タイトル[下駄箱]


 黒田がいつものように気だるく、登校してきた。
いつものように陵辱される佳代夫人を横目で見ながら下駄箱に行くと
下駄箱の前でかおるがさめざめと泣いていた。かおるの手には一通の手紙が握り締められていた。

かおるの下駄箱はなぜか3−Eの出席番号順に並んでおらず、本来の位置によりも下段の隅っこにあって、
毎日そこには他の生徒達からの手紙やプレゼントがぎゅうぎゅうに入っているのだ。
プレゼントは、使用済み避妊具や噛んだガム、犬の糞や自分のペニスの写真などといったもので、
手紙の内容は「オサセのオカマは退学しろ。うざい。」とか「チンポ丸見え気持ち悪い。」
「淫乱オカマのかおるちゃん今度はボクのをしゃぶってね」といった実にかおるの被虐心を駆り立てるものであった。

「また、いつものラブレターにうれし泣きしてるのかぁ?人気者だなぁ、かおるちゃんは。」
黒田がかおるの後ろに回り、白くほそい首筋にキスをする。ついでにおっぱいも軽く揉んだ。
「あ・・・ 黒田さん・・・。」
いつもなら必要以上に悶え、淫乱ぶりをだすのに今日は何も反応しないかおる。
「どうしたよ? 調子悪そうだな。これに何か書いてあったのか?」
黒田がかおるが持っていた手紙をとると、じっとその内容を読み出した。

最初はいつものとおり、かおるの悪口や嫌がらせが書かれてあったが、段々とその内容はこともあろうか、
黒田達「黒志会」の悪口に変わっていった。
「お前はなぁ、悪徳会社のどら息子やヤブ医者のダブリ倅のチンポがお似合いだよ。
本当あいつら、側にいくだけでイカ臭いぜ・・・云々」
たちまち黒田の顔が怒りでこわばった。
「いい度胸してるなぁ、俺達の悪口言うなんてなぁ〜 なぁかおるちゃん、
今日はこいつをお仕置きしましょうねぇ・・・  お前も付き合えよぉ」

かおるは自分のことだけじゃなく黒田達のことも書かれていたことに気づき、恐怖に震えた。
その日のうちに犯人がわかった。相手は隣の3−Dの極々普通の生徒だった。
成績も平々凡々なので今まで課外授業や優秀者奨励に預かれなかったのだ。
黒志会に入る勇気もないので、その鬱憤をかおるにぶつけていたらしい。

「すみません!もう黒田様にはあんなこと書きません!春川君にも八つ当たりしません!」
平謝りする生徒を見下ろしながら、黒田が言った。
「まったく、卑怯な手を使いやがって、俺はなお前みたいな中途半端なやつは嫌いなんだよ。」
そして生徒に拳骨を何回か奮った。
「許してください!ぼくも春川君や景子先生たちとやりたかったんです!」
オイオイと泣く生徒を見て黒田もこのずっとペットの恩恵(?)に預かれない哀れな心境が少しわかった来た。

「おい、かおる。今日はコイツの相手をしてやれ。特別だぞ。」
かおるは制服を脱ぎ、生徒の前にしずしずと来ると、生徒のズボンを脱がしてペニスを優しく咥えた。
「は、春川君・・・ありがとう許してくれるんだね・・・」
生徒はとても嬉しがった。黒田が生徒に言った。
「嫌なことがあったらいつでも来いよ。今日からお前も仲間だ。」
また、黒志会に仲間が増えたのだった。



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