、、、き、協力ですか?、、、あ、、あの、、き、協力って、、、、」
「だから、こちらの男性の精子の状態を調べたいんでしょ。だったら射精してもらわないと仕方ないじゃないですか。」
「、、、、、、、?、、、、、?!、、、?!?!、、、えっ!?、、、えぇっ!!!、、、そ、、そんな、、、、、ま、さか、、、」
そう、確かに言われてみれば全くもってその通りなのだが、それはつまりかおるのオナニーに協力し、射精させろという、実の母親への
依頼なのである。
そして、その佳代夫人の危惧する通りの内容を改めて明言するその女医。
「まさかって、、精子を調べたいんですよね、、でも、こちらの方、さっぱり勃起しませんよね、、、じゃぁあなたが協力しないで
誰がするんですか、、、、、」
「!!、え、、えぇ、、それは、、そ、うですが、、、、で、も、、、、じ、、じゃぁ、、かおる、、坊ちゃま、、、あ、あの、、」
「!?、、えっ!?、、、だって、、、マ、、ルミ子さん、、、こんなトコで、、、、、」
「、、、、お、お願いよ、、お願いですから、、かおる、、坊ちゃま、、どうか、、マ、ルミ子の言う事を聞いて下さいまし、、、」
先ほどの自宅から続く、あまりにも異様な状況の展開に圧倒されてすっかり萎縮してしまっているかおるの縋り付く様な瞳にも、
全てを明らかに出来ぬ哀れな佳代夫人、いや、今は女中のルミ子は、ただ、言葉少なく、椅子に座ったままの息子の傍らに跪くと、
震える指先をその股間へと伸ばすのだった。
「!!!!、あぁ、、止めて、、、いやっ、、、、」
黒田達からの女体化調教の成果か、思わず女言葉で恥じらうかおるであったが、冷徹な女医の視線に怯えて竦むその身体はまるで金縛りにでも
あったかの様に身動き出来ず、あっと言う間に下半身を丸裸にされてしまう。
すると、その無毛の股間にはすっかり萎縮してしまった逸物が力無くダランと鎌首を下げているだけではないか。
勿論、勃起状態と精子の状態は無関係なのだが、まるでそれがかおるの不妊状態でも示すかの様に思えた佳代夫人、いやルミ子は、
それを見ただけでも、果てしない絶望感に囚われずにはいられなかった。
そして、まるで全てを見越しているかの様に傍らの女医が、わざとらしく小さくため息(失笑?)を漏らすのが聞こえた。
(、、、、『、、、、ふっ、、、、』)
そして、その瞬間、そんな最悪の事態、一人息子の不妊化など、絶対に認める訳にはいかない佳代夫人に、突然スイッチが入ってしまう。
「!!、ち、違います、、かおる、、坊ちゃまは、、、いつもは、、その、、、」
「?、、あら、、じゃぁ、あなたの魅力で勃起させてあげれば良いじゃないですか?」
「!!、、、、、くっ、、、、わ、、判りました、、、、し、失礼致しますね、、、、、どうぞ、、かおる、坊ちゃま、、、こ、この
イヤらしいルミ子の身体を見て、、、よく、、見て下さい。」
そんな嘲笑交じりの女医の扇動に、勝気な佳代夫人の性根が間違った方向へと向かってしまい、なんとかおるからやや離れた場所で、
すっくと仁王立ちとなった夫人は様々なポーズを取り始めてしまう。
『あぁ、、、止めて、、、ママ、、、だめだよ、、、ママを見て、、そんなコト、、ダメだよぉ、、、、』
しかし、心根の優しく母思いの少年であるかおるにとって、それはあまりに酷い仕打ちであった。
よりにもよって実の母である佳代を見て勃起させるなど、それはまさに最愛の存在を自ら汚すコトに他ならぬとしか思えぬかおるは、
ただ辛そうに瞳を逸らすコトしか出来ない。
「あらあら、すっかりイヤがられている、うぅんなんか嫌われているご様子よ、やっぱりお年も考えて無理為さらない方が良いのでは
ありませんか、、、38才の小桜ルミ子さん、、、、うふふふふふ、、、」
、、、既にこの時点、自分の年齢さえ相手が知っているコトの不自然さに、普段の佳代夫人であれば気付くのであろうが、息子の不妊で
あるかどうかとの一大事では、やはりそんな冷静な判断は無理であったのであろうか、、、、
もはや頭に血の昇ってしまったルミ子、いや佳代夫人にはそんな女医の嘲笑だけが耳に残ってしまう。
そして、更に夫人を煽る様にその耳元で囁く女医。
「うふ、、、そうですわねぇ、、、例えば、、、これくらいしなければダメなんじゃないですか、、、魅力不足のルミ子さん、、、
でも、お年を考えれば、あまりご無理為さらない方が良いですわよ、、、、」
「!?、、、!!!!、、、、な、、何を、、そんなこと、、、、、、、くっ、、、出、、来ますわ、、、それくらい、、
か、かおる、、、坊ちゃまの為ですもの、、、、、」
そして、その女医に『出来るものなら直接刺激位してみせたらどう?』と挑発された夫人は、その言葉通りになんと、かおるに近付くと
床上に膝まずき、その息子の華奢な身体に自分の豊満過ぎる肢体をピッタリと密着させたかと思うと、なんとそのまま右手をかおるの
股間へ伸ばしていくではないか。
「?、、!!!、 ヒッ!!、マ、、、ルミ子、、さん、、、、ダメ、、、、そんな、、、、はぅっ!!、、ンーーーーーッ!!!」
見知らぬ他人である女医の眼前で、まるで別人の如き痴女と成り果ててしまった愛しい母の変貌に狼狽するしかないかおるであったが、
さすがにそこまでされては股間も反応をしない訳もない。
まさに瞬く間に隆々と膨張していくかおるの股間。
もはや恥も外聞も無く、人目を憚るコトすら忘れて、その実の息子のムスコを握り締める佳代夫人であるが、その握ったモノの力強さは
かおるの不妊化に怯える夫人にとって、まさに一縷の望みにすら思えて仕方なかった。
「あぁぁ、、す、すごい、、大きいですわ、、かおる、、坊ちゃまの、、硬くて、、、太くて、、大丈夫、、これなら、、、
絶対に大丈夫ですわ、、、、、ねぇ、、、先生、、、そうですわよね、、、、、平気ですわよね、、、、」
だが、先ほど記した様に、正直、勃起度と精子の状態は無関係である。
「さぁ、、ですからまずは調べないと、、じゃぁ、こちらの方へお願いします。」
「!!!、、そ、、そんな、、、、あぁ、、、大丈夫、、絶対に大丈夫よ、、、」
冷酷にすら聞こえるその女医の冷静な指摘に、思わず怯える佳代夫人であるが、懸命に自分に言い聞かせ、いよいよとかおるを追い込む。
「はぁはぁはぁ、、さ、さぁっ、、かおる、、坊ちゃま、、、ここへ、、、ここへお願いします、、、」
「、、、あぁぁ、、だ、、ダメ、、で、出る、、、出るぅぅっっ、、、、ンッ、、ン〜〜〜〜〜ッッッ!!」
いよいよ激しく実の母にシコられてしまったかおるは、あっさりと達してしまい、その若さ溢れる塊を溢れる程に容器へと注ぎ込む。
どぷぅ、、、ごぷぅぅぅ、、、ずびゅるぅぅぅぅっっっ!!
べちゃ、、びちょっ、、、ぶちゃぁぁっ、、、
汚らしくも湿った音と共に、文字通り湯気さえ立てる程に視線な精子が夫人の手に持つ容器へと注がれていく。
まさに若さの成せる技であろうか、瞬く間に重くさえ感じられるその息子の多量の精液。
さらに、それを震える指先で慎重に扱いながらも、傍らの女医へと手渡すルミ子(佳代夫人)は、そのまま調査機材へとそれを
持っていく女医の行動をただ見守るしかなかった。
「、、、せ、、先生、、どうでしょうか?、、あ、、あんなに勢い良いんですもの、、かおる、、坊ちゃまも、、あんなに
元気なんですもの、、、、平気ですわよね、、、大丈夫ですわよね、、、、」
結果が出るまでの沈黙に耐え切れず、調査する女医の背中へとひっきりなしに声を掛ける佳代夫人。
そう、未亡人の佳代にとって、この結果はそれほどまでに重大な意味を持っているのだ。
だが、その結論はあまりにもあっさりと下された。
「うぅ〜〜〜〜ん、、、あんまり元気ないわねぇ、、、、、ホント、お湯零しただけ?」
「?、、、!!!!、、、、、そ、、そんな、、、、だって、、、、先生、、、そんな、、、そんなぁ、、、、、」
その余りにも救いの無い言葉に、一瞬気が遠く成りかける佳代夫人であったが、そんなコトなど気にもしない女医は、あっさりと
身体をずらして正面検査器具の画面を夫人へと見せる。
「ほら、、参考までにこっちが普通の成人男子の健康な精子、、、それでこっちがこちらのお坊ちゃまのモノ、、ね、見て判るでしょ。」
言われた様に画面を見れば、そこには2つに分割された画面の中、全く別々の動きを示す画像が写っている。
確かに傍らの画像の中の精子は元気に動き回っているのだが、もう片方のものは量こそ同じ位写ってはいるが明らかに動きが鈍いのだ。
「!!!!、、、あ、あぁぁぁ、、、せ、、先生、、、大丈夫ですわよね、、、治りますよねぇ、、、、先生、、先生っ!!」
その明らかにされてしまったあまりにも残酷な現実を前に、もはや半狂乱となりかけた哀れな佳代夫人は、ルミ子としての
芝居すら忘れ、文字通り目の前の女医に縋り付くしかなかった。
「あら、そんなに心配するコトないわよ、、、別にこれくらい、、、」
「!!!!、、、ほ、ほんとですか?、、本当に大丈夫なんですか、、、、、」
「えぇ、、大丈夫、、なんと言ってもまだ若いんだから、お湯でも掛けないかぎり、すぐ治るわよ。」
「!!!!!!!、、、、あぁ、、、あ、ありがとうございます、、、かおる、、、あぁ、、かおるぅ、、良かった、、ホントに良かったわ、、、」
絶望の淵から一転、まさに一縷の望みを得た思いの佳代夫人が、歓喜の涙すら流さんばかりの勢いで傍らのかおるへと声を掛けたその時。
チクンッ!!
「あ、あ痛っ、、、え、、、な、、何、、、、、」
突然に走る二の腕の刺す様な痛み。
思わずそちらを振り向いた佳代夫人の目に入った、それからの光景はとても信じられぬモノであった。
なんと小さな注射器を片手に持つ女医が、自分だけでなく素早くかおるにまで何かを注射。
そしてそれとほぼ同時にその女医の足元へとかおるが倒れ込み、また自分も同じ様に見る間に力が抜けていく足元の感覚により、
あっさりとかおる同様、その床上へと倒れ込んでしまう。
「?、、!!、せ、、、ひ、、、」
『な、なに、、、力が、、、入らない、、、せ、、先生?!、、いったいなにを、、、、』
足元どころか口さえ回らぬ程の強烈な全身マヒ状態に陥ってしまった母子。
すると、その2人へ注射した筋弛緩剤の入った注射器をゴミ箱に捨てた女医が、かおるを放置したまま佳代夫人へと近付くと、
意外な程の力強さを見せ、あっさりとその身体を診察室の傍らにあった分娩台へと乗せてしまったではないか。
そして、熟練者の慣れた手付きであっと言う間に、その佳代の熟れた身体を分娩台へと固定し、それからまさにテキパキと幾つかの
器具を夫人の大きく広げられた股間の前に集めていく女医。
そして、その器具の中に、さきほど採取したかおるの精液が並々と入ったままのシャーレとクスコがあるのに気付いた佳代夫人の顔色が
次第に蒼白になっていく。
そう、いったいどう言う理由でかは判らぬが、この女医は、なんと採取されたばかりのかおるの精液を自分へと人工授精してしまおうと
いうつもりらしいではないか。
『!!!!、や、止めて、、止めてぇぇっっ!!、違うの、違うのよ、、ルミ子なんかじゃないの、母親なの、、私は、この子の
かおるの実の母親なのよっ!!!、、、、そんな、、、そんなバカなコト、、絶対にしないでぇぇっっ!!』
そして、恐怖に引き攣る目元と今や土気色にすら見える様な顔色を失った佳代夫人に気付いた女医は、改めてそのプランを公言する。
「あら、さすがに実の息子の子供を孕むのは抵抗がある見たいね、、、うふふ、、でも大丈夫、これからの私の説明を聞けばすぐ
その気も変わるから。」
と、既にその時点で、さすがにほぼ把握出来てしまう佳代夫人。
そう、自分とかおるの関係に気付いている。と、言う事は間違い無い、、、やはり女医も黒田達とグルであったのだ。
そして、それは勿論事実その通りであり、その黒田と共謀している女医の口から告げられるトンでもないプランとは、、、、、
「まずは、ここまで準備すればさすがに気付くわよね、、、そう、、あなたにこれから実の息子の精子で人工授精します。」
「それから、ちょっと(?)不便でしょうけど、ここで一週間程入院してもらうわ、、、、、うふ、その理由、経産婦である
奥様ならお判りよねぇ、、、、、そう、、、ちゃんと妊娠判定出来るまでの間、ここからは出さないって事。」
「そして、最後、コレが肝心、奥様がちゃんと実の息子の子供を孕んだのを確認の後、お子様の精巣、睾丸ね、、、不妊化処置します。」
「どこかで誰かがやった様なお湯なんかじゃないわ、強い薬を直接注射して完全に不妊化、まぁ、壊しちゃうわけね。」
「うふふふ、、、そうすれば奥様の血筋はそのお腹の中の子供たった一人って言う訳ね、、、、、、うふふふふ、どうかしら、、
そんな事になったら、いや、絶対そうするけど、、その時、奥様、、堕胎出来ますかしら、、出来ませんよねぇ、、、
絶対産むしかないわよねぇ、、、、、、あぁ、実の子供を孕んでボテ腹になった奥様のご様子が目に浮かぶわ、、、」
『!!!!、、、あぁぁぁっっっっ、、、ひ、どい、、酷すぎるわ、、、いやぁぁぁっっ!!そんな、、そんな事、、、
許されないわ、、絶対にいやよぉぉっっっ!!!』
なんと言う悪辣で奸智に長けている計画であろう、、、、、、、
確かにそんな状況、、、かおるの子種がもしも自分に胎内にしかおらず、さらにかおるが思うも恐ろしいのだが強制的に不妊化させられてしまったら、、、
春川家の血筋を残す事こそが絶対的な自分の指名と硬く信じる佳代夫人に取って、確かに選択の余地など有りはしないではないか。
自分の産んだ息子の子供を孕み、そして改めて産まなければならない、、、、、、、
『あわわわわっっっっ、、、ヒィ〜〜〜〜〜ッッッ!!、、助けて、、誰か助けてぇぇっっ!!』
そのあまりに絶望的な未来から逃れるべく悲鳴を上げ、、、、ようとしても薬物を注射された夫人は叫び声すら上げられない。
「、、、さぁ、、始めるわよぉ、、、、、、」
クスコを片手に自分の股間へと手を伸ばすその女医の行為を、ただ見続けることしか出来ぬ哀れな佳代夫人であった。
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