お茶会--上

「いやぁーーー、、やられましたなぁぁ、、、、」
「いや、まったく、、、まさかカキ初めとはねぇ、、」
「横田先生もかたなしですねぇ、、」「ほんと、、お恥ずかしい話しですよ。」
冬休み明けの昼休み、厳重に施錠した応接室で校長、教頭、そして横田達の談笑が
続いていた。

話題はもちろん、廊下に掲載され、全校生徒注視の的となった、春川母子そして
景子先生の書道についてであった。
景子と共に桃幻郷のような新年を過ごした3人は、春川邸で合宿なるものを行っていた
3−E勇姿達の作品に、やや複雑な感情をいだいていたのである。
もちろん、それは言い切ってしまえば、単なる嫉妬心にしか過ぎず、
息子の肉茎を筆として使ってその母に書道をさせるという、実に鬼畜な
責めに気付かなかった自分達の悔しい思いだけなのであった。

そして、そのやり場のない憤りは、いま、3人の股間にうずくまる3人のペット達が
懸命に解消しているのである。
卑猥な音と共に、夢中で咥え込む各々の奴隷の揺れ動く頭を見下ろしながら、教頭が
まるで子供のような事を言い出した。

「このままではイケませんぞ、横田先生。やはり教師たるもの、あんなち○ぽ芸以上の
 チン芸で、生徒達をアッと言わせませんと。」
「まったくです。ですが、、、うーーん、、どんなのにしましょうか、、、」

そんな時、これまで令夫人の口唇の技に恍惚としていた校長が始めて口を開いた。
「まぁ、そんなにいきりたたずに2人共、、少しは奥様の心情も考慮してですねぇ、、
 そぉだ、、、彼らが書道できたなら、、こちらは茶道というのはどうでしょうか?
 たしか、奥様は○○家の免状をお持ちと聞いておりますが、、、」

『な、、、なんて、言ったの、、いま、、まさか、、まさか、、』
おぞましい初老の男の肉茎を吐き気を堪えながらも、必死にシャブり上げる佳代夫人の
耳に、突然飛び込んで来たそのあまりの言葉。
なんとこのいぃ年の男達は、まさに子供じみた競争心だけで、再び佳代夫人の大切な
思い出の数々、優れた技を侮辱しようというのである。

その衝撃に硬直してしまった美貌の令夫人の髪を優しく撫でながら、わざと見当外れの
回答をする校長。
「おっ、、奥さんもその気になってくれたようですねぇ、、よかったよかった、、」
そのトボけた校長の言葉に佳代夫人の端正な美貌が屈辱に歪んでいく。
『い、、イヤッ!!、、いやですっ!!、、そんな事、、、、』
咥えた口もそのままに、必死に抗って小さく首を横に振り続ける佳代夫人。

そんな哀れな令夫人の仕草を眺めながら、横田が口をはさんだ。
「茶道ですかぁ、、うーーん、、いま1つ、、じゃないですか、校長。」
「いや、黎明学園の理事長がうるさいんですよ。はやくこの奥さんとまた会わせろって。
 だから、この奥さんがいかに素晴らしい数々の技をお持ちかを、自慢してやろうと
 思ってねェ。どうです、全裸茶道というのも中々オツだと思いますが。」

『ぜ、、ぜんら、ですって、、そ、、そんな事、、出来ません、絶対イヤですっ!!』
あの礼を尽くす茶道の行いを、、、よりによって裸で、、、
校長の意図に気付いた佳代夫人は、先程以上の激しさで首をふって拒絶の意を示す。
「ほぉーーっ、そぉですなぁ、、まぁ、確かに凛とした茶室にたたずむ素っ裸の熟女。
 そして、作法に従って茶を入れる姿、、、中々良いかもしれないですねぇ、、」

その儚げな令夫人の仕草に興味をそそられた教頭が、わざわざ解説し始めると、
さすがに堪え切れず、校長を吐き出した佳代夫人が絶叫するように拒絶した。
「そ、、そんな、、そんな姿で、、お茶を入れるなんて、、絶対出来ませんっ!!」
それは、、それは文化への、、伝統への冒涜以外のなにものでもない。

だが、そのまさに柳眉を逆立てる令夫人の凄艶な怒りも、次の横田の言葉の前には
たちどころに遮られてしまう。
「へっ、息子のち○ぽで習字をやった母親が言えるセリフかよっ!!」
「、、、あ、、あれは、、生徒の、、生徒の皆様が、、、、」
「ふんっ、おまえがかおるのち○ぽで習字した事には変わらないだろうが。それも、
 息子のカマを掘りながら、夢中で手コキしながらよぉっ!!」

そんな横田の教師とはとても思えぬ露骨な侮蔑の言葉に、沈黙せざるをえない佳代夫人。
その沈黙を、無言の了承と理解した校長は、さりげなく追加の命令を出す。
「とうぜん、かおるくんも景子先生も同行してもらいますよ。」
まるで普通の茶会への招待のように誘う校長に、一瞬言葉を失ってしまった佳代夫人は、
慌てて言葉を探しながら、必死に無駄な抵抗を続けるのだった。

「そ、、そんな、、だって、、神田先生が、、、」
「大丈夫、彼女はもう少し帰京が遅れるそうです。」
「だって、、、でも、、、、いくら、なんでも、、、」
懸命に言葉を探し続ける佳代夫人にトドメをさしたのは、校長の次の言葉であった。
「奥さん、、残されたかおるくんや景子先生がどうなっても知りませんよ、、、」
それはまさに脅迫のセリフであり、校長室で校長が口にして良いセリフでは無かった。

そして、横田や教頭が口々にいつもの嘲笑の言葉を言い始めるにあたっては、概に
それは決定事項に過ぎなかったのである。
「いまさら、何照れてんですか奥さん。せっかくだから、久々に免状持ちの腕前を
 かおるくんや、景子先生に見せればいいでしょう、、互いに素っ裸でね、、」
「おっ、かおるは結構気に入ったみたいだなぁ、なんか妙にムキムキになってるぞ。」

これまで折檻を恐れながら、愛しい母、懇意の令夫人に新たに襲いかかった
恥辱の責めの惨さに、はらはらと涙を流し続けていた美女と美少女(?)は、
主人の許しを得た上で、そっと各々の口中の肉茎を吐きだしながら佳代夫人へ
向き直ると、その心中を思い、せめて少しでもその罪の意識が拭えるならばと
優しく声をかけるのだった。

「ママ、、、僕なら、、大丈夫だよ、、久しぶりにママの、お茶が飲めるなら、、
 裸だって、、平気だよ、、」
「お、奥様、、わたくしも、、です、、また奥様のお手前を拝見できるなら、、、
 わたくし、、どんな、、恥でも、、」
そんな懸命に浮かべた泣き笑いの表情で自分を慰める2人の優しい心根に触れ、
こみあげる熱いものを堪え切れなくなった佳代夫人は、まるで子供のように
ボロボロと大粒の涙を溢れさせながら、感謝の言葉を口にするのがやっとであった。

「、、かおる、、松下先生、、あ、ありがとうございます、、、佳代、、、佳代、、
 せいいっぱい、、勤めさせて頂きます、、、、」
そして、どうにかそれだけ口にした佳代夫人は、まさに輝くような笑顔をもう
家族以上の固い絆で結ばれた若い2人へ向けるのであった。

『あぁぁっ、、、ママ、、、きれいだ、、ほんとに、、奇麗だよ、、、』
『奥様、、、佳代奥様、、、なんて、、美しい、、おかた、、、』
その慈母の笑顔にまさに法悦の境地になったかおると景子に気付いた横田は、持ち前の
嗜虐心、美しいものと見れば汚さずにはいられぬサドの心理を刺激され、途端に
毒付き始めた

「へっ、、素っ裸で茶をいれるのがそんなに嬉しいのかねぇ、、奥さんもかおるも
 それに景子もスッカリとマゾ露出狂の変態になっちまったもんだぜっ!!」
そのあまりにあからさまな侮蔑と嘲笑に、さすがに辛さを堪え切れず、うつむく
3人へ助け船を出したのは、以外な事に今回の提案者の校長であったのだ。

「まぁまぁ、、横田先生、、そんな露骨に言わなくても、、、とにかく我々は
 楽しみに待つことにしませんか、、、お茶会の日をね、、、、」
その意味深なセリフに何事かを感じ取ったのか、校長や教頭へ向き直る横田。
すると、その初老の2人はまるで全て予定通りである。と確認しあうように
目くばせをしているではないか。

『ははぁーーーん、、、このおっさん達、、何か考えてるなぁ、、』
カンの良い横田は、その微妙な雰囲気を敏感に察した。
考えて見れば、今更素っ裸で茶を入れるくらい、この3人にとって何程であろう。
たとえ、それが校外であったとしてもだ、、、、

同好の趣味を持つ者同士、そのナニかに気付いた横田もあっさりとこの場は引き下がる
事にした。
「、、、まぁ、、、そうですね、、、そうしますか、、、」
そして、その妙な雰囲気のまま、とりあえずその場は解散となったのである。
もちろん、それが各々の股間に膝まずく3匹のペット達へ、新鮮なミルクをたっぷりと
御馳走した後の事であったのは言うまでもないことであった。


突然に決まった全裸茶道実演の命令に、佳代夫人は久しぶりに自宅へと戻る事が出来た。
様々な手配、準備にはその方が便利だろうと言う校長の指示、いや命令とあっては
他の面々も従うしかないのであった。
校長からその言葉を聞いた時、佳代夫人はひょっとしたら、ほんのひとときでもまた
かおると我が家で過ごせるのでは、、と思ってしまった。

先程の説明では女史の帰京は遅れており、今かおるは1人春川邸に居るのである。
だが、なぜか、かおるはそれと交換するかのように、井川の所で宿泊させられる事に
なってしまい、久々の母子水入らずとはいかなかったのだが、、、

わざわざそこまで、自分を家まで戻してまで行うと言う、その全裸茶道とやら、
当初、佳代夫人は当然自宅でそのハレンチ芸を命じられるとばかり思っていたのだ。
しかし、校長の命令はそんなささやかな願望をあっさりと打ち砕いてしまった。
なんとどこかの公民館とか、なるべく公営の施設で行えと言うのである。

最初は、必死に哀願してそれを拒んだ佳代夫人であったが、校長の次のセリフで
再び、暗黙のうちに承諾させられてしまったのだ。
いわく、『そのような施設の方が彼らもムチャをしない』のだそうだ。
全裸茶道などと言うハレンチ芸を命じながら、今更ムチャも無いものだが、
以前、自宅で彼らに輪姦された事を思えば、そして今度はかおるも同行するのだと
言われれば、そんな校長の言葉を信じるしかない佳代夫人であった。

松はとれたといっても、まだ小正月の内であり、初釜の時期である。
そんな時期に行う茶会の手配を公共施設に予約せねばならぬのである、それも
あたりまえだが、なるべく友人、知人に会わない場所を選ばなくてはならないのだ。
幸い、かつて高名な師匠に師事し、講師どころか教授の免状さえもつ佳代夫人は、
近郊のそのような施設は、ほとんど知り尽くしていた。

そして脳裏に浮かんだ数々の場所から1つ選ぶのにさして時間はかからなかった。
『そ、、そうね、、、あそこなら、、きっと、だいじょうぶだわ、、』
そこは都内にあり、比較的近郊なのだが、だいぶ古くなっておりつい最近になって、
そのすぐ近くに立派な公民館を新しく作ったところなのである。
そして、そこには立派な離れの茶室があり、かえってこの時期はそんな古い方の
屋内の茶室のほうが、人目に触れにくい筈であった。

その古い方の公民館は佳代夫人も何度か使用した事があり、古風な趣きがかえって
自分に合う気がしたものであった。
そんなかつての平穏な日々の微笑ましい思い出が浮かび、つい笑みが浮かんでしまう
佳代夫人である。

そうなのだ、、、命じられた恥辱の責めが待っているというのに、なぜだか
佳代夫人の心は妙に浮き立つ思いを抑え切れずにいた。
たしかに、全裸で茶をそれも作法に従って完璧に行えなど、これ以上は無い侮辱である。
だが、その一点、、それだけに目をつぶれば、、またお茶をたてる事が出来るのだ。
佳代夫人は、あの雰囲気、、、礼に始まり礼に終わる厳粛で凛とした雰囲気が
大好きだったのである。

自分の他の様々な技はもはや、汚らわしい獣達の嬲り道具にと堕とされてしまった。
特に、、、書道など、思い出すことさえ忌まわしい事に利用されてしまった。
だが、お茶なら、、茶を入れる事等、いかにかんちに長けた獣達でも嬲りようが
無いではないか。

そして、たしかに公共の施設であれば、茶室でムチャはすまい。
であれば、、、、お茶をたててさし上げようではないか、、
下劣な彼らが見た事も無い程に完璧な作法をこなし、優雅に茶をたてて見せよう。
もちろん、今更それらを見て獣達にナニ程の影響を与えられると思うには、すでに
佳代夫人は辛く、切ない恥辱の日々を過ごしすぎていた。

だからこそ、その時までの時間、ほんの僅かの時間を楽しみにしても罰は
あたらないのではないか、、
納戸の奥深く封印したかつての茶道具を取りだして、あれこれと始めている内、
佳代夫人は、本当に久々に心の平穏を取り戻したような感覚を味わっていた。

確かに、ほんの数日前、この部屋で思い出すのも忌まわしい鬼畜の所行に励んだ事は
忘れようとしても決して忘れる事は出来ない。
そして、依然として囚われの身にあるかおるを思えば、胸の痛みを感じない訳がない。

『あぁぁっ、、かおる、、ママを、、こんな自分勝手なママを、、許して、、、』
だが、しかたのない事なのである、全て命じられた事、、それも今の自分達母子に
主人として君臨する教師達の命令に、逆らう事など出来るはず無いではないか。
心の内で息子へ侘びながらも、そうやって自分に言い訳しながら茶の支度に
心、弾ませている自分。

いや、むしろそのような情けない、自分勝手な自分をどこか、陶然と受け入れてしまう
のは、やはりこれまでのマゾ調教によって自虐傾向がほぼ完璧に佳代夫人の心理に
刻み込まれた証拠だったのであろう。
『えぇーーーっと、、確かあそこは、、炉もお釜もちゃんとあったから、、、
 後は、、お茶椀と、、お茶と、、茶筅に、、』
『着物は、、、、帯は、、、、、』

そこで待つものがどれほど惨いものか、、自分の想像がいかに甘いものか、、、
そしてそれらを心弾ませて支度していた自分が、いかにあさはかであったか、、、
そんな事も知らずにいつしかそれらの手配、準備に夢中になっている佳代夫人であった。


やがて全ての手配を終えた佳代夫人は、当日早朝まさに完璧な装いで春川邸を後にした。
そう、、それはまさに完璧に正装をした、かつての令未亡人、町内のマドンナ
春川佳代夫人の再現であった。
決して派手ではないのだが、良い品である事は素人にさえ判る和服を1分の隙も無く
着こなし、お淑やかに楚々として駅まで向かう佳代夫人。

駅から新宿へ出るとそこで合流と為、しばらくかおるや景子達を待つ佳代夫人。
ここで、3人で待ち合わせしてから茶会へ向かう予定であったのだ。
こうやって、1人静かに駅へ向かい、電車にのり、待ち合わせをしているとまるで
この数ヶ月の出来ごとがウソのように思えてなら無い。

以前もこのようにしてよく、茶会へ出かけたものであった。
学生の頃、、新婚の頃、、かおるが小さい時はその手を引いて、小さいかおるはそれは
まさに天使のように愛らしく、茶会へ集う友人達へ愛敬をふりまいては、笑みを誘った。
それはかおるが長じても続き、中学、、高校に入学した後さえ、、、、

そこまで、思い出の小道を笑みを浮かべながら散策してきた佳代夫人は、そこで
思わず顔が強張るのを抑える事が出来なかった。
そう、、あんな事、、、あんな事さえなければ、、いまでも、、、、
『い、、いけない、、、今更、、どうしようもないわ、、せめて、、今日の、、事
 だけを、、あの場所へつくまでは、、その事だけを、、考えましょう、、、』

イヤな、陰惨な記憶を封じ、約束された恥辱に目を閉じ、必死に現実逃避する佳代夫人。
そこへ、まさに目を覚めるような和服美人が2人、近づきつつあったのだ。
その忌まわしい事実から逃れるように、うつむいてた佳代夫人は人の気配に顔を上げる。
そして、自分へ向かって来る2人の美女と美少女に怪訝な目を向けていたのだが、、、

「ま、、松下先生せんせい、、、それに、、か、、かおる、、ちゃん、、、」
その正体に気付いた佳代夫人は、思わず唖然となって呟くほかなかった、、、
なんと、今日の茶会の一方の主役である、若者2人は景子はともかく、かおるまでが
楚々とした和服美人の身じたくで現われたのである。
それも、その着物は数々の佳代夫人の衣装の中からの品物であったのだ。

以前から和装を好んだ佳代夫人は、若い頃着用した着物も丁寧に保存している。
恥辱プレイの好きな獣達は、ときおりそれらを使って景子や、ときにはかおるにさえ
着させて和服プレイを行って事もあったのである。
自分の大切な思い出の品の数々が卑猥な行為に汚されて行くのは、身も切られるような
辛さがあったが、まさかそれをこんな時にまで利用するとは、、、

茫然と2人を見続ける佳代夫人のもとへ近づくと、丁寧に腰を折り、手をそろえて
完璧な挨拶をこなす、景子とかおる。
「奥様、、あけましておめでとうございます。」
「お母様、、あけましておめでとうございます。」

その言葉、ハッと我にかえった佳代夫人もまた、慌てて挨拶を返す。
だが、慌てながらもその返礼が完璧であったのはやはり幼少より厳しくしつけられた
身だしなみのたまものであったのだろう。
「、、、ハィッ、お2人共、、あけましておめでとうございます。」

そして姿勢を戻した佳代夫人は改めて目前の2人、美女と美少女を見つめるだけだった。
その驚愕の視線に、ポッと頬を染めて恥じらう景子とかおる。
「お、奥様、、あまりご覧にならないで、、下さい、、、お借りしているお召し物、
 自分で着たのですが、、これでよろしいでしょうか、、、」
「ママ、、私も、、自分で、着てみたの、、大丈夫かしら?、、、」

だが、それらの質問も佳代夫人はまるでうわの空で聞くしかなかった。
確かに景子とかおるも参加する予定である、だが、なぜわざわざ着物なのだ、、、
本当にこれは只の茶会(いや、全裸茶会)なのか、、、、
佳代夫人は心になにか、とてもイヤな予感が湧き上がるのを感じ始めていた。

「あ、、あの、、奥様、、、」
「、、あっ、、はぃ、、ごめんなさい、、い、いぇとても素敵ですわ、、本当に
 お上手です、、、先生も、、、、それに、、かおる、、ちゃんも、、」
その漠然とした不安を中断するような景子の声に、慌てて返事をする佳代夫人。

だが、この言葉自体にウソは無い。
確かに以前の恥辱プレイの際、慣れぬ和服の着こなしを何度も2人に教えた事はある。
しかし、今日の2人の装いはそんな即行の講習による物とは、とても思えぬ着こなしだ。
そして、、かおるの、、、息子の装い、、、若い頃自分の愛用した着物を完璧にまとい、
羞恥に頬を染めるその楚々とした風情、、、
それは、まさに自分の若い頃とウリ2つなのである。

そんなまじまじと見続ける母親の視線に、いつしか熟れた柿のように首筋、耳の先まで
真っ赤に染めたかおるは、更に恥じらう風情で小さくうつむいてしまうのだ。
そのあまりに清楚な仕草に、思わず呟いてしまう佳代夫人。
「、、ほんとうに、、奇麗よ、、かおる、、、」

「、、イヤッ、、ママ、、の、、いじわる、、、」
我が子のあまりの美少女ぶりについ、その感じたままを口にしてしまった佳代夫人。
そして、そのあまりの直線的な表現に更に恥入るかおる。
だが、それは本当の事だったのである。それは長年育み、慈しみ育てた実の母ですら、
あれは、息子でなく、娘だったのではないか、、、、と錯覚する程の美少女だった。

そして、そのあまりの事に先程、内心に湧き上がったイヤな予感もどこかへ
忘れてしまった佳代夫人は、景子の次の言葉に反射的に反応してしまうのであった。
「さっ、、奥様、、そろそろ参りましょう。」
「、、、は、、はぃっ、、そうですわね、、それではこちらへ、、、」

行く先を知る佳代夫人が先頭に立って改札へ案内する。
「奥様、、そちら、、私がお持ち致します。」
「ママ、、こっちは私が持つわ。」
「あらっ、ありがとうございます。」
あまりに自然に交わされるそんな会話に、徐々に佳代夫人は別な意味で混乱しつつある。

これは、、まさにかつての茶会への集いと同じではないか、、、
たしか、これと同じ会話を、、ここで、、、
そして、それら過去の平穏な日々へ現実逃避としながら茶会へ向かう佳代夫人の心には
先程、忌まわしい予感はすでに失われていたのであった。

そして、その談笑しつつ改札へ向かう3人の和服美女をまぶしいものをみるような目、
羨望のまなざしで見送る男達の中に、これから始まろうとする陰惨な恥辱プレイを
想像して、股間を爆発寸前にまで昂ぶらさせている者達が居た事等、美女達は
気付くはずもないのであった。


お茶会ー中へ


Topへ